トリCのブログ

ジャンル問わず現場に近いスタンスで書いていきます

重要なカードは捨てられない

2008-05-31 21:04:34 | 政治
中国側でも反日カードは有用。日本側でも反中カードは便利なんだからこれを覆したい両国の一派はこういった層を地震などの天災に乗じて火事場泥棒的に一気に事を進めたのはちょっと無理がありましたかね。

ただこういう事態を利用しない限り日本と中国の真の和解が進まないと考える焦りの気持ちは理解するが。

ここで思うのはこういった和解が必要なのかって事だ。今、東アジアは各国非常に仲が悪い。しかし政治力が貧弱な東アジアでは他愛も無い理由でバッシングが起こり窮地に陥った指導者が隣国を仮想敵国として自分の地位(政策)をキープするのは当然の流れだと思う。江沢民、金正日、盧武鉉。皆苦しくなると外国勢力のせい。

これがもし東アジア全体で和解されたら低レベルな政治の怒りの矛先は一体どこに!?

これが今回の頓挫の主たる理由だと思う。もちろん福田首相が即決した自衛隊派遣は上の危惧は考慮に入れられていないはずだ。短期スパンでものを見る政治家は怖い。

ブログ炎上の構図と似ている

2008-05-31 02:05:35 | 社会
炎上するのは決まって大勢の人を敵に回すと本人だけでなく所属する事務所や会社に多大な損失をもたらす立場にある人。

一般人が有名人に一泡吹かせるのに有用なツールというのがブログ炎上の一部だと思うのだが中国人はこれを多用する。正直な(個人的な)話をしたら大騒ぎ。この大騒ぎが一時の憂さ晴らしのつもりなのだろうが実は自分たちの社会の進歩を阻害する、つまりぶっちゃけた話が出来ない閉鎖的な社会を生み出す要因になっているというのに気が付くのに何十年かかるか見ものだ。

東アジアは日本も含めて「言っちゃならない事」というツールを多用する文化がある。左翼の方々がちょっと隙があると意図的に、しかも大げさに騒ぎ立て凶弾するのはこれがここら辺の地域には有用だと認識しているからだ。つい最近で言えば原爆投下は天罰だったという意見。これを凶弾したと言う事はもう同じ論法を自分が使えないという意味を分っているだろうか?

このやり方を多用する派はやがて自らの論がずれて時代とマッチしなくなっても強気に出ていた分そうそう意見を翻す事は出来ない。やがてそれを逆手に取られる格好になる。(2chでネタになるのは決まってそういう人達だ)

中国世論のバッシング気質もこれと同じで何でも自陣の数で圧倒する方法に頼りすぎだ。こういうのは単に嫌われ孤立するだけ。中国自体が世界から福島みずほ扱いされる状況を生み出すだけである。

重要な一手になる可能性大

2008-05-28 23:23:00 | 政治
チベット問題で世界的に非難を浴びた中国政府のとった政策はバッシングを国内の一致団結の機運に利用した。次に起こった四川大地震では世界的な同情を買うと同時にチベット問題を口に出させにくい方向で世界世論を誘導。普段地震で何万と死のうが知ったこっちゃない、という中国のその他の地域の人々まで事の詳細をメディアに流し大規模に黙祷をささげる様に導いたのは先の国際世論目当てであると思える。

当然の事だが今回の自衛隊の派遣提案も恐らく記事にあるとおり中国政府内の反日派、親日派の争いだと思える。この場合の親日とは純粋な意味ではなく日本とパイプを持つことで重要なポジションを得る政治家や官僚の意味だ。反日派は反日を武器に中国の多くの世論の支持を得る一派と言える。つまり俗に言う日本に反感を持つ政治家を反日、親しみを持つ政治家を親日と読んでいるわけではない。あくまでも戦略上の分類だ。(ここらが韓国と違うかも)

今回の自衛隊派遣要請は当然親日派の意向だと思う。四川に出向いた救助隊が思いの他、世論に好評だった勢いを買っての一種の賭けと言える。

さて、日本政府の対応はどうか。中国政府の親日派に組するのかそれとも劣勢の反日派の意向を汲むのか。外務省のチャイナスクール官僚はどちらにつくのか。ちょっとした見所じゃないか?

