トリCのブログ

ジャンル問わず現場に近いスタンスで書いていきます

どうしてそういう考えになるのか、を考察

2018-08-10 13:07:36 | 政治

翁長雄志氏と津川雅彦氏が時を同じくして亡くなった。

政治的な立ち位置で言うと左と右、正反対に立つ二人の様に思えるが、実際は違うだろう。

津川氏は中露米まで含めての包括的な世界観だが、翁長氏は沖縄の損得が全てに勝るまさに「県知事」だった。沖縄の為なら親中、 反米、反本土というスタンスであって、世界のパワーバランスには、正直疎い人だった。


人は立ち位置によって見方がある。


政治家も普通の人である。政治家としてスタートした場所が、例えば、町内の自治会で、近くのペット葬儀場の開発を中止に追い込もうという運動にかなりの熱をもって賛同者を集めたと。集まった支持者も町内の平穏が第一(=よその事情は興味ありません)の人達だ。この段階で集団の特性がほぼ決定される。


自民党が延々と自民党のノリであり、立憲民主党が延々と社会党であるのでも分かる様に、集団は人が入れ代わり立ち代わりしても、最初に決定された特性は変わらない。


スタートがペットの葬儀場中止の集団も自治会が市議会になり、県議会、国会まで活動場所が大きくなっても基本は「近くにペットの葬儀場は嫌(よそに持って行け)」な人たちが集まるのだ。


中国は沖縄を独立させ、米軍と日本の軍事的影響を排除したい。沖縄を落とせば台湾は西と東、両岸が中国支配下となり、平和裏に本土に編入される。


中国共産党が一番恐れるのは「一党独裁をなくそう」と大規模デモを始める自国民だ。こういった改革好きな愛国者が共産党に変わり得る政党として支持するのは、実績がある台湾の政党となる。あんなでかい国が何故台湾の様な小さい地域をかたくなに国として認めず、中国支配下に置きたいかは、こういう点にある。


この視点で言えば、日本本土に対立構造を持ち込んで本国政府に大転換を謀ろうという沖縄の県知事は、中国の台湾奪取を強力に後押ししてくれる革命者だ。しかし反面、中国の地方政治家に絶対してはいけない危険な人物の見本でもある。反日だからといってあまり持ち上げると、中国にも北京に異を唱える政治家を推奨しかねないので、対応は慎重になる。中国の歴代の王朝が崩壊するパターンは、中央から遠く離れた地方の軍閥(政治家)の野望から始まっているのは、中国の政治家なら誰でも知っているからだ。


翁長雄志氏とその周りの支持者が、沖縄独立→米軍撤退→中国の台湾の併合→日米と中国共産党の冷戦50年、といった100年構想を熱望しているとは思えない。始まりはペットの葬儀場レベルの人々だからだ。要するに葬儀場が撤退さえしてくれれば誰にでも魂は売る、という思いだけで、隣町(台湾)がどうなるかなど想定すらしていないのではないか。


もうひとつ、合わせて書かせてもらえば、政治の規模によって合意の長さも変わる。世界各国を巻き込んで原発や核兵器廃絶を実行しようとするなら最低でも50年はかかるだろうが、町内会のもめごとなら一週間も可能だ。沖縄の基地問題は、米中露日台が絡んだ非常に難易度の高い事案だ。数年で変わる首相が簡単に撤去を約束していいレベルではない。


その意味では、色々な政治家がある事案に対して考えを述べた時は、この人はどの規模でものを考えているのか、を注視するのもいい。同じく記者が政治に対して批判をする時も同様だ。その記者が自社から視点なのか東京視点なのか、韓国視点の人もいる。東京に住んでいても沖縄視点の人もいる。


絶対にあの人の考えは間違っている、とは言い切れないのは、こういった立ち位置の違いがあるからだ。

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韓国の責任回避体質の危険性

2018-07-26 12:17:19 | 政治

ラオスで開発中のダムが決壊し、大災害となっている。

あふれた水量が50億立方メートルだと聞いたが、これがどのくらいかというと、一辺が1.7kmの立方体なのだ。富士山の横に約半分の高さの箱があってその中身が一気に溢れた、と考えればその規模が分かると思う。


この工事を請け負ったのは国際合弁企業で、メンツを見ると施工はどうも韓国の企業が中心のようだ。


日本から見ると、韓国の事故は、規模も大きいがその後の言い訳の方も驚く。韓国の法律に「当事者は嘘の言い訳で他人に責任を転嫁しなくてはならない」という条項でもあるのかと。


