トリCのブログ

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コンパクトな組織を生かすには

2017-10-23 15:54:37 | 政治

日本の政治の微妙な話なのだが、大企業と同じく、まずはどこの所属なのかが個人の考えよりも重要になる。


自民党の中も左から右と幅広く存在するが、そんな個人の思想(こだわり)よりも、選挙区民や支援する企業や後援会の方がずっと大事だ。右左関係なく、自分の所属する集団の為に議員は動く。結果として極端な思想の持ち主だろうが極めて常識的な政策の選択肢しか打つ手はない。


例えば、あなたがそういった代議士になった場合、支援してくれる人々の期待は裏切れない。レベルとしては、応援してもらっている近所の人から金を借りておいて返さない、くらいの感覚だ。スタート時は身内で自分をよく知る人たちばかりだから歯切れは良い。ところが国政で大きな政党に所属すると、同じ政党の議員の支持者にまで気を遣わなくてはならなくなる。文春にネタを提供するなど、自分の周囲だけで済まなくなる。


自民党は支持者が多い。という事は、好き勝手に玄人受けする政策はなかなか出来ない。野党がよく口にする国民の為に、と言うのはむしろ、自民党の議員が自身の政治信条を捨て、国民目線で政策を行わざるを得ない、身を以て体感する事を意味する。


野党は支持者が少ない。当然、縛りが自民党よりもずっとゆるい。その為、夢見る代議士が好き勝手に言える。もし政権を取ったら自民党よりもずっと「若々しい政策」が出来るはずなのだ。恐らくそれは、突っ込みどころ満載の「青臭い政策」となってしまうとしてもだ。

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大企業が作った可もなく不可もない(完成された)商品と、中小企業が作る斬新な商品という対比が本来はある。当然新しい商品は若い世代に支持され、一気に時代を凌駕する世界的企業に躍進していく…はず。


日本にはそういう中小企業は人口比からして少ない。自分達が自由なポジションにいる、という優位性を活用できないのだ。画期的な製品を、という割に大企業と同じ合議制を取り入れ、それでいて大企業には出来ない事を、というやり方をトップ(要するに年寄り)会議でやらかすから王道に対して邪道に入り込む。


高齢の人の考える良い商品だから、やはり斬新には程遠い。大抵の世界的革新企業には世界的天才がタクトを振れる環境があるものだが、日本では年功序列に加え話し合いで煮詰めるのでそれは望めない。


日本の野党にも、これを結構感じるのだ。自民党では絶対に出来ない、30年先まで日本が世界より進んでいる政治をどこかの天才が思い描いたとしても、それを発揮できるはずの野党の先頭で旗を振っているのは、反米、反戦、反原発の世代だ。支持者も当然、その前後の人々で「自分は若々しい」と、若者の保守化を批判する。


今回の衆院選後の「立憲民主が躍進」扱い報道をみて感じた事は、新聞もテレビも野党も本当に歳を取ったなぁ、と。

 

 

 

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アンチはあきらめない。

2017-10-12 20:40:19 | 政治

野党が分裂してそのうちキングスライムにでもなるのかと思ったが、どうやら政治思想的にまとまれないようだ。バラバラな政界再編に有権者は元の支持政党に投票しそうな調査結果が出ている。


この傾向は、安倍を倒せ、が最終目的になっていて、有権者には何がそこまで安倍が憎いのかが、伝わらないのだと思う。


ひとつプロ野球を例にとろう。メジャーに野茂が挑戦したことで、プロ野球は野茂前と野茂後では大きく違う。野茂前はとにかく、巨人が全てだった。巨人=プロ野球、という構図だった。人気も実力も圧倒出来た巨人は、この為、アンチ巨人もまた多く、そのファンたちの溜飲を下げる為に阪神や中日、そして西武などが敵対勢力として挑み続けた。

 

野茂後、世界(メジャー)で活躍する日本人がぽつぽつと出始め、巨人がこの世の中で一番価値がある、と思っていたファンが激減し、海外には巨人よりも凄いチームが沢山あると(理屈では分かっていたが)実感する。外の世界を知って巨人の日本一に対して興味を失った事で、巨人中心の世論と戦う意義を失ったアンチもまた縮小していく。


今年は清宮君の就職先の発言で話題になったが、野茂前であれば、清宮君が巨人が好きなのかそうでないのか、巨人が指名するのか、他球団(特にパの貧乏球団)に指名されたら大学に行って巨人の指名を待つのか、などといった様に、巨人中心の話題に終始したはずだ。


今のプロ野球は、地元のチームを応援して今年の優勝を目指す、というものになった。毎日ゴールデンタイムにTV放送しなくとも、リーグ内に巨人がいなくても、大都市圏内でなくともファンを呼べるようになり、地元愛の強いチームが優勝を争うという、健全なスポーツに変わったと言っていい。

 

政治は、政治家にしても興味を持つ有権者にしても高齢者中心なので、時代の流れには常に遅れる。平成も終わろうという時代だが、政治の世界は野球界でいうところの「野茂前」の昭和の力学が未だ通用する。


