トリCのブログ

ジャンル問わず現場に近いスタンスで書いていきます

民主党劇場のシナリオを推測

2010-08-28 14:36:00 | 政治

 政治に弱い政党と言えば変だが世の中にはそういう組織が日本だけではなく海外にもたくさんある。要は目的が政治にあるわけではなく権力を握る方が重要な場合にそうなる。そりゃあ誰だってスタートは「日本を良くする」だろう。しかしああしたい、こうしたいという事を夢想しても回りは動かない。動かす為には金がいる。派閥がいる。こうやって権力闘争の方のプロになっていくわけだ。


 


権力闘争で一番安い手は敵対する相手を批判する方法だ。批判する事で多くの賛同者を得て相手が粘れば粘るほど仮想敵としてキャラ作りが出来る。


 


民主党は長い事自民党を仮想敵として宣伝してきた。多くの事情を知らない有権者を利用して自民党議員は利権に群がる能無し集団、官僚は自己の保身の為にはその能無し集団をいいように操り日本を壊滅状態にさせた、と。


 


その自民党がすっかり弱って「敵」がいなくなって途方に暮れたのがここ一年の民主党の政治であった。そこで多くの民主党議員はこの一年ダメダメだったのは鳩山+小沢の二人がダメだったからで民主党そのものの問題ではない、という方向で結論を見ている様な気がする。外に仮想敵がいなかったら中に作ればいいじゃない、という事だ。


 


菅首相はこの結論から地方議員、サポーターの取り込みには自信があるだろう。地方100、サポーター300ポイントとの事だからここを合計300ぐらいでいければ国会議員のポイントで負けようとも勝てる、と踏んでいるはずだ。


 


ところで菅首相で延長した場合は再び仮想敵探しを行わなければどんどん支持率は落ち込んでいくだけだ。菅首相個人だけではなく政治に強い議員と政策に強い官僚が安定期には必要だが菅氏の周囲にはそういう人がほとんどいないように見える。結果として円高・株安の時の様に「重大な関心は持っているんだけど何をどうすればいいのか分からないんで慎重に注視してます」ってな事になる。


 


まっさらな土地から何かを建てて商売をするのが楽しい、という学生運動タイプの政治家集団が複雑な土地権利が絡む場所に違法な住民が住み着いていてどうにもならない、という問題を解決しようというのだ。土台無茶な話である。結論としてそういう問題を力任せに解決出来るのは小沢氏側だという現実を地方とサポーターが果たして受け入れる事が出来るだろうかというのが今回の選挙戦だと思うのだ。


 


 


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菅首相のサッカー監督としての素養

2010-08-25 21:32:00 | 政治

 日本代表(サッカー)の監督が決まらない。要は日本代表監督というポジションは欧州中心にやっている監督にとってはあんまり魅力的ではないという事だ。


 


非常に有能な選手が沢山いるにもかかわらずそれ相応以上の成績を出せないチームはある。そういうチームの試合を見れば大抵は試合の運び方やチームとして試合に臨む統一した意思のようなものが欠如しているのが分かる。つまりこういうのは指揮官がそういうインフラ整備をすれば自然と勝てる様になってくる。このタイプのチームは監督になりたがる人は沢山いる。当然だが楽に成績向上が出来そうだしそれが自分の功績として宣伝にもなる。次のステップアップにはおいしいわけだ。


 


日本は選手は有能ではない。欧州のトップチームに行けばほぼ控えが妥当な選手が圧倒的に多い。しかし前回の岡田監督はそれでもベスト16まで持っていった。これは次期監督には非常に辛い。上に書いた条件の全く逆バージョンである。同じレベルの選手を使ってアジア予選敗退でもしたら評価はガタ落ち欧州での仕事も減る、何も良い事はない。そればかりか本選でベスト16まで持って行っても「岡田監督と同レベル」扱いだ。こんなうまみのない仕事であれば余生を送る為のお金以外に目的は見出せない。


 