これは一定数、その嘘を信じてしまう人々が存在し、それにより世論が拮抗するのを期待するからなのだろう。事実、うやむやになって逃げきってしまう事が多々あるし。


ダムの事故原因も責任の所在を巡って案の定、意見の相異が見られるがそれは毎度のこととして、だ。


韓国のこういう類の事故多発の原因は、国家としての総合能力というよりも、国民のノリにあるのだと思う。自分は今回のダム決壊事故で、ああそういう事か、と理解した点がある。


それはもし大事故が起こったとしても「嘘で他人に責任を転嫁して逃げ切れるだろう」という精神的保険があることで起こる重圧の放棄だ。逃げ切れる前提で、責任感半減で仕事を行うのだから、今回の直接の事故に繋がらない部分でも不手際がかなりあるだろう。それが発覚したところで他人のせいでこうなった、自分は悪くはない、という下準備は満載だろうし。


同じ様なものに中東のインシャラーがある。日本人からすれば明らかにお前のせいだろ、という事が、神が決めた事だから、という運命論に切り替わってしまうのだ。この場合の責任者は神なのだからどうしようもない。


仕事のプレッシャーは誰でも嫌だ。特に仕様書通り納期内で仕事を終えたところで、それが当たり前であり、自慢にもならない。ただし問題が発生した時には、全部自分の責任であれば、果たして報酬に見合う仕事なのかとも自問したくもなるだろう。


そこから逃げる方法として嘘と責任転換が生み出されたものであるなら、これは相当に深刻な話だ。


何を意味するかというと、「大きな責任を背負う覚悟や自信がなくとも仕事を請け負う環境」が出来上がるのだ。


大事業になればなるほど、責任は重大だから、身の丈を考えてこういう事案は大手かそのジャンルに特化した企業しか参入しない。責任を負いきれないから当然だ。


聞けば、韓国のこの企業は韓国国内業界のランキングでも10位以内にすら入っていない。恐らく施工を受ける決断をした社長、技術開発部長、現場の課長、現場作業員、その全てが嘘と言い訳と責任転換を主張する事になる。


見苦しい以前に、こういう負の文化を持った国には、モノは作らせてはいけない。あまりに危険だ。

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野党嫌いの正体

2018-07-14 12:19:33 | 政治

少し捕捉したい記事があったので紹介

「コミュ力重視」の若者世代はこうして「野党ぎらい」になっていく
「批判」や「対立」への強い不快感
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56509


まとめ
野党への支持率が絶望的に低い。特に若者世代ではその傾向が顕著だ。そうした「野党ぎらい」の背景には、若者世代が「コミュ力」を重視している事実があるのではないか。コミュ力を大切にし、波風の立たない関係を優先していれば、当然、野党の行う批判や対立を作り出す姿勢は、嫌悪の対象となる。摩擦のない優しい関係が社会に広がるなか、野党の置かれた立場は難しいものになっている。

 

安定志向、保守志向の若者からすると  的な書き方になってしまっているので反発もあるかと思うが、どこがどう野党の何が嫌いなのか、に対しては的確な記事だと思う。


ところで若者は、ではなく、現役世代は総じてコミュ力重視だ。会社で浮き上がってる人は、ガチで嫌われている。それは社風に従順に追従しないから、ではなく、仕事の環境を良くしようという努力のない人に見えるからだ。


2パターンに分かれると思う。


A 職場の環境を悪化させてでも、現状を変えたい。会社の上層部には文句たらたらの人(自分が上層部になりたいのが主)


B 陰口で評判を落として相手を会社から追い出したい人

 

多忙で自分の仕事が潤滑に進む為には、多くの人の助力がいる。仕事が大きくなればなるほど、仕事仲間との連携は重要になる。コミュ力は若者だけではなく、重要な仕事をしなくてはいけない人には必須、は当然だ。

 

昔の労働環境は、上層部に責任、命令で高給取り、下層部は単純労働で上層部には組合で対抗


こういう構図があった。数が多い下層労働者を抱える組合が好みそうな政治をすれば、支持は集まった(立憲民主、共産党)。


現代は、労働者の質が上がったので、一人に割り当てられる仕事の幅と難易度、スピードが劇的に上がっている。上層部が悪いから俺の給料が上がらない、という昭和的発想にはなかなかならない。


「○○さんは、こんな事(発言)をした。これは許されない!」


実際の職場で、そつなくコミュ力を発揮して、難易度の高い仕事をたくさんの人を使ってやっている人に対して、隙あらばこういう発言をして、その人の仕事を止めようとする、あわよくば職場から追い出したいコミュ障の人がいたらどうだろうか。このくそ忙しい中でほんと、うんざりだろうに。

 

そういえば安倍首相が豪雨被災地に来る直前に、視察場所にエアコンが設置された、とかデマを飛ばした共産党工作員の女が反発を買っているが、まさにこういう人をどうやって支持するのかと。