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と思ったらスピード決定。福田さんは真剣に考えているのか?(笑)いや、わざと外務省の一派を考慮に入れないふりでもしているのか…

サッカー界で言う禁句の例えで

2008-05-28 02:36:00 | サッカー
まあ、ガラガラでしたね、さいたまのスタジアム。野球でいうところのオープン戦なわけなんで当然っちゃ当然なんだけど。

サッカーファンである自分が言うのもなんだけど代表人気ってバブルだったわけで価値の無いところに価値を見出したわけですよ。トルシエ時代なんて実は重要な試合なんて本選の4試合以外ないにも関わらず日本でやったゲームは満員が当たり前。真剣勝負でもないのに日本中が浮かれていた。

これが現実はそうでもない、と気が付かせてくれたのがドイツ大会だったわけであの大会で親善試合ってのは大した意味が無いと。これに追い討ちをかけるようにオシムが戦術を駆使してアジア大会で負けた。ここで大事なのが戦術を駆使しても負けると言う事。それまでは戦術が無いから負けたと大抵の人が思っていた。それが絶対的な日本人のサッカー的価値観だったと俺は思っている。

つまりここ数年で日本のサッカーファンはそれまでにないサッカーの見方を体得したと言っていい。それをまとめれば「親善試合で魅力的なパスサッカーをしても本番では通じない」「欧州の知将を招集して最先端の戦術を駆使すれば(実力以上に)勝てるというわけでもない」。

このあおりを食っているのがサッカーの有名どころを招待して鹿鳴館サッカーを演出してきたキリンカップと言っていい。もはや親善試合で目の覚めるようなパスサッカーを展開して相手の強豪チームの目を白黒させ「日本はすごい」とリップサービスを言わせファンを満足させる時代は終わったのだ。これからは地味に強化に励んで欲しい。どんどんその類のファンが減るとは思うが。

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さて後ろからのハイスピードパスサッカーを前試合で展開して20分でばてた代表はそれを反省してか、或いはメンバーが大幅に変わってかは分らんが大分落ち着いたサッカーに変わった。多分走り過ぎた前試合を反省したのだと思う。あと空中戦が出来る巻が入った事でトップにボールを慌てて供給する必要がなくなったという意識も多分にあったかもしれない。

どちらにせよその意図はパラグアイクラスだと数十分で読まれたわけで途中からはどちらもゴールしそうもない均衡状態に落ちてしまった。巻、山瀬だと(中村俊輔がいても)こうなってしまうのかとちょっと悲観するところがある。いや、巻と山瀬がどうのではなくこういう組み合わせだと後ろがこういう状態になるのかと。

これなら玉田と大久保の方がよほど「分りやすいけど怖い」FWだと思う。あと中盤の途中交代だが余りに交代が多すぎてどういう意図があるのかは読めなかった。単純に試合勘とか組み合わせの馴染みだろうか?

雑なスピードサッカー

2008-05-25 17:08:00 | サッカー
今回の試合で目立ったのはパススピードの速さだろう。後ろからビルドアップするのにもいつもの1.2倍はパススピードが速かった気がする。

これには当然デメリットがある。受ける側に正確なボールが供給されない、受ける側がファンブルしやすい。この試合でもW杯トップクラスなら失点してるだろうな、というシーンが3度ばかりあったのはそのデメリットがはっきりと出た場面だった。

恐らくここら辺は先の予選と違ってこの試合負けても大した損失にはならない、という前提があるわけで今回これで後ろからのビルドアップ時間が短縮されたからと言って本番でこれが出来るかと言えば(精神的な側面からも)確率は半々と言ったところか。

ただこういったデメリットを認識してまでこの類のボールを運びたいのは日本人サッカー指導者がよくよく言うゴールするまでの時間を短くしたい、つまり相手の守備陣系が整う前にゴール前に迫りたいという総意があると思う。

