小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

室生犀星 「陶古の女人」

2005-11-25 23:16:55 | 小説
古陶の美しさに溺れて、陶磁器がまるで人間(女性)であるかのような、深い思い入れを持つ作家の話。
馬鹿馬鹿しいほどの耽溺ぶりがおかしい。
講談社文芸文庫「蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ」に収録。(18ページ)
この文庫の表題作2つは「小品」ではないので、ここではとりあげませんが、とても面白い、ヘンな老人文学です。
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ

講談社

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2 コメント

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TBありがとうございます (くろにゃんこ)
2006-01-08 10:01:38
実は、こちらのブログ、昨日訪れているのです。

エーメ「壁抜け男」で。



老人文学(笑)って、面白い表現ですね。

室生犀星は読んだことがなくて、「蜜のあはれ」は、ブログ仲間からの紹介だったんですが、とても面白く読みました。
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>くろにゃんこさん (toshi)
2006-01-08 11:24:24
コメント・TBありがとうございます。

昨日訪れていただいたんですか?

くろにゃんこさんの読書日記(マイナー系?(笑))は、様々な本が取り上げられていて興味深いですね。

これからも楽しみに拝見させていただきます。

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