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RADWIMPSの反徳川思想()

2018-06-17 20:34:38 | 政治

RADWIMPSのHINOMARUの歌詞がどうとか、騒ぎ立てる連中がいて、なまじかファンの多いバンドだけに過剰反応が起こり作詞した本人が謝罪を行った。部外者が作り、部外者が騒ぎ、部外者が過剰反応し、再び最初の部外者が関係者の立場になりきって勝手に謝罪した、という


なんだかとってもモヤモヤする(苦笑)


ちなみにこの場合の関係者とは、戦前の右翼思想を未だに持っている人、という意味だ。


ひとつ整理をすると、戦前の右翼思想とは、どういうものだったか。よくドイツのナチス思想を話題にすることもはばかられる、って事で日本でもこれを真似してちょっと何か言うと、大騒ぎするパターンが出来上がっている。


だから言論の自由なんか関係なく、ちょっとでも戦前臭のするものは、すべてダメ、ってのが左翼系の人々の主張なわけだ。戦前臭のするもので身近なものでは、坊主で全員整列で組織の為に身を粉にして勝利を目指す、ただし栄冠はたった一校だからその他は栄誉ある玉砕が必須、滅びの美学が気持ちいい高校野球あたりがソレだ。


じゃあHINOMARUの歌詞に興奮する人は、何でこれに噛みつかないのか、といえばスポンサーの新聞社が思想的身内だからだ。ちなみにこの身内の新聞社の社旗も韓国人辺りは卒倒するやばいデザインだが問題なしだ、身内だから(笑)


話がずれたが、戦前の右翼思想。これは「徳川家康」を倒す為に作られた。


徳川家康は400年前の人で、武力による拡張政策の競争を止めさせ、自分が神になる事で、神に仕える幕府に誰も逆らえない様にして、日本国内から軍拡競争をなくした人だ。ちょっと言い回し的に突っ込みが入りそうだが、分かりやすく言えば、各都道府県の国会議員が自分の県の軍事費に使っていた金を、国会に召集するたびに県職員と議員が遠方から旅をしてくる。その旅費に化けさせて、軍事費を減らす方向に持って行き、軍縮を実現させた。ついでにこれのせいで街道沿いの経済が活性化された。江戸(=東京)から離れれば離れるほど、いまだに経済的に貧相なのは、これの影響が結構残っている。


軍縮ついでに徳川家康を絶対の権威と強調し、家康の子孫(将軍)とそれを支える幕府には絶対に従うという思想を国民に徹底した。


1800年代中期、迫りくる列強の軍事圧力を日本の危機として利用して、幕府から政権を奪取したのが明治政府だったが、神である徳川家康と子孫の権威を奪取するのに使ったのがそれよりも格が高い皇室だった。権威に絶対服従の洗脳を徳川家→天皇家、幕府→天皇を支える政府として再利用したわけだ。


RADWIMPSのHINOMARUの歌詞はこれらの歴史的諸事情を作詞した本人が意味も分からずイメージだけをトレースしたものだ。本来、こういう歌詞を作る人は「欧米の覇権主義はやがて日本にも迫りくる。それに打ち勝つには1にも2にも軍事力である。我々の魂は守護者である天皇が守り、たとえ玉砕しようともそれは靖国に祀られるから、安心して死んでこい」という政治的主張がある。


今時、イギリスやフランス、ロシア、アメリカ辺りが日本を植民地にするのを防ぐために、我が身を銃身に変えたい人間がいるとか?徳川幕府を何としても復活させない為に、日本国民はこうするべき、という強い信念で情報を発信する人間がいるのかと。


徳川家康とその血を受け継いだ将軍の権威を失墜させるための右翼活動が、明治から昭和の敗戦まで何となくだら~っと続いていただけの話であって、昭和に入った頃は、すでに元の意図は忘れ去られ、天皇を持ち上げさえすれば、勝ち組安泰、という「今だけ何とか凌げれば」的な話だったのだ。今の憲法9条を守れ、安倍の暴走を許すな、の老人達のこだわりが若い人にはさっぱり分からないのと一緒だ。


部外者が作り、部外者が騒ぎ、部外者が過剰反応し、再び最初の部外者が関係者の立場になりきって勝手に謝罪した


と冒頭に書いたが、その意図が分かってもらえたはずだ。

 

今や戦前の歌詞を本気で作る人間など、異世界転生ものの主人公(「特攻かけて目が覚めたら73年経ってて有名人になったので本気出して書いてみた」KADOKAWA)でなければ無理だろう。関係者なんてこの世にいないっての。

