トリCのブログ

ジャンル問わず現場に近いスタンスで書いていきます

中国の終了宣言に乗るな

2010-09-29 12:50:16 | 政治

 民主党の外交素人ぶりが露呈された今回の事件だが日本にはまだビデオ公開という材料が残っている。当然世界的にも「当たり屋中国」のレッテルが貼られるだろう。


 


これへの中国側の反論はビデオそのものが捏造だと大騒ぎすることで「何て卑怯な日本人!」で国内をまとめようとする。当然例のフジタの社員は解放しないし再び報復措置を他の方法で取るだろう。(はっきり言ってレアアースをネタに使ったのは他国までもが興味と危機感を抱いたので失敗だった)


 


ただこれらの強攻策をとったとしても日本には反中思想が広がり中国自身にとっても良い所はない。何とか体面は取れる程度だが海外的には相当イメージが悪くなる。


 


いちいちやらなくともいい終了宣言をする事で民主党にビデオテープを公開させないよう暗黙の圧力をかけているわけだ。民主党は短期的な視野で「とにかく収まって良かった良かった」とばかりにビデオ非公開で必死になるはず、と読んでいる。


 


さて、当の民主党はビデオ公開すると中国から再び罵られ国民からも船長を釈放した事で弱腰と叩かれ良い事はない、と思っているはずだからここは何とか違う話題でごまかしたい。脱税では秘書がー、宮崎の伝染病では知事がー、代表選では小沢がー、の手法をとるなら今回の事件は中国がーと言えないので地検がーで何とかしたいがダメっぽい。


 


やはりここはだんまりが一番か。


 


 



冷静に対処と言いながら何も見えてない件

2010-09-26 18:42:00 | 政治

 今回の尖閣諸島問題では政治家にしてもマスコミコメンテーターにしても「冷静に対処」と使う奴に限って何も考えていない傾向がある。頭に血が上った中国に対して理性を失って同じ様に応対したら戦争になる、などと単純思考で考えているのではないか。それじゃ素人だ。


 


ちなみに中国は全くもって正気だし冷静だ。ちゃんと時期を選んで場所も選んでついでに矢継ぎ早に日本が困るネタを使ってきた。更に日本がこういう理性のないやり方で迫る相手に弱い事も知っている。これには当然ながらここまでしなければいけない理由があるわけだ。


 


これを中国が理性を失った、バカな国だ。と結論付けてしまうのは中国の術中にはまっている。何故ならバカな国だからしょうがない、で終わっては次なる対抗策はないからだ。中国が最も恐れるのはエネルギー不足による国内の大混乱、政府転覆の危機である。


 


日本がもし普通の国家でちゃんと外交という駆け引きが分かっていれば今回の様な事件があった場合、「こちらはあなたが何に困るか知っていますよ」というシグナルを送るべきなのだ。


 


例えば世界規模で石油消費量を抑える為に2010年現在の消費量を超えた分だけ各国国民から税金を取る。日本、欧米は自国の省エネ産業推進の為にも別段困りはしない。困るのは新興国だけだが最も反発するのは中国だろう。これを頑としてこのテーマを国際世界で主張する、と宣言する。魚釣島でバカ船長が煽れば煽っただけ違う方面で中国を困らせればよい。そのうち船長が中国に帰国した際には罵倒の嵐である。


 


同じ様に中国政府は共産党に変わりうる政党が国内外に出来る事を異常なくらい嫌う。ならば日本が善意で中国周辺に台湾以外にもせっせと中国の別政党を作っておく、そして中国自体が危うくなった時にすぐに代替え出来るレベルにしておいてもいい。野党が出来ることで共産党もさぞ張り合いが出来ることだろう。


 


アフリカや中東に中国人がやたらとエネルギー確保の為出張して裏金よろしく点数稼ぎをしているが欧州と手を組みこれを排除する方向で工作するのも手だ。


 


要するにこういう事をしますよ、してもいいですか、というサインを常に持っておく必要があるのだ。友愛の海など素人発想もいいところだ。


 


このまま中国のエネルギー消費量がうなぎのぼりになれば2,30年で地球が崩壊する。その意味でも中国には少子化政策だけではなく小国政策にさせなければいけない。おせっかいかもしれないが今の共産党にはその位の圧力を加えないと考えを改めないだろう。


 


 



素人政権、今を生きる(笑)

2010-09-25 02:46:00 | 政治

 日本の政治は先を見る目がない。それどころか将来こうなるからこういう政策をしよう、といったスタンスすら存在しない。現在こういう大問題が起こっている、誰がこんな事をしたんだ、やれ責任は誰が取る、どうするんだ、じゃあ私がやりましょうと言う人が出るものの問題の根は数十年前から存在していてとても手を付けられるものではなく捨てゼリフを吐いて退任…。こんな政治を延々とやっている。