多くのファンは日本人指導者というだけで懐疑的だが他の代表コーチや以前の五輪監督の山本さんの話などを聞いているとサッカー協会で指導者の一致した「日本サッカーはこうあるべき」という指針が今回の岡田さんの指導に見える。

ジーコ時代の様な遅効(後ろからゆっくりとボール回しをしてスペースを利用してゴール前まで迫るやり方)だとFWに空中戦の高さや高い決定率を誇るストライカーが必要なわけだがどうも日本人指導者はFWに対して相当に懐疑的だ。いくら供給しても決められないのならアッと言う間にゴール前までボールを持ち込みノーマークな選手が決める方がよほど確率が高い、と考えている気がする。

こういった考えからボールも選手もスピード重視であり前半途中まで見せたやり方を90分出来る選手が今後、代表に残っていく選手だと考えられる。そうなると今後も若手がどんどん入ってくる事は間違いなくついでにスピードを上げすぎてミスも多い代表にもなるだろう。親善試合でもハラハラドキドキ出来て失点もするけどゴールも多い、そんないかにも視聴者を喜ばすような試合が増えるはずだ。

ただしこういった(一般的に)魅力的なチームが強いかと言われればそんなことはない。W杯予選でテレ朝の角沢アナが声を枯らしつつ「激戦」が展開されるのだろう。まあその方が面白いしね。

ある意味妥当な円議員の意見

2008-05-24 13:16:45 | 社会
人は外部からの情報に対して何かしらの影響力を受ける、と言いたいわけでしょう。それは妥当な話だ。当然の事ながらエロゲー関連をいかがわしくて面白く思っていない方々方面からであればこの議員さんの意見を読めばそりゃ相当な影響力を受ける。そうだ、そうだ、規制しろ、と。

で、個人的に思う事は影響力の度合い、だ。

1.エロゲーやってて少女レイプに走るオタがどれだけいるのか、その確率

2.子供を相手に教師しててたまらず売春やレイプに走る男性教師の確率

3.韓流が日本で流行っているので俺ももてるかも、と思ってやらかす韓国籍の男性

4.同様に在日米軍の兵士が(略

これらの確率が確かではないが2と3は一般男性のレイプ率よりも確実に多いはずだ。しかしこの議員は恐らく2と3は規制しようとは思わないはず。というかこの手の人は絶対に手を出さない。1と4はやたらと大騒ぎするが2と3に関してだんまりを決め込むのが民主党で女性議員ならしごく当然だと思う俺もどうかと思うが。

さて、結構問題なのが2で男性教師の性犯罪は神戸の新聞では15倍、どこかで聞いた話でも6倍と言っていたし(ここら辺ははっきりしないので真に受けないように)。しかし一般の犯罪と違い子供の弱みを握れる立場にある職業なので捕まった数よりも実数はもっと多いはずだ。3にしても同じ。韓国でのレイプ犯罪をみるとどうもこういったものを軽く考える文化(女性軽視)もあるように思える。

さて、こういった2,3の問題に対して「子供や女性の安全を考え学校からの男性教師の閉め出し、韓流のテレビ放映の禁止、日本への韓国人の渡航禁止」などを訴える事は今回の話と大差ないと思うのだが。

何せ確率で言えば1,4の影響→犯罪数よりも2は深刻なのだ(子供がターゲットだけに)。ブログ閉鎖などと言っただんまり戦法よりもいっそ1,2,3,4全部ひっくるめて「規制!規制!」と騒ぎ立てるなら俺の立ち位置も微妙に変化すると思うのだが。だってそれなりに悩ましいよねえ。

50年後を夢想する

2008-05-23 01:55:00 | サッカー
国力で50年前と言えば1958年。日本がようやく戦後から復興してきたが時代はまだまだ欧米主体の要するに白人が圧倒する国力バランスだった。この時代の人々が果たして50年後に日本、中国、韓国などといった黄色人種が欧州列強の顔色など伺っている暇はない、とばかりに東アジアで経済、政治、エネルギーなどと言ったパワーバランス闘争をするなど果たして想像出来たであろうか。恐らく当時の人々が想像出来たのはアメリカ、ソ連の二大強国が世界を真っ二つにして勢力を競っているか両者が壊滅的な核戦争によって人類が壊滅しているかのどちらかではなかったか。