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南北の茶番はどこまでも

2018-04-29 11:35:32 | 政治

南北会談が行われ、戦争状態が解かれた。文面上は。


この東アジアの問題は、元を返すと北朝鮮が周囲の国家から利用価値がない、と判断され完全に無視された状況から始まっている。


例えば沖縄の基地問題。場所柄、軍事上、重要な位置を占めるのでどこの国家も沖縄の現状を何とかしようと躍起だ。だから沖縄の地元の政治活動家は、これを利用して、かなり無茶な金銭を要求できる。


以前から朝鮮半島は、前線基地として価値があったために日本、中国、ロシアという列強が自国の同盟側に取り込もうと躍起になっていた。今の沖縄と同じだったわけだ。


ここから日本が敗戦の影響で、手を出せなくなった。今でも中韓が世界の世論を反日に導く運動をしているのは半島勢力争いに日本が再び参戦出来ない空気にする為だ。


ロシアは半島利権には現状で大して興味を示さない。現代の世界では、軍事だけでは利権地域を拡張は出来ない。相手国家に進出するには自国の経済界が軍事以上に強くなくては無理だ。


そうすると半島でまだ前線基地がどうの利権がどうの、とこだわっているのは中国とアメリカだけであり、日本とロシアは興味を失いかけている。

そのうえ、中国もアメリカも互いに北朝鮮や韓国はそれほど重要なものではない。中国は東南アジアにずっと熱を入れている。将来的には難攻不落の日本は無理だとしても太平洋全域も軍事、経済で掌握したい。


安倍首相が東南アジアを含む安全保障条約を推し進め、太平洋全域をTPPに参加させる意図は、まさにここにある。


このような日中の争奪戦には朝鮮半島は含まれていない。勘のいい北の指導者なら分かるだろう。中国と日本は朝鮮半島に興味がない、という事を。


韓国はこういった点には、どうにも政治的センスがゼロに近く、いまだに自分たちは重要な地域に存在し、日米がひざまずいてやってくるはずだ、という自信にあふれているのだが、ここら辺は日本の野党政治家と似たような環境だったからだろうか、恐らく今後も気が付かないだろう。


再び沖縄の話に戻るが、もし沖縄が日本から独立していて軍事的にも経済的にも重要な地域ではなく、米軍もなし、日本からの補助金も入らなくなったら指導者はどうするか。


あくまで選択肢のひとつではあるが、自ら危機を作り上げ、周辺国を再び注目させ、援助せざるを得なくする雰囲気を作らないだろうか。


北朝鮮が一貫して数十年、演出してきたのはこれであり、要は政権を明け渡すつもりはない、金をくれ、さもないと騒ぐぞ、なのだ。


つまり、今回弾道ミサイルの量産をあきらめたとしても、再び金銭が尽きれば騒ぐ準備はいくらでもある、という事になる。


実験は成功し、現物がなくなっても設計図はある。中東辺りの国家は欲しがるだろう。日米はこの国家に頑として援助はしてはいけないし、常に軍事侵攻も考えている(中露も込みで)、くらいの事は言っていい。


連邦制を推進させ、韓国から国連軍を撤退させ、南北が手を取り合って苦難の道を歩むのもいい。朝鮮半島には騒いだ子は余計に飴を貰える、というようなことわざがあるようだが、もう親はいないのだ、と子供にはわからせる必要がある。

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システムの変更はなぜ必要か

2018-03-29 21:05:27 | 政治

去年内閣府が調査した生活の満足度は過去最高になったようだ。


絶対に信じられない!と息巻く人もいるだろう。だが、統計というのは年々、調査対象となる社会環境と世代が変わっていくものだ。そういう数字が出ても不思議ではない。


まず、日本の社会では圧倒的多数の人の基本給は下がる事はない。ボーナスが激減、会社が倒産とでもならないと不満にはならない。


では、これまで不満、と答えた人は過去にはどういうタイプだったか。おそらく長く会社に勤めているのに昇給が少ない、或いは、同期はずっと給料が良いのに…というものが前提だったと思う。


今の時代であれば、この原因は分かる。昇給が少ないのは会社から評価されていない、という意味だし、同期が多く貰っているのは、自分の能力が低いから、と思う。今の時代だからそう思うのだ。以前は、同じ時間だけ働いていれば、能力二の次、同じ給料を貰って当然、という常識(空気)があった。


だから能力が劣っている人でも、2倍は活躍している同期の人と給料が違えば「不満」だった。


今は、年下だろうが、会社に貢献していれば年上よりも給料が多くても、それを不満に思う人は少なくなった。アンケートには、こういう社会常識の変化までは反映されない。特に社会に不満を大げさに表明する世代が引退し、代わりに社会に入ってくる若い世代は自己責任感が強い。これだけでアンケートは劇的に変化する。