 


中国に目を向けると鄧小平が経済を日欧米に開放すると言ったところからこういう状態になるのは目に見えていた。大規模な経済はエネルギーを必要とする。日本単独ですら中東の石油問題で深刻なのにそれ以上の経済圏が出来るのだから中国の政策は当然エネルギー問題を重視する。海外にエネルギーを求めるには海運力が必要だし軍事力も要る。やがてはエネルギーと制海権をめぐって日中が激突する。これは1985年くらいには既に予想されていたことだ。


 


ではその準備を日本はその頃からしていたかと言うと全くしていなかった。当時ソ連の領空侵犯に対抗する為の構想を米国で語った中曽根首相の発言が不沈空母と約され日本で「軍国主義的発想だ」とマスコミが大バッシングをしていたくらいの低レベルだ。つまり全然今と変わらないって事なのだが(笑)


 


そんなレベルなのだから将来こうなる、その時どうするなどといった政策思想は全く存在せずその類の未来像を政治家に語らせると「老人も子供もみんなが安心して暮らせる豊かな国を目指します」程度だろうか。小学生かと。


 


当然ながら仙谷氏もこの類で彼の考えと立場で言えば「急に中国と衝突して困った、ここは私の一存で国民にバッシングされようともやらねばならぬ」なんてレベルだろう。つまり行き当たりばったりの行為。将来どうなる、こう出てくる、ではどうするか、このパターンもある、その結果数十年先にはこうなる、、、と色々シミュレーションした結果の行動では全然なくて「今さえ良ければ」である。これが日本の政治だし素人官房長官を攻めてももう遅い。未来を提示出来る政治家を待つか、或いはそういったものを考えさせる様に世論が圧力をかけるしかない。


 


とりあえず民主党には「沖縄や対馬に日本人よりも外国人が多くなり外国人参政権をもってして日本からの独立を模索する様になる」という将来への対抗策を考えてもらいたい。のん気に沖縄ビジョンなど言っている党だから無理だとは思うがそういった有事の際に慌てふためいた素人が「では私が泥をかぶってここは日本が身を引く事でひとつ丸く」などとやられたらたまったものではない。


 



中国の演出過多外交に辟易

2010-09-24 12:55:27 | 政治

 日米の普天間問題、中国の台湾奪還、共産党派閥抗争と軍部とのバランスなどを書いてきた。これらの事項の殆どはダムの決壊と同じく非常に微妙なバランスで成り立っている。というか成り立っていた。


 


このバランスを(中国にとって都合のいい方向に)崩す要素を中国は常に探している。餃子事件を思い出してみる。あれは誰がどうみても中国側が初めから怪しかったが証拠も取り揃える前から日本バッシングに溢れた。


 


悪いのはどちらかなど中国政府にはどうでもいいのである。とにかく日本が悪いというイメージを中国人民に植え込みそれから保護するのがあなた方の頼もしい解放軍と政府ですよ、というものだ。この点から言って日本の閣僚には靖国に参拝して欲しいし南京事件は一人として一般人は殺していないと豪語して欲しいわけである。そうする事で国民に一体感が生まれる。


 


ところが空気読めてない日本の政治家は中国の演出過多をマジ演技だと思って慌てて代替施設を作るとか靖国に行くのを控えるとか友愛の海とか言ってせっせせっせと穴埋めをする。その意味で言えば今回の船長逮捕、裁判にかけるという行為は中国政府にとっては嬉しくて仕方が無いだろう。餃子と同じで真実などどうでも良いことなのだ。


 



どこの派閥が仕掛けているのか<中国

2010-09-22 12:57:45 | 政治

 何せ中国には政党が一つしかないわけだから中に日本で言う与党、野党が共産党内部に存在していてもおかしくはない。今の中国人を反日に洗脳したのは江沢民一派だが記事からすると軍部も彼らの復活を期待している様にも思える。


 


この洗脳された人々の目を覚まさせるのは容易ではないだろう。日本で言えば軍事力を持っていないから日本は平和なのだというアメリカから教え込まれた宗教と同じと言える。


 


メディアは単に中国が中国が、と一まとめにして報道するがNYタイムズの記事をアメリカはこう思っている、と言うに等しい。



沖縄の反応は中国にショック

2010-09-21 20:37:00 | 政治

 まずはNHKのニュースが2chに貼られたのでこちら


 