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対して日本経済だ。世界サッカーレベルで言えばブラジルではないけどイタリアかアルゼンチンに相当するのが日本経済だ。勝って当たり前、格下に負けたら一生敗者扱になる。


 


以前の自民党の党首、つまり総理大臣はこういう立場だった。何に対しても常勝でなければ意味を成さず唯一アメリカ(サッカーで言うブラジル)に負けるのはまあ仕方ない、みたいな立場。


 


しかし鳩山さん、菅さんと続いた民主党のトップはどうもそういう立場を分かっていない。失敗が許される初心者的な立場の意識から抜け出せない様だ。それはさながらサッカー日本代表の監督的立場と同レベルではないかと。つまりアジア予選(中国や韓国)を勝つのは超難易度の仕事であり自分はそれを達成してW杯本選では2分け1敗でも上々でしょ?的な意識というか。


 


日本人がイタリア代表監督になったとして「W敗欧州予選突破出来れば自分としては上々だと思ってます」とか言ってるレベル。


 


経団連の面々の83円台への危機感と菅さんとか仙石さんの「危機感を持って注視してます」はレベルが違う気がするわけよ。


 


サッカーでも腕組んで残り時間3分でも動かない監督はいますがそういうのは二つに分かれる。状況が分からないから対策の立てようがなく慌てふためくのはかっこ悪いから難しい顔をしている人、もう一つは相手が動く事を想定したり選手が状況を理解していて自分が動く必要がないと判断している人。


 


菅首相とその周囲は後者であって欲しいがその雰囲気が微塵も感じられないのが何ともねぇ…


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ネットは広く浅くでもあるが狭く深くでもある

2010-08-24 02:51:23 | 社会

 バブル時の日本は広告代理店に代表されるマスコミ主導の「広く浅く軽薄に」が初めて認められた時代でもあった。


 


それまでの日本は狭く深いものが良しとされ、とある専門分野でそれなりのポジションにつくにはなんとかで10年、更にその先の技術に10年、到達する頃には仙人になっている様な仕事が多かった。


 


それがバブル時に簡単に誰でも資本(親からの遺産でもOK)さえあれば一気に金持ちになれるノウハウがある事を多くの人が知った。相対的に狭く深くと言われる仕事に就く情熱は失われ広く浅い仕事がもてはやされる事になる。


 


しかしそういう仕事は専門性がない為誰でも出来、つまり時給の安い方にどんどんと流れる。これがアジア諸国に流れていき結果時給戦争に敗れた日本は現在傾き始めているわけだ。


 


ところでネット社会は広くて浅いのだろうか。調べる気になれば異常に深いのもネットの利点ではある。しかし恐らくは大半の人にとって浅いツールである事は間違いないだろう。


 


図書館には調べる気になればいくらでも深い所まで到達出来る情報量はあるが大半の人は自分の興味のあるジャンル以外は表紙をなめるだけだろう。それと同じことではないだろうか。ただ単にわざわざ図書館まで出向いて足を使って調べていたものが短時間で出来るようになっただけなのだ。


 


情報の整理と結論は結果として昔に比べれば非常に短い時間で出来るようになった。本来はその余った有効な時間を違う実生活に使えれば結構な話であったのだけど知れば知ったでより関連情報を集めたくなるのが人としての性なのかもしれない。結果として一日中図書館にいる人が増えたのが今の状況と言えるだろう。


 


 


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靖国参拝をしないメリット

2010-08-17 12:54:45 | 政治

 ここでメリット、デメリットを書くとそういう問題じゃない、と言われそうだが政治家が参拝するしない、は純粋にこの類を基準にしていると言えるだろう。


 


政治家にとって中国や韓国は上客だ。もちろん日本の有権者もお客ではある。結局どちらの行動をとってもお客の誰かは不快になるのであれば政治心情の立場によって参拝をするしないは決定されるわけだ。


 


民主党支持層、中国、韓国をがっちり自分のお客としてキープしておきたい民主党としてこの行動は間違ってはいないだろう。近い将来、中国から大量流入してくる移民に参政権を持たせた場合、ほぼ100%近く民主党支持者となるというメリットを考えればむしろA級戦犯も祭られてあるから、という理由はありがたいのではないだろうか。