サッカー世界は現在、南米の勢力が欧州に吸い取られ欧州オンリーな世界と言っていい。これが果たして未来永劫続くのかと言えば現代に生きる人は(上記の前置きを頭に入れておかない限り)欧州の覇権は続いている、と考えるはずだ。というか空気を吸うようにそれが当たり前だと思っているのが現状ではないか。

しかし前置きから当然先が読めるだろうが未来は決してそうではない。サッカーも向上心と経済力さえあればそのうち欧州に他の地域が追いつくのは当然だと思う。

サッカーの場合、アフリカが現在、欧州に人身売買状態だがこれがそのうち異常だと彼らが気付く。実は日本でもトップ選手が冷遇されてでも欧州に行きたがる状況は異常なのだがこれもそのうち気が付くだろう。要は欧州サッカーというブランドものに必死になっている状況がいかにも辺境の成り上がり意識がそうさせている、というのに気が付く。

長い目で見れば自国リーグが国内の互いのライバル同士でとにかく競争せざるを得ない状況になれば自ずと世界で覇権を争う事になるのだ(日本のメーカーやアニメ業界が参考になる)。例えばだが日本アニメ界でトップを競う人材がブラジルやイタリアに憧れてあちらのアニメ業界に移籍するのか。ディズニーですら食指が動くアニメーターは少ないのではないか。こういった状況に持ち込むにはどうすればいいのか。Jリーグ各チームが「どんな手を使ってでも」リーグ制覇が重要、と考えるような土壌が必要なのだ。

この意味でACLが去年の浦和から急に(ほんとに急に)重要なタイトルだと多くの日本サッカーファンが認識したのは大きい。

このちょっと前まで「アジアでタイトル取って何になる?先がないじゃん」という欧州サッカーに認められてなんぼ、のそれから一歩先に進んだ状況になったのは大きい。そして今季、無事にガンバ、鹿島が8強に駒を進めたのも大きい。これはようやくJがアジアで勝つ事に意味を見出したという意味である。

片田舎であろうがそこで勝つ事に重大な意味がある、と考えるチームが増える事は上記の様に世界覇権の第一歩と言える。100年後には「"あの"北京国安が東アジアのチーム以外では10年ぶりにスペインのチーム(FCバルセロナ:80年前に世界No1になった古豪)に負けた。これでは来週のFC東京戦に引き分けるのがやっとでは!?」といった様なニュースが飛び交うかもしれないのだ。

お疲れ様

2008-05-21 01:10:48 | サッカー
サイドは自由度が高い。

中盤が全ての方向にボールも人も出せるだけ実は一番自由度が高いわけだが現代のサッカーでは中盤は膠着状態の極みと言っていい。つまりはこれを戦場に例えるなら中盤は戦場のど真ん中であり一番注目度が高い、=高度な戦術バランスによって均衡を保っているわけだ。

こうなってくると両者互角なら主戦場よりも後方支援、側面からの戦力がものを言う。サッカーで言うサイドは主戦場からずれた両脇の駆け引きなわけだ。

日本のサイドは人材不足だとはよく言われるのだがじゃあ海外はどうかと言えば似たり寄ったり。つまり各国、サイドの品質にどうしてもバラツキが出る。それだけに指揮官はサイドの人材を盆栽のごとくじっくりと大事に育てる。俗に代表フリークはちょっとでもサイドに欠点があるとすぐ「イラネ」を連発するがここを簡単に捨てては入れ捨てては入れを繰り返したのではチームは成り立たない。

その意味で加地という選手はジーコ時代、最大の「イラネ」を言われた選手でありながら最終的には代表の看板選手にまでなった人材である。

サイドは通常駆け引きの連続でボールタッチのスキルよりもマッチアップする相手選手との駆け引き、又、逆サイドの選手とのバランスによって試合を実質コントロールする。つまりコントロール出来ない選手がここに入ると試合は荒れる。荒れると指揮官はどうすればいいか手の打ち様が無いしもはや運だのみにしかならない。