漁船衝突 那覇市議会が意見書 
9月21日 13時34分 

沖縄県の尖閣諸島の日本の領海で中国の漁船と海上保安部の巡視船が衝突し、漁船の中国人船長が逮捕された事件を受けて、沖縄県の那覇市議会が、政府に対し、きぜんとした態度を示すよう求める意見書と、中国政府に対し、同じような事件が起きないよう要請する抗議決議を、全会一致で可決しました。 

この事件で、沖縄県の石垣簡易裁判所は19日、逮捕された中国人の船長のこう留を10日間延長することを認めています。事件を受けて、沖縄県の那覇市議会では、全会派の議員が連名で意見書案と抗議決議案を提出し、全会一致で可決しました。 
可決された意見書は「歴史的にも国際法上も尖閣諸島がわが国固有の領土であることは明白だ。しかし、周辺海域では、ことし8月中旬に1日で最大270隻の中国漁船が確認され、わが国の漁業者が安心して操業できないきわめて憂慮すべき看過できない事態だ」としています。 
そのうえで、政府に対し、きぜんとした態度を中国政府をはじめ諸外国に示すことや、警備体制の強化を求めています。 
また、抗議決議は、中国政府に対し、同じような事件が起きないよう要請するとしています。那覇市議会によると、今回の事件を受けた意見書や抗議決議の可決は、沖縄県内で初めてだということです。市議会では、21日にも意見書と抗議決議を政府や中国大使館に郵送することにしています。 

NHK 
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100921/t10014105441000.html 


 


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これは中国の党の方々は正直ショックな内容だと思う。マスコミではエネルギー資源とか軍事拡張路線などが主因と言われているが菅首相風に言うなら中国のスタンスは1にも2にも「台湾」だ。この台湾をどうにかしたい為に沖縄での日米の不仲が中国には数十年に一度の大チャンスになっているわけである。


 


沖縄の米軍基地は中国にとって台湾有事の際の最も高いネックになっている。この為、中国シンパの人間を日本(沖縄)に多く作る事により沖縄を反米の拠点にすることに苦心してきた。


 


そういったシンパが作った沖縄の世論調査でも圧倒的に反基地であり反米であるなら「これはいける」と思うのが心情ではないだろうか。あわよくば魚釣島から始まって沖縄を独立させ中立にさせれば台湾もついに我が手にフハハハハ、となるわけである。


 


そういうバルカン半島みたいな沖縄であるが日本のそういう危うい防衛ラインに疎い方々はのん気に「沖縄から米軍は出て行け~」とデモをやっていれば何か自分って平和の使者みたいでかっこよくない?みたいな意識があるみたいでそれに鳩山氏なんかも同調したりする能天気ぶりであった。


 


正直、民主党の多くの議員さんは「打倒自民」でやってきた人が多くここらの大人の事情は知らなそうな人が多そうだ。自民党時代にこういう事を中国がやってくるならともかく「平和の使者」である自分達の時に何故中国はこうも高圧的な覇権主義で来るのか意味が分からないだろう。


 


その原因は結局のところ鳩山氏が作ったわけだが本人曰く「自分の時には日中友好にせっかくなったのにプンプン」と言っているようである。のん気なものだ(笑)しかも意図せずルーピーって感じでちゃんとキャラを立てることを知っているし。


 


そんなわけで中国からしたら今回の騒動には「沖縄の世論が中国側につく」という読みもあったかもしれない。んなバカな、と思うのは日本人の感性であり彼らは非常に自信家で本気で自分たちは人気があると思い込んでいるところもある。少なくとも解放軍>>>>米軍、自衛隊だとは思っていただろう。ショックだろうなあ。


 


 



反日運動家、遂に頂点へ

2010-09-18 14:09:51 | 政治

 小沢氏が圧倒的に嫌われたのは金に汚いばかりか検察を目の敵にするなど「全く自分に非が無い」というスタンスを取り続けたところにある。もちろん内心これはやばいかな、とは思っていたとしても自分の政治生命を自ら止めるわけにもいかないだろう。


 


韓国の反日デモに参加した岡崎トミ子議員はただ単に世間に知られていないだけで小沢氏と大差ない政治家だ。世の中には困っている、不満に思っている人がいる。政治家や弁護士はこういう人に擦り寄っていくプロである。


 


「そのお困りな件ですけど弊社に投資いただければ数倍になって返ってきますよ」


 


というセールスマンだ。菅首相も民主党になったら1年で株価は3倍になる!と言っていたがそういう人が多いという事だ。そして捕まったら決まって「騙されるほうが悪い」と彼らは言うだろうし俺もそこは同意する。


 


