さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

自民党総裁選 二人の主張をちょっと見てみる

2018-09-18 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

いよいよ自民党総裁選が近づいて参りました

過日、自民党総裁選に向けて安倍さんと石破さんの討論が行われまして

自民党の総裁選と言えば、我が国の舵取りを誰に任せるのか

党員であってもなくても大変注目されるべき選挙です

本日はそのときのお二人の主張を振り返りながら、私たち国民がどのような方向を目指して行くべきなのか

拙文を通し、共に考え感じて頂ければ幸いであります


さてこの小平次、以前より申し上げております通り、現在の安倍政権を支持しておりません


詳しい内容は後日また述べたいと思いますが、その理由は大きく分けて3つ

お二人の主張もこの3点を中心に見てみたいと思います


1 経済政策
  
あまりにグローバリズムに過ぎる、周回遅れの新自由主義、儲かればそれで良いとする弱肉強食の価値観を中心にしたその政策、人手不足を理由に、ついに実質的な移民政策に踏み切ろうとしている、この点については先の選挙でも公約にはなく、全く国民にとって寝耳に水の後出し状態から押し切ろうとしている、このままでは20年後、町に中国人とベトナム人が溢れかえることになるでしょう

2 憲法改正

憲法9条2項を削除せずして、自衛隊を合憲とする加憲案、小平次は憲法改正は絶対にやらねばならないことと思っておりますが、この加憲案は全くもって支持できません
というより絶対にこんな改憲をしてはいけないと思っております
自衛隊を軍隊未満にしたまま、足枷をいっぱいつけさせて海外の紛争地域に派遣する、隊員の皆様のことを思えば、こんな改憲死んでもできないと思うのです

3 天皇と皇室 

一昨年、私たちは天皇陛下よりおことばを賜りました
『このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました』

天皇陛下は

『象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ』

とおっしゃったのです

このままでは近い将来、皇位継承できる方がいらっしゃらなくなってしまう、天皇陛下が憲法違反との批判を受ける可能性があることをご存知の上で、あのような方法を選ばれたのです

それだけ危機的状況であるということです

にもかかわらず、現政権は特例法を定めただけでなんらその後の対策を講じようとしておりません
男系継承、女系継承、そういったことに様々主張はありますが、本来この危機的状況のなか、少なくとも政府としての議論はあってもよいと思うのですが、国の最重要課題であろうに、いまだほったらかしのまま何もしようとしておりません

小平次は上記2点は百万歩譲って、いろいろな考えの方がいるだろうと思えても、このことにおいては現政権を許すことができません


さて、以上3点について今回の討論ではどのようにおっしゃているか、見てみましょう

と、言いながら、小平次が最も重要な課題と考える3点目の『天皇と皇室』については、今回のお二人の討論には出てこなかったようです
質問者からも出てこなかったようです

甚だ残念なことであります


ではまず1点目の経済政策

お二方とも少子高齢化社会への対応という点は同じ問題意識にあるようです

安倍さんは経済成長維持のためはっきりと

『外国人人材を今度は大幅に活用していこうということになりました』

と述べられておりますので、移民政策について本気であることが窺えます

言い換えれば、経済成長維持のため、労働力、人口の確保を外国人にその一端を担わせるということでしょう

また安倍さんは、農業分野においても地方で活性化しているような発言をなさっていましたが、小平次が現実に地方の農家さんとお話ししても決して活性化しているとは感じられず、過去から現在に続く農業政策の影響か、撤退を余儀なくされている人も多く、事実農水省の統計からも食糧自給率は38%と、先進主要国の中でも断トツに低い、という現状があります

これに対して石破さん、経済政策、経済成長は社会保障の維持のためであるとし、人口減少社会に向けてまずはどのような国の形、社会の形が前提となるのか、その上で過疎化する地方、逆に地方に移り住みたいと考える都市圏の人たちも多く、そのマッチングをいかにしていくか

ということをおっしゃていました

『人口減少社会に向けてまずはどのような国の形、社会の形が前提となるのか』

ということは大変重要で、これだけ聞けば小平次としては石破さん支持なんですが、石破さん、確か過去には『移民政策』を進めるべきだと言っていたような気もしますので手放しでは支持できません

過去発言を検索してみると、どちらかと言えば『右寄り』の方々からの批判や記事なので鵜呑みにもできませんが


ただいずれにしてもこの『移民問題』はこれからの国のあり方を想う上で避けるわけにはいきません

今回のように、国民にほとんど何の説明もないままになし崩し的に推進するのはあってはならないことと思います

さて、この経済政策については、後日、総裁選が終わったのちに改めて小平次が感じている現状をお話ししたいと思います

次に2点目の憲法改正

これは大変わかりやすい図式です

まず安倍さん、質問者からの『そもそも安倍さんは、2項の削除論だったじゃないですか。変わったのはなぜなのか』との質問を受け『まず与党でですね、与党で十分に、与党の中で賛成を得られるそういう条文にしていくという責任が、私は自由民主党のリーダーとしてはあるのではないかと考えた』とのお答え

前後の質問の意図からすれば

『公明党に配慮した』

ということなんですが、これはまず改憲ありき、そのための発議ありき、『これまで何も進んでこなかった』という安倍さんの論もわからなくはないのですが、国家の存亡をかけているともいえる9条2項の削除について、大幅に、あってはならない線まで『宗教団体』に譲歩したということであります

対する石破