失業者で満足度が高い人間は、まずいないだろうが、その人たちが就業すれば、一定確率で満足と答えるだろう。早い話がこういうアンケートは、失業者を減らす事で、改善される。


大部分の人は、収入は変わらないので満足も不満もないだろう。ところがアンケートをとれば、数字が変動するのだから「実感が沸かない」となるのも、アンケートの特徴だろうか。

アンケートではないが似たようなものに評判サイトがある。


食べログなどはネット利用者で外食を頻繁にする人なら結構使っているはずだ。ただ、ネットで食べログの話題になると決まって「俺はあんな胡散臭いサービスは使っていない」自慢大会になってしまうので、話がズレてしまう。


食サイトだけではなく、批評サイトが好評なのは初期だけだ。何故なら知恵のある人間がシステムを読み切ってしまい、当初の純粋な利用ユーザーの存在が雑に扱われる様になるからだ。


例えば政治家を対象とした批評サイトが地味に作られたとしよう。

当初は政治思想や利権に中立で行政に詳しい人たちと政治家個人を知りたい一般人だけで、おおむね好評のはずだ。そのうち偏った思想の持ち主同士でねつ造を含めた低レベルの批判合戦が始まる。


そうこうしているうち(多数の考えをズバッと言ってくれる、つまり素人視点)政治に大して詳しくはないが、文章力は、ずば抜けた人が目立ち始める。


当初の目的であった政治家の考え方、発言の真意を探るといった探究心はどこかに飛び、"俺の方が詳しいのに"あんな奴がトップレビュアーなんて気に食わない、という人がトップランカーの醜聞を拡散し、結果として「一般人は騙せても、俺はあんな胡散臭いサービスは使っていない」自慢大会になってしまうわけだ。


批評サイトのシステムが甘い、とも言えるが結局、サイト利用者によってバランスが徐々に変貌していくのは、止めようがない。これは社会全体にも言えて、今現在の社会を悪利用して儲けよう、楽をしようという人が必ず出てくる。それを押えこむ為にシステムを作り直す。そうすると再びそのシステムを利用して…、という様に出来ている。


つまり「こうやればずっといいのに」は、今現在のベストかもしれないが、やがて人によって陳腐化する。「これは絶対だから変えてはダメだ」は、システムの運命から言えば終わっている考え方だ。


例えば今の社会で江戸時代の社会の決まりを復活させ、栄光ある鎖国日本を目指そうとする人間がいたら、かなりやばい人だ。中東の原理主義者がこれにあたる。


しかし昭和中期のドタバタ数週間で決めた憲法も、間違いなく江戸の決まりと同列になる時代がそこまで来ている。平成すら知らない後の世代にとっては、安倍政権がどうして古い憲法を変えるのに、多くの昭和の常識を振りかざす人達に抵抗されたのか、全く意味が分からなくなるだろう。


森友学園で安倍政権を倒すのに延々と頑張る人たちの、真の目的は憲法改正阻止だ。だが、さっきも書いたように憲法をどうして守らなければいけないのか、時代に合わせて変えるのがベストでしょ、という未来の世論にとっては、この人たちの考え方は、とても理解しがたいものとなる。


過去の偉人の行動原理は、その当時のシステムと過去の反省と未来を見据えた予測から理解されるものだ。それは現代の官僚や政治家を評価する場合でも、同じことだと思うのだが。

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日本人には不向き、裁量労働制

2018-02-27 12:12:55 | 政治

裁量労働制が話題になっている。


当然の反応だが、大半の人が反対だ。どういう話かと言えば、皆が以下のような立場になる。


会社で役職についている人は残業代がつかず結果(数値)だけが求められている人が多い。数値を出す事が前提で平社員よりも厚遇になっている。競合会社が多い日本では、求められている数値は、どこだろうが相当厳しい。その結果、定時退社や有給休暇など夢の又夢。という現実がある。


定時で普通に働いた仕事量が100とした場合、これまでは110の仕事量だと仮定して、割増しの残業手当で113程度の収入があったと。これを会社側が基本給を108程度に上げて110の仕事を持ってくると会社側が5の儲けになる。


日本社会全体の仕事量は(よほどの好景気でなければ)変わらないから個人のもらっていた5が会社側に入る仕組みだ。


ただ行政側が考えているのは会社側(経団連)へのおべっか、という一般的なイメージではないだろう。日本人の仕事はとにかく非効率だ。働けど働けど我が暮らし楽にならずじっと手を見る、に代表されるように手を見ている暇があったら効率的に働けよ、という話だ。


