東京100人超え

そろそろだろうなと思ってたらやっぱりそろそろだった。
全面自粛解除したとたんに、わらわらと街に人があふれて、あぶなっかしいなぁと半月前に感じていたし、まぁ、知事選挙があるから終息っぽい空気感を出したいんだろうなあってところだったんだろう。
それにしてもオリンピックといい、知事選挙といい、なんかデータの収集をキチンとしないタイミングでデータの取り扱いをおざなりに政治的に利用しそうな人たちばかりの時に当たる意地の悪いコロナウィルス。まぁ、東京都の職員にめっぽう評判が悪い現知事に一泡吹かせたいって検査を拡充してるって気も起きないわけじゃない。今日の会見もお願いするってばかりで、具体的に何をしますってことは言ってない。
ほとんど放置されてる都民は休むことも自衛することもできずに、ふだんの人口密度で生活しなきゃならないわけで、病床が埋まってないから大丈夫っていうのは、疫病対策として最低ランクなのにね。
発病しなくても陽性反応がでたら、社会生活ができなくなるわけで、社会生活をできるように保障するのが公共機関の役割なので、罹患させないという事が一義にあらねばならないって思うんだ。
最近の公務員とか政治屋さんたちの行状を見てると、公共って存在がけっこうあやふやにとらえている気がしてならない。
ソサエティって言い替えたほうが公共の響きよりも公共っぽいのは、いまの社会が塊ととらえられてないからだとも思うし、今の日本的な公共は経済とか義務とかよりも何段も下に置かれてるような気がしてならない。
もちろん、それらに上下はないし、もとよりそれのバランスで社会は成り立ってるから、公共自体をないがしろにすればするほど、社会機能が失われていくのだけど、公共の本来の姿よりもそれに集る利権のほうに傾いちゃってるし、公共や福祉を下段に見る人たちは、その陰に隠れて本来の意義をコントロールする連中に嫌悪を感じてるのに意義自体を否定しがちなわけだ。
だから、大阪とかで顕著な公務員叩きとか、公共の財産、ということは国民の財産である国家予算の使い道に苦言を言わず、公共のためにお金を使うことに減った分の財源をたかだかテレビのコメンテーターが心配するなんて事態になっちゃうわけだ。
公共のために集められた税金だから、公共のために使わなくってどうするんだよ。
給付金ひとつにとっても下請け企業にもうけさせるために発案するような連中で、けっきょくどこか私企業が私腹を肥やすための事じゃないと、公共のために動こうともしないなんて、寄生虫に脳みそまで乗っ取られた羊みたいなもんだよ。（あれ？羊だったっけ？脳まで寄生して水辺に連れてくってヤツ）

ともかく、東京は全力で検査して全力で隔離して、市中感染を最小にまで抑え込まないと、経済自体がぶっ飛ぶわけで、たぶんロックダウンは二度目はすさまじい結果に終わるし、感染爆発起こしても人口集中度が桁違いで人の動きも活発な東京は瀕死になりかねない。
一回、ロックダウンして中小弱小の小売業とか飲食業がダメージ受けてなんとか息絶え絶えのところに感染爆発をくらったら日本全体に波及しかねない。二度目のロックダウンはかなり厳しい生き残りが事業者だけじゃなく普通のサラリーマンまでやってくる。二度目は避けないと。

都知事にだれがなるにしても、すぐに効果が出るような施策が打てるわけでもない。金を出すにしても最低一月はかかる。その間に倒れるところも前よりも多いだろう。いま、あと三日だけど、現知事の判断が後々まで響いてくる。
小池で大丈夫なのか？彼女に公共の理念はあるのか？それを問わなければいけないんだ。
都民は長年にわたって・・・・・ああ、これいっちゃお終いだわ。