であるのでサイドの選手のセレクトで大体監督のセンスが分る。

岡田監督は左のサントスがいなくなり駒野を入れた場合、右に相当な攻撃主体の選手を入れないとまずい、と考えているはずだ。その為、サントス+加地時代のジーコスタイルから駒野+内田にしたのは当然右の攻撃力を上げないとこのままではやばいと思っていると推測出来る。ジーコがサントスの守備力を無視して左の攻撃力を上げたのは右に加地という安定した守備力の選手がいたからで現在はこの立場が逆転している。

この為加地の立場が現代表ではどうにもならない。ならば右の攻撃力のある内田+左の加地も当然考えただろうがそうはうまくいかなかったようだ。こういった空気を読んで加地はつまりは左サイドにサントス級の攻撃力を持った選手が岡田ジャパンに入らない限り自身の居場所はないと悟ったのではないか。

岡田監督に異を唱えて代表辞退と一般的には解釈するだろうがサイドにはサイドの色々な諸事情があるように思えるのだ。

先週は得、今週は損

2008-05-18 12:35:00 | サッカー
浦和は先週、オフサイド判定で相手のゴールを帳消しにしてもらい最終節までもつれそうな川崎相手に勝点を1から3にさせてもらった。(川崎は勝点1だったのが0に)

今回はその逆(ただ先週は実質ゴール、今週は誤審が引き金のゴールだが)だったわけで浦和は勝点1だったのが0に。もちろんガンバは1だったのが3に。

この両試合で本来審判が適正な判定をしていれば浦和は勝点が2。それが結果として3もらっているのだから誤審で大損した、というわけでもなくこの重要な二試合で言えば得をしていると言える。

対する優勝候補の川崎は誤審で-1。ガンバは+2。両チーム、別のチームではあるがトータルすると浦和と同じく+1の得となっている。

では誰が損をしているのかと言われれば関係していないその他のチームだ。ここ最近のリーグ戦の優勝争いは勝ち点差が最終節までもつれる事が多くなっている。

出来る限り関係者に工夫をして欲しいのはリーグ戦が終わった後でこういった誤審による損得で勝点が移動している事を個人的に思い出すからだ。もちろん自分の応援しているチームがこういった儲け方をしていたシーズンは純粋に喜ばしい事とは思えないわけで。


分りにくい太陽光発電

2008-05-14 02:55:00 | 社会
ちょっとここ最近引越しをして太陽発電を屋根にでもつけてみるか、と考えた。

理由は別に地球を守れとかそういうブームの話ではなくあくまでコストが同等なら面白そう、という観点だ。で、実際のところどうよと言えば結構良い勝負だと思う。

インフラ整備に金がかかるが電気代が安いという観点以上に昼の余剰電力を電力会社に売れるのだ。安いどころか売れるのは大きい。ただ一体どの位の年数で損得が逆転するのかは各家の屋根の向きによって違う。

うちは南に向いている屋根の面がない。これは相当に不利だ。太陽光を効率よく吸収するにはパネルを南方向に沢山並べるのがいい。これが90度向きが違えばロスは相当なものになる。もし効率の良い家なら20年程度でコストの逆転が起きるのではないかと思える。これが太陽光のむずかしいところで条件が違いすぎるので「言い切れない」のだ。20年とは言ったが40年かかるかもしれない。そうしたら大枚叩いてパネルを買ったのに(途中で壊れて)どうしてくれる、と言われる可能性もあるわけでこれが世に広まらない主要因なんじゃないか?

実際は得だろうが損だろうが年間にしたら大差ないコストなはずなんだが初期投資が大きすぎるのが太陽光パネルのむずかしいところなんだろう。

いっそ電力会社が各家庭の屋根を借りて(今の流れからタダでいいと思う)電力を起こしてくれる、とい発想もあっていいはずなのだが。それだけまだまだリスクが大きいのだろう。