以前からかなり書いている事だが、日本人の場合、関係者全員を納得させないと次にいけないという集団心理が働く。その結果、即断即決が出来る事案でも「もしかしたら納得しない人が出るかもしれない」ので会議資料を連日の残業で作りあげ、上司がそれでもダメだしをし、何とか会議に出すものの、反対勢力が重箱の隅をつつき大騒ぎし、資料の再提出にまで紛糾する。


動き出す前から人件費が膨大にかかり、ようやく承認が取れても、製造業までこの調子だから製品の単価は他国の即断即決製品の数倍になる。もちろん、沢山の人の時間と手間暇を何にでも惜しみなくかけるから品質はいい(これで悪ければ救いようがない)。ただし買いたくなる値段ではない、アマゾンで中国製を、という話だ。


自分は日本から「全員が納得するまで話し合い」はなくならないと思っている。100年後でもだ。


しかし、行政が考えているのは、一つの製品やサービスを作り上げる為の人件費をいかに抑え込むか=海外競争力を高める&国内製品価格の活性化&消費する余暇時間を増やす、であり問答無用で出来高制にしてしまえば、そのうち無駄な会議資料作りや、何でもかんでも全員集めて長時間会議がなくなるんじゃないか、という期待だ。


さて、そこまで日本人の本質が変わるものなのか。国会議員などは基本給と手当が定額制で決まっているので、深夜まで紛糾しても臨時収入が入るわけではない。それでも社(日本)の為、人の為頑張る彼らを見ていると(それもかなりの非効率)、やっぱり裁量労働制なんか無理なんじゃないか、と思うのだが。

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借金と健康な体

2018-02-02 13:06:25 | 政治

経済問題を政権批判に利用したい新聞などのニュースはよく例えを出す。日本の借金が一人あたり800万円を超えたとか。


この狙いのセンスの良い点は(注:皮肉)とにかく素人に分かりやすく危機感が感じられるように出来ている点だ。反論をする側が言えば言うほど「専門用語でごまかしている」という気分にさせられる。残った感想は「とにかくとんでもない借金だ、何とかしないと」だけである。


そこで今回は誤解を招こうという意図のある家庭の借金経済論ではなく、具体的な反論でもなく、人間の体(健康)に置き換えて経済を語ってみようと思う。目的は体も経済も構造さえ知れば「こうすれば痩せる!」「こうやれば経済は良くなる!」がどれだけ怪しさ満点かが理解できると思うからだ。


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健全な体とは「運動量が多い、食欲がある、熟睡、適正な体重」等々、医者が健康診断の時にだらだら無感情に言いそうなセリフだが実際これに尽きる。重要なのは臓器含めた各パーツが働き者でエネルギーを必要とする体作りだ。


太りすぎ、痩せすぎの人は、体のパーツが弱って働けなくなった為に、エネルギーを正常に消費しない。それまでと同じ量の食物を口に入れればエネルギーを消費しきれず太る。食欲がないままに食べないor偏食をしていると臓器には北朝鮮クラスに飢饉が発生している。当然ここから衰弱し病気になったり老化が劇的に進む。


解決策は明確だ。各臓器を家の中でだらだらしているニートだと思えばいい。段階的に家の外に連れ出す、散歩させる、ランニングさせる、運動した分だけ食事を与える。やる気が出てきたら外に出て働かせる、稼いだ分だけ更に良い食事を与える。これらを現状に合わせて徐々に上げていく。


経済はこういった体の健康維持方法に似ている。


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体内の臓器と同じで動きの活発な企業は、お金を沢山借りて沢山の富をもたらす。商売が行き詰まっている会社は業績がパッとしない為銀行もお金を貸してくれないし、会社そのものも借りる気がない&働く気もない。


こうなると節約して資産を切り売りして規模を縮小するしかない。臓器の劣化と一緒だ。景気が良い、という意味はつまり企業が借金してもそれ以上の富をもたらす時期だ。人間で言う「良く食べて良く働いて、太りも痩せもしない」健康状態だ。


もしこれを最初に例えた家庭感覚で「何としても国の借金をなくそう!」と一大決心をすればそれは絶食覚悟で痩せよう、という意味になる。


家庭に置き換えて国の借金を考える人のイメージは、国(政府・行政)が無駄な金を使いまくった結果、方々に借金をして首が回らなくなったという感じではないだろうか。旦那が競馬やパチンコに狂い家を売り払うはめになるアレだ。


このイメージの借金は「何の富も生まない借金」であって企業や国の借金とは根本から全く意味が違う。日本語として、同じ借金、と扱われているのは作為的なものだ。


国の借金は栄養価の高い食物を借金して買うのに近い。これを体の隅々まで行き渡らせ、働ける体にするものだ。体が動くようになれば、仕事の効率が上がり収入も上がる。税金は収入のうちから払われるものだから、働ける人が多い方が良いのは当然の事だ。国の借金はもっぱら国民に働いてもらえる環境づくりに使われる。


