トリCのブログ

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世論調査が政治をダメにする

2014-12-18 12:15:53 | 政治

前提として書いておくが自分は政治が好きだ。その上で選挙の時によく棄権するのはダメだ、とか力説する人がいるがこれはもはやあまり意味がないと思うのだ。


例えに出して悪いがもしAKB48の選挙が15歳以上の日本人全員の参加が必須で貴重な日曜に学校まで投票に来ないのは日本人として絶対ダメだ!などとAKB48に熱を上げているオタに言われたって「どうでもいい」「入れたい人がいない」ではないだろうか。


政治に興味がない人にとってAKBの選挙と国政選挙は大差ない。この前提で衆院の選挙結果は語る必要があるだろう。


と言うのは政治活動家は無関心層が大挙して選挙に参加すれば自民党ではなく野党のどこかに入れるはず、という前提で選挙後の感想を述べる人が非常に多いからだ。


日本の政治好きは大別して自民派かアンチ自民派に別れるが無関心層は心情アンチ自民派でありどうせまた自民が勝つんだろ、というあきらめから投票所に向かわない、と彼らは考える。反原発や消費税反対がこれだけ多いのに選挙になると自民になるのはこういう事だと。しかし現実は無関心層はどこまでも無関心なわけでAKBの次のセンターが誰になろうがそういう事に危機感を感じて投票所に向かうことはない。


無関心層にはその典型例である安直な政策批判がある。曰く原発は危ないから反対、消費税はお金が減るから反対、憲法を変えると戦争になるから反対、今の首相は顔が好みじゃないから支持しない等々。こういった層は投票所に行かない人たち(50%)の更に半数程度がこれだと仮定すると無差別の世論調査の約25%は批判ではなくただの感想だと認識する必要がある。


何が言いたいかというと世論調査はこの投票所に絶対行かない層の分を差し引いて考える必要があるという事だ。予想される争点として消費税10%があるがアンケートでは大体70%が反対となっている。そのうち25%の無関心層の大半が反対だと仮定しよう。これに加えて選挙に行かない残り25%の7割が反対だとすると選挙に行く派では賛成と反対が拮抗する事になる。


消費税10%に7割が反対だから野党が大勝するはず、と踏むマスコミは選挙結果が予想外に信任する形になった場合再び「民意が反映されていない!」と騒ぐだろう。

 

2chのアクセスランキングにはこんな記事タイトルが踊っている

 

【衆院選】久米宏、最低投票率に「自民党の陰謀です。ミスター安倍の陰謀じゃないですか。12月の半ばに選挙やるなんて非常識」


【衆院選】毎日放送リスナー調査が示す 「本当の民意」・・・棄権しなければ共産党に投票47%、自民党26%、維新21%、民主党5%


【選挙】 「自公圧勝」とはいえない 得票数・率とも減 信任遠く

 

【自民】安倍政治を問う、「安倍政権への反対が、マイノリティー化しつつある」「今の日本は『民主的な全体主義』」…作家・辺見庸さん

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日本の野党とそのシンパが頼りなさすぎて一向に2大政党にならないのは野党が総じて選挙に行かない5割の人々の感想を優先して政策を決定するからだ。はなから生涯野党という工作員側の人は別にして選挙に行く人は程度の差こそあれ政治に関心がある。同じ消費税反対でも経済政策にマイナスになると踏んでの人と生活が苦しくなるという人では意味が違う。


この様な見方をするといかに大手の世論調査というものが健全な野党勢力の育成を阻んでいるかが分かるだろう。同時にこれらを活用する様政治家に吹き込んでいるのは視聴率一辺倒業界からやってきた大手広告代理店なのだから救いがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


選挙の結果:保守の危機感

2014-12-15 13:01:54 | 政治

消費税率の引き上げによって自民政権は少なくとも打撃はあっただろう。単に個人の観点からの人と景気の鈍化を危惧する人など。自民が大勝したがはじめから覚悟していたマイナス要因を抱えての勝利なのだからたいしたものだと思う。

 

さて、一票の格差などと言われながら投票率はダダ下がり。政治に関心のない層、自民は嫌だが野党はもっとダメだ、という人達が多かったという事だろう。

 

出来もしない話だが一票の格差よりも選挙地域の投票数によって当選人数が変わるのも面白い。僻地でも100%近い投票数だと都会の低投票率のところよりも議員を多く出せる、というしろものだ。もちろん組織票を狙う集団が存在するので不備は承知の上での話だが。正直、現状の話は農村部の隠居した老人の投票価値を1とした場合、都会の働き盛りの人が0.5以下と言っているようなもので議員にはもっと圧力をかけなくてはダメだ。

 

ところで今回の争点はいろいろあったようだが実は保守の危機感がベースにあったと思う。ここ数年で急激に東アジアと険悪になりそれがきっかけで日本国内に想像以上にその手の利権団体が跋扈していると多くの人が気が付いた。

 

一昔前なら東アジア諸国が不快感を表明し国内マスコミが大騒ぎした時点で総辞職、解散、大敗だった。

 

それがそうならず、かえって大勝してしまうのはそういった人々へのアンチ的感情を持った人がもれなく選挙に出かけた結果ではないのか、などと思う。細かい争点にこだわった結果ではなく日本の為に働く政治家を選ぶ、その逆に外国の為に働きそうな政治家を選ばない選挙でもあった、と認識している。


ナッツと火病と半島気質

2014-12-12 23:54:43 | 社会

民族気質が基本、隙があれば攻撃する、なめられる相手は徹底して態度をでかくする、でかい人物を演出したくてやたらと自慢する。まあ、こういうところがある。

 

ではこれに対してどうやって指示系統を成り立たせるか。企業のトップに立った者はこんな連中ばかりが下にいる社会でどうやって企業を続けていくのか。

 

答えはナッツ女史で分かるだろう。尊大に構えて相手が少しでもなめた態度を示したらムチで叩くか大声で恐喝して相手のしっぽが垂れるまでなじるのである。

 

韓国も北朝鮮も日本相手だとやたらと威張り散らすのは日本も同じだと思っているからだ。ここに大きな勘違いがありこれに輪をかけるのがよくいる外国人相手だと誰彼構わずフレンドリーに接する日本人だ。こういう地球はひとつだ、的な友愛精神豊富な人の態度があちらには「こいつ物凄く媚びてくるな、よしこいつには勝った!」となる。ペコペコしてニコニコすれば朝鮮人は皆、大韓航空機の姫の気分になる。ナッツ程度でも火病を起こし1000年許さない、とこうなる。

 

日韓関係に気をもんでいる人もある程度はいるだろう。そういう人は大抵こちらが低姿勢で相手の主張もある程度聞くべきだ、と思っているだろうがこの主張はあくまでも日本と韓国は対等で、という感覚だと思う。これは大韓航空機で喚き散らす副社長に対して「まあお互い双方の主張を理解すべきではないでしょうか、同じ人間なんですし冷静になれば分かるものです」と平社員がやんわりと言っているようなものだ。

 

そりゃ切れるでしょう、私の方が圧倒的に偉いし正しいし人気もある!ついでに美人!って思ってるんですから。