岡崎議員はそんなわけで韓国慰安婦問題で株価3倍を狙っていた口だ。政治家や弁護士だって日本やアメリカの一流企業、巨大な組織の顧問をやりたい。しかしそういうのは大抵埋まっているわけで。じゃあどこに活路を見出すのかと言えばこういうアンダーな世界に営業に出向くしかない。


 


そしてこういう政治家や弁護士は小沢氏の様に国家権力から目を付けられる。当然国家公安委員会からもマークされていただろう議員だ。それが何と国家公安委員長である。小沢氏が検察審査会のメンバーになりました、というのとなんら変わらない。


 


岡崎議員は本人含め公安にマークされている知り合いを沢山持っているだろうが彼女を通じて情報が駄々漏れになる可能性もある。というかそれを狙っての就任でなければ意味が分からない。


 


自民党や他の野党にはこの点を追及して欲しいしほとんど報道しないマスコミ(当然朝鮮関連で食っている)が仕方がなく報道するくらい騒ぎを大きくしてもらいたいものだ。


 



喜ばしい反日世論

2010-09-17 02:12:07 | 社会

 日本ではお店を持っていて気に食わないお客がいくら嫌がらせをしてもグッと堪える店が圧倒的に多い。お客様は神様です、と店側も客側も信じきっているから出来てしまう妙なバランス感覚がそうさせる。


 


中国に対する日本の企業、政府も巨大な市場を抱える中国を「お客様」だと勘違いしているところがある。この空気に便乗して中国当人までもが自分を上客だと思い込んでいる。


 


このバカバカしい状況を変えるのはお店側である日本の店員の考え方であると思う。中国という迷惑客が「もう来ねえぞ、こら、それでもいいのか!?」とまくし立てている状況なわけだから店の売り上げが減ろうが「もう来るな」と言うべきなのだ。


 


こういった意見は中国のバカ騒ぎがカギを握っている。自称上客の彼らが天狗になればなるほど「もう来るな」派が増えてくる。迷惑客をつまみ出す事で店全体の方向性も変わるだろう。少しは自分の店をどういう客層にしたいのかを考える時期にきているのではないか。



さくらんぼ小学校は流行に乗りすぎ

2010-09-16 12:53:22 | 社会

 アダルトサイトに被っていたからどうのこうのという話になっているがそもそも名前と言うものはもっと慎重につけるものだ。そういうのが商売の広告代理店などに相談すればまずこういった名前はアウトだろう。


 


子供の名前でも同じ事が言える。流行っているっぽい名前というものは「今現在かっこいい・かわいい」名前なのだ。命名された本人(子供)は今後80,90歳までその名前を背負っていく。流行の劣化スピードは猛烈だ。そこまでいかなくとも40歳くらいの時にはもう「いかにもなおじさんおばさんの典型的な名前」に様変わりしているだろう。


 


古いイメージの名前を嫌うのは理解できる。それは当時その名前が付けられた時代に流行っていた名前だからだ。であれば少なくとも名前には時代の流れによって腐ってしまう意図は持たせるべきではないと思う。


 


同時に名前とはその人、その学校が長年その社会に参加して作り上げていくブランドの様なものだ。名前負けするようなインパクトを求めずどこにもない・イメージしにくい名前を付けることでその後じわじわとその名前に意味が付加されていく物だと思う。


 


 


 


 



中国のカレーパン理論

2010-09-16 04:45:00 | 政治

 昔、現場の作業員の若いのと昼飯食っていた時の事、同い年の同僚に「おい、カレーパン買って来い」の類を言った。そいつに「同い年で何でそう命令口調なわけよ」と聞いたら


 


「ここで言う事を聞いたらあいつはずっと俺の舎弟っしょ」


 


と言うもんだから(そんな上下関係にこだわる必然性がどうの、という話は置いといて)「聞かなかったらどうすんだ」と興味本位で聞いたら


 


「聞くまで俺が上だって分からせる」


 


と言っていた。中国は長年、こうやって周囲の国を舎弟の立場にしてきた。舎弟になったらそれなりに兄貴分として世話をする。


 


中国にとっては本来そういう立場に置くはずだった日本はしかし「アメリカを兄貴分とした」。それは結局のところ過去にどっちがカレーパンを買ってくるかで喧嘩をして中国が日本に負けその日本はアメリカに負けたからだ。


 


中国から見てアメリカと日本の関係はかなり弱っている。であれば日本に再度「カレーパンを買って来い」と命令すればどうなるだろうか。もしかしたらアメリカは無視するかもしれないし日本は慌ててカレーパンを買ってくるかもしれない。


 


ドキドキしながら強気に出る中国であった。まあ仙谷さんや岡田さんだから試せる事ではあると思うんだけど。俺が中国の外交工作担当だとしても同じ事やると思うくらい彼らぬるいしね。