野球の世界では巨人=読売新聞、アンチ巨人=朝日新聞、毎日新聞(若干ぬるめ)だ。今となってはどうでもいい事だが、昭和の頃は、購買層の新聞選択基準は、巨人が好きか嫌いかで読売か朝日でほぼ決まっていた。この購買層の巨人が好きか嫌いかは、そのまんま政治嗜好にも反映される。すっかり忘れかけていると思うが、これは日本の政治を語る上で結構重要な要素なのだ。

 

若い世代には自民党支持者が多い。これを読売新聞や毎日新聞がいろいろと経済に絡めて分析している。そりゃ、記者がいろいろ聞けば若い人も理由を言うだろうが、記者が「え、何で自民なの!?理由は!?」などと畳みかけられれば、相手に反論されない答えは絞られる。つまり本音が聞けるわけではない。


ひとつ言える事は、若い世代は巨人には興味がない、知らない、好きでも嫌いでもない。この立ち位置が重要なのだ。


自民党は、何としても倒さなければいけない日本一の巨人軍ではなく、ロシアや中国、朝鮮2国、アメリカなどを相手にした日本代表だ。


韓国の慰安婦問題、北朝鮮のミサイル、中国の領海侵犯、ロシアの北方領土問題、アメリカとの軍事、経済関係、アセアンを含んだ集団安全保障等々、日本代表監督としてみれば安倍首相は、若い世代が知っている最近の首相(麻生、福田、鳩山、菅、野田)の中ではよく戦っている、と感じるだろう。


国内、巨悪の総本山、自民党というマスコミのモリカケ報道は昭和時代の巨人叩きと同類だ。そういった感覚が分からない若い世代を様々なアプローチで自民叩きに賛同させようとしても、思っている以上に難しい、と自分は思う。


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日本代表と言えば、ハイチ代表と親善試合をして当落線上の(主に国内)選手が使えないという、審判を下された。


これなどは、レギュラークラス(主に海外組)を意味なく贔屓している、国内選手を見る目がない、という監督批判に答えた形にもなっているが、ああ、やっぱりね、実力差はあるんだな、というのが一般的な感想だと思う。


レギュラーを自民党とした場合、国内控え組を使わないのはおかしい、という批判は、もっと民進党などの野党議員を使ってみろ、自民党よりも活躍するぞ(=政権交代すればずっと日本は良い社会に)、という信仰心にも近いものを感じるが、この場合こういった主張をしている人は


監督を批判して評判を落としたい、というのが第一目標であって、その結果、日本に多大な不利益が出たとしても、違う原因を探し出してきてやっぱり監督批判に終始するのだ。


根底にあるのは「あの監督よりも俺の方が詳しい」という無意識な自己主張があって、結局、監督を出汁にして自分を誉めてくれ、という事がある。しかし、現実には「あなたの方が監督よりも詳しいですね、あなたが監督だったら日本はずっと強くなる」などとは実績から言ってまず100%言われないので、いつまでも精神的に成仏できない。死ぬまで監督批判のパターンである。


これをそのまま政治に当てはめれば、安倍を倒してその後、どうするの?という突っ込みは彼らには無意味だという事になる。倒せればそれで良いのだ。俺の方が詳しいから勝った(完)、という事だ。

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小池劇場

2017-10-02 20:18:04 | 政治

ここ一週間ばかり風邪で何も出来ずにいた。


その間に、政界は予想外の展開を見せている。民進党という名前では勝てない議員たちが自分ファーストとばかり、希望の党になだれ込み。しかし選挙はイメージ命なのを熟知している小池氏は、民進党匂の付いた議員を徹底的に排除すると公言し、


つまり民進党を否定しつつ、国会議員の数だけはちゃっかり取りそろえる、という上手な手を使った。


希望の党は、おそらくかなりの数を今度の選挙で獲得することになると思うが、ゆくゆくは維新との合併もあるだろうから、自民が何かで失敗すれば、政権交代もあるだろう。過去の民主党の様に。


歴史は繰り返す、ではないが、その時に支持する有権者、議員の質が初めて問題となる。支持する有権者の質が低ければ、議員はその先には踏み込めない。行こうとすると反発が生まれる。

一流になりたければ客を選べ、という事だがそもそもそういう実力がない政治家だからディスカウントに群がる客相手に今まで商売をしてきた人々が、数合わせで希望の党に利用され、このまま生き残れるのか。


自民党は新鮮味がないだけに、目新しいものに飛びつく人々には徹底して嫌われる。芸能界やマスコミ、クリエイターといった常に一般人よりも先を行く生活を自負している人たちには、行政と一体となったお役所自民党は、何とも頭の固い昭和の人々なのだろう。


希望の党は、果たしてこういったタイプの客を抱える事になるだろうか。民主党は、結果としてこれが仇となって身動きが取れなくなり「飽きられた」。今の小池氏は当面、厄介な客を追い払いつつ、反自民で渋々希望の党に投票する、という


固定客にはしないが、物だけは買ってもらう


という方法の様だ。小泉元首相の方法に似ている。

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