 


と、同時に中国政府にとっても日本の政党が共産党の意向を聞く便利屋になってくれるのであればありがたい。大量の移民を日本に送る事で日本の政界を操れるのであれば創価学会以上の圧力団体になれる。


 


民主党と共産党、互いに勝者となる為のこの壮大な行動は果たしてどういう結果を導くのか杞憂するだけではなく、将来どういう問題を内包しているのかを考える必要はあるだろう。


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アジアの人に謝罪する自分ってかっこいい病

2010-08-10 01:06:00 | 政治

市民団体がそのまま大きくなっちゃったみたいな菅首相と仙石氏に代表される政府は多分純粋な青年時(中3くらい)の夢を実現させるべく談話とかを発表するらしい。


 


自分は人の作った作品、アニメや映画、アートなどもそうだがこれらを批評する時に作った本人が青年期にどういった環境でどの様な作品に影響されたかを調べるのが好きだ。もちろん影響を受けた作品以前の時代はどうだったのか、も重要だ。


 


ある作品に多大な影響を受けるのはそれまでの他の作品にインパクトをさほど受けなかったからだ。時代を反映した数多くのその他大勢に対してドカンと来るにはそれまでの常識を覆すアンチテーゼが盛り込まれている可能性が高い。


 


しかしそれもまた人気が上がり本流になり下の世代には「つまらん月並みな作品群のオリジナル」となる。


 


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菅首相と仙石氏は共に1946年生まれ。青年期には「反米で反戦、日本はアジアに対して真の謝罪をするべき」というのが流行っていたわけで今のネット世代の180度反対路線が先進的だった。


 


全然話は変わってアニメになったりするがエヴァンゲリオンを作った庵野さんは青年期にウルトラマン(の設定とカメラワーク)に非常に影響を受けた。1970年代前半のウルトラマン世界が約20年かけてより精密になってエヴァになったとも言える。


 


この様に一般の作品は中学生位の時に影響を受けた人がお金と人をやっと自由に動かせるようになる30代中頃まで約20年スパンで夢が実現出来る仕組みになっている。


 


これがもし政治の世界の様に15歳くらいの夢を70近く、つまり50年以上かけないと実現出来ないとしたらどうだろうか。


 


アニメで言えば鉄腕アトムや鉄人28号に影響を受けた70歳近くのアニメ監督が「世界平和を守るロボットアニメをようやく作れる時代になりました」と言っている様なものでそんな業界が果たして世界をリードする様なクールなものになるのかと。(もちろんジブリの宮崎さんみたいなのもいるからアレだが)


 


俺には菅さんや仙石さんの夢の実現を阻止する気はないが宮崎監督風に言うなら


 


「今使わずしていつ使うのだ」と二人が言う割に結果は「腐っている、遅すぎたんだ」という感想しか出てこない。


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日韓併合100年での政治家発言は不必要

2010-08-06 12:55:00 | 政治

 以前、東京に住むアメリカ人の男性がすっかり東京風な対応に慣れてしまった、という趣旨の記事をたしかニューズウィークで読んだ。東京では自分が悪くなくとも街で人と肩がぶつかったりすればすぐに「あ、すいません」と謝る傾向がある。


 


これは東京にはどういった逆切れキティがいるかが判別出来ずそういった人対応に物事がどんどん悪い方向に進まない様にした結果として腰を低くする、という対策がなされたと個人的には思っている。


 


だから肩と肩がぶつかっても両者とも確率で言えば普通の人だろうからどちらも「すいません」「いえいえこちらこそ不注意で」となる。


 


これにすっかり慣れてしまったアメリカの男性がNYに転勤する事になって不安いっぱいだ、と書いた。NYでは謝った方が悪い。当然高額な賠償金請求などが起こる。だから自分がどんなに悪かろうが絶対に謝らない。NYに転勤になってしばらくして彼は自転車か何かで人とぶつかったそうだが当然両者罵倒の一辺倒でお互い分かれたそうだ。その時に田舎の東京人だった自分がついに都会のNY人になったという気がして顔がほころんだ、とかなんとか。