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実は、この借金に対しての説明、というのは、かなり難しい。というのも、身内で別々の会社経営をしている二人が、夫人に借金の相談をして(借りたい、貸したい)、どちらも頑強に反対された事があるのだ。


自分は、その内容と相手の信頼性から、何の問題もない、と判断したし実際そうだった。会社を経営しているから「借金」の意味が分かっている二人に対して夫人の考えている借金は、まさに一般人のイメージする借金であり、五分五分(むしろ世間的には夫人が正しいように感じるはず)の言い合いに発展する。

 

そこでやはり思ったのが、この借金に対するイメージは、経済の基本を知らないからなんだろうな、と思う様になったのだ。金を借りたい人が、いきなり専門用語連発で言おうが、猫なで声で説得を試みようが「ダメなものはダメ、借金なんてとんでもない!」で五分五分の言い争いである。


持っているイメージが余りにも違う場合は、やはり正しい認識を共有するしか手はないのだ。

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迷惑なキャラ設定

2017-12-14 21:38:05 | 政治

テレビドラマや映画、アニメでも小説でもいいが、こういった創作物を作る人たちは、作品の中で色々な人を、踊らせて話を面白おかしくする。


最近の作品は(人を見る)洞察力に優れている演出家が、作っているわけではないので、キャラクター自体は底の浅いものが多い。そもそも、そういった人物を作り上げたとしても、今度は役者がそれを消化できない。


洞察力のある作家が六人に一人、それを消化できる役者が同じく六人に一人と仮定した場合(だいぶ甘々だが)、サイコロを2回振って1が続けて出る36分の1と同じになるわけだから、まじめな作品は、作るのが確率的に難しいわけだ。


奇跡的な芸術作品に出会うのが稀なのは、何もクリエーターが無能だらけだからではなく、はなからそういう低確率の要素にハマらない様に、工夫している方が比重として大きいと思う。


結果、作品の中で躍るキャラクター達は、現実ではあり得ない癖のある人物が視聴者にも許容されている。役者も常に深みのある演技を要求されないので、その方がストレスがない。どこまでもリアルな演技の実力主義であれば、それに耐えられるレベルの役者は限られるし、一部の人ばかりが重宝される事になる。


よく、日本はアニメの演出はすごいが、実写の役者は何であんなに、大げさな大根ばかりなのだ?と海外の人が言うが、それは上に書いたサイコロの理屈なのだ。みんながストレスなく、みんなが程々の利益を得る、を追求していったらこうなった、というわけだ。アニメでは、そもそも深みのある演技を連続動画で描き上げるのは、人件費を考えても不可能で、「メガネ、生徒会副会長、論理派、実直」などという前提が視聴者含めて存在する。つまり過去の作品のキャラタイプの流用によって、実写よりもずっと雑な描写でも、視聴者が補完して見てくれる事を、前提にしている。

 


ちょっと前の話になるが、アナと雪の女王のテーマ曲で、いろいろな言語で各国の歌手が歌ったバージョンがあった。


人気度では松たか子の日本語バージョンが断トツだったが、それは他の歌手とは違い、彼女がキャラクターを歌に乗せた面が大きかった。他の歌手は私の歌唱力を聞け、という歌手らしい歌手ばかりで、つまりキャラが歌うわけではない、という意味になっていたと思う。

 

テレビドラマや映画など、以前はばくち打ちの様な人々が集まって、奇跡の様な作品を作ろうと奮闘した時代もあった。しかし現代は、作品に関わる人々が金融業界との繋がりが大きくなり、より安全性を求める様になった。その代償として、キャラクター作りが共通認識の取れる平たいものになる---


映像界の演出家が作り上げたそれっぽい人が、果たして現実世界でもいるのかというと、まずいない。あなたも誰かに自分のいないところで「あの人はドラマに出てきた誰々に似ている」などと陰口をたたかれている可能性はあるはずだが、そんな単純に人をあるカテゴリーに入れてしまう人間に、一種の恐怖を感じないだろうか。


サンフランシスコで慰安婦像が自治体公認で建てられた。日本軍はスターウォーズでいう帝国軍であり、辺境の平和な村を襲い、少女を無理やり連れ去った極悪非道な連中である。サンフランシスコの友好都市だった大阪の市長は、「我が帝国軍はそんな破廉恥な行為など絶対にしない!」とまくしたて、怒りの断交を決定!


