全国農業コンクールに「秋田の花」が選出!

2009年05月22日 | 活動報告

58回全国農業コンクール(毎日新聞社、宮崎県主催、農林水産省など後援)に出場する20代表が決まり、県内からは園芸部門で横手市十文字町谷地新田、農業、羽川與助さんが選ばれました。

羽川さんは今春まで3期6年、県花き生産者連絡協議会(会員約370人)の会長を務めました。「秋田の花」を全国に広めたパイオニアの一人で、先輩農家(兄)2人が後進(弟)を指導し、3者が緊密に連携する「ブラザー制度」を提唱。その理念を県内に根付かせ、東北有数の生産地に押し上げました。

羽川さんは水稲専業農家でしたが「自分の目指す農業は」と考え花の栽培に着目しました。出稼ぎが当たり前の時代で、余剰米を背景とした国の「生産調整」(減反政策)が始まる直前に手探り状態で始めた花作りは、73年豪雪でハウスが倒壊するなどの曲折を経て軌道に乗り始めました。若い仲間づくりにも着手し、当時86戸の地元から9人が栽培グループ「フラワー会」に参加。今は当初呼び掛けた「1人1アール栽培」から13人10ヘクタールに拡大し、菊とダリアを主体とした自身の作付面積も1ヘクタールに上ります。その後設立した花き出荷組合は、旧十文字町が米作依存の農業から県内屈指の複合経営へ転換する契機ともなりました。(毎日新聞より)

羽川與助さんは、秋田の花づくりの第一人者。創意工夫と困難を解決してきた自信と誇りを持っていらっしゃいます。「花づくりは、ファッション産業である」が持論とのことです。全国農業コンクールの出場により、秋田の花の品質の良さが全国に知られることでしょう。秋田の農業の発展と農村地域の活性化に繋がることを期待いたします。是非、グランプリを獲得していただきたいと思います。全国大会は中央審査委員による現地調査を経て、宮崎市で7月9日開催される予定です。

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