 


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外交は世界中で行われている。長い文化がそうさせてしまったのだろうがこのジャンルの基本はNY方式だ。まずはぶつかったら謝らない。大声で周囲の人間に相手が悪い事を宣伝する。少しでも相手が弱腰になったと見るや「ほうら、やっぱりこいつが悪いという何よりの証拠がこの態度だ」と再び宣伝する。更に賠償金を取って「善と悪」の立場をより明確にする。賠償金で終わったと思ったらそうはいかない。精神的に何百年、何千年と優位に立つ為に10周年、100周年、200周年、500周年と記念日を作り毎回土下座させる。


 


さて、このNY方式にはまずい点がある。謝り続ける方は「一番最初のぶつかった時もよくよく考えればあいつが悪いのに」という不満がどんどん大きくなっていく点だ。そうして国民の間には相手国への嫌悪感が増えていく。やがて毎回毎回土下座する政治家をバカ呼ばわりし相手への徹底的な反論をするカリスマ政治家が現れる。


 


日韓関係として書いていたつもりだが一次大戦が終わった後のフランスとドイツも似たような立場だった。


 


外交の世界的風潮が東京式に変わる事はそうそうないだろう。今後もNY式だと思われる。であれば日本の政治家ももう少し学んで欲しい。謝り続ける事でプラス方向にいくと思っているのだろうがそれは日本人の勝手な論法だ。韓国や中国を大嫌いになる若者を量産して何か良い事があるとでも思っているのなら話しは別だが。


 


 


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消えた老人と税金

2010-08-04 12:47:00 | 事件

 自治体が所在の確認を取るのは難しいだろう。


 


であれば所在を証明、申請しなければ年金などの支払いを停止するという方式にするしかないのではないか。


 


例えば免許証の更新を警察がわざわざ本人の所在するところと思われる場所に出向き不在だったら仕方なく再発行している様なものだ。高齢で出向けないのなら今は民生委員などが代行してくれるだろう。


 


今はこれ程度で済んでいるが将来、家に引きこもりの人達、国内にいるのかいないのか判らない在日外国人などがどんどん増えてくる。


 


「いないから仕方なくお金を払い続けてまーす」なんて詐欺グループが組織的に何か企てるのに非常においしいシステムだと思う。


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日テレ社員の仕事

2010-08-02 02:25:00 | 社会

 仕事は本来自分の家族を養う為に他の家の主と共同作業で利益を得るものだ。


 


古来からそれは変わらず集団で狩をする、農業を営む行為と変わらない。日テレにしても多くの家族持ちの主が集まって家族の為に仕事をする集団だ。これはどこの会社だろうと変わらない。


 


しかし日本の会社は上に述べた基本をどこかに置き忘れている。大半の会社とその社員は「会社の為に」と無茶な行為をする傾向が非常に強い。これは家族よりも会社に比重が置かれてしまっている奇異な状況だ。


 


これは会社によって差があると思うが伝統ある日本の会社には特にこの傾向が強い。日テレにしてもその傾向はありだろう。ヘリの事故現場の報道写真とくれば何としても「社の為に」映像をゲットする必要(というか暗黙の圧力)は存在する。誰もが言うだろう無茶な行為は本人達の意思ではなく日テレの伝統がそうさせている気がするのだ。


 


これをマスコミの典型的なチャラチャラしたところと同期させて自然を舐めている→当然の事故(=当事者の責任)とするのは日テレ幹部の思う壺という感じがしてならない。会社としては当然ながら安全基準の様なものは社員に提示しているだろう。しかしそれは万が一の事故が起こった時に会社を守るための方便に過ぎない。会社幹部の発言からもそれは見てとれる。


 


そうして「誰のせいでもない、ちゃらい社員が自己責任で自然を舐めたせいで起こした事故」で一件落着なのだろう、今回も。


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