という様に、刷り込まれている人には見える。時代に合わなくなった憲法を改正する考えを表明すれば、それはドラマで言うところの、腹黒い野心のある戦争を仕掛けて大もうけをしようという政治家。子供や老人、女性の権利を守るため、権力に真正面から立ち向かう人は、清く正しい人に決まっている。


権力闘争と組織の延命に右往左往するエリート集団は、実はプライドしかない無能であり、集団と真っ向対立する一匹狼の主張は、清く正しい。


いくらでもあるだろう、これらのキャラクターは、映画やテレビドラマでは「あるある」だろうが、現実社会ではほぼ逆だ。


社内で浮きまくっているダメ社員が、この会社は腐っている!自分以外全員が間違っている!と言ったところで、あぁまた始まった、と思わないだろうか。


ところが事情を知らない外部の人間は、そうは見ない。上層部の圧力に全員が黙る中、一人声を上げる勇気ある人物、などと解釈したりする。どうしてそう解釈するのか。


テレビドラマや映画では、決まって孤軍奮闘するのは主人公であり、周囲の抵抗勢力(特に市長とか社長とか)は無能だから、という刷り込みがあるからだ。


安倍首相は、陰謀をめぐらすヒットラーの生まれ変わりであり、高い支持率は烏合の衆(モブ)が「さすが安倍さんだ、すごいや」と洗脳されている図である。この罠にかからない私(主人公)が戦わずして誰が奴の陰謀を止められるのか!


まあ、こんなノリがある。


組織の中で孤軍奮闘の人には、こういう立場に勝手になって酔っている人が経験上、多々ある。大多数の意見と違う、という立場に立った場合には、圧倒的に自分の情報量が優位にある場合か、むしろ周囲が実情をよく知っていて自分が無知な場合である。


当然、大半の人が自分の情報量が優位にあると思っているから、なぜ気が付かない調の主張になるわけだが…、まあ大半は後者だ。つくづくキャラ作りのプロが生み出した簡単な善悪キャラクターの迷惑な事。

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コンパクトな組織を生かすには

2017-10-23 15:54:37 | 政治

日本の政治の微妙な話なのだが、大企業と同じく、まずはどこの所属なのかが個人の考えよりも重要になる。


自民党の中も左から右と幅広く存在するが、そんな個人の思想(こだわり)よりも、選挙区民や支援する企業や後援会の方がずっと大事だ。右左関係なく、自分の所属する集団の為に議員は動く。結果として極端な思想の持ち主だろうが極めて常識的な政策の選択肢しか打つ手はない。


例えば、あなたがそういった代議士になった場合、支援してくれる人々の期待は裏切れない。レベルとしては、応援してもらっている近所の人から金を借りておいて返さない、くらいの感覚だ。スタート時は身内で自分をよく知る人たちばかりだから歯切れは良い。ところが国政で大きな政党に所属すると、同じ政党の議員の支持者にまで気を遣わなくてはならなくなる。文春にネタを提供するなど、自分の周囲だけで済まなくなる。


自民党は支持者が多い。という事は、好き勝手に玄人受けする政策はなかなか出来ない。野党がよく口にする国民の為に、と言うのはむしろ、自民党の議員が自身の政治信条を捨て、国民目線で政策を行わざるを得ない、身を以て体感する事を意味する。


野党は支持者が少ない。当然、縛りが自民党よりもずっとゆるい。その為、夢見る代議士が好き勝手に言える。もし政権を取ったら自民党よりもずっと「若々しい政策」が出来るはずなのだ。恐らくそれは、突っ込みどころ満載の「青臭い政策」となってしまうとしてもだ。

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大企業が作った可もなく不可もない(完成された)商品と、中小企業が作る斬新な商品という対比が本来はある。当然新しい商品は若い世代に支持され、一気に時代を凌駕する世界的企業に躍進していく…はず。


日本にはそういう中小企業は人口比からして少ない。自分達が自由なポジションにいる、という優位性を活用できないのだ。画期的な製品を、という割に大企業と同じ合議制を取り入れ、それでいて大企業には出来ない事を、というやり方をトップ(要するに年寄り)会議でやらかすから王道に対して邪道に入り込む。


高齢の人の考える良い商品だから、やはり斬新には程遠い。大抵の世界的革新企業には世界的天才がタクトを振れる環境があるものだが、日本では年功序列に加え話し合いで煮詰めるのでそれは望めない。


日本の野党にも、これを結構感じるのだ。自民党では絶対に出来ない、30年先まで日本が世界より進んでいる政治をどこかの天才が思い描いたとしても、それを発揮できるはずの野党の先頭で旗を振っているのは、反米、反戦、反原発の世代だ。支持者も当然、その前後の人々で「自分は若々しい」と、若者の保守化を批判する。


今回の衆院選後の「立憲民主が躍進」扱い報道をみて感じた事は、新聞もテレビも野党も本当に歳を取ったなぁ、と。

 

 

 

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