協会と選手側が代表試合の待遇でもめている(認識のズレ)ようだが手順は必要だろう。両者の立場から相手に対してどうのこうの言っても中身が分からなければ解決の仕様が無い。
まずは代表試合の収益金の分配がどういう流れになっているのかを協会が公表しなくてはならない。協会会長がマスコミ(スポニチ)に語ったところによると「(選手会は)実態を知らない人がやってるんじゃない?ボイコットなんて言ったら選手も怒るんじゃないの?欧州とは協会の経営規模が違う。弁護士同士で何が争点か、誤解のないようにやってもらいたい」と言っている様だ。
やはり選手会側には協会の金の動きの説明が一切なされていないようだ。まずはそれを見せたらどうか。弁護士対決は片側について主張を繰り返すだけなので双方の不信感が増すだけだ。日本サッカーは実力から言えば欧州、南米よりも下かもしれないがお金の動きはW杯開催が出来るレベル、つまり欧州の大国とそんなに違いがあるとは思わない。あるとすれば広告代理店やテレビ局、スポンサーにばかり金が移動しているからではないかと。選手の立場でこの構造に入り込んで自分の利益に持って行ったのは中田英くらいでそうでもしないと選手はいつまでも蚊帳の外だろう。
マスコミの報道は上記の関係上「実力も無いのに金にうるさい選手会に苦悩する協会」という報道スタンスが多くなるのが自然だ。選手に流れた金の分だけ誰が損をするのか、この点を協会が明確にしなければこの問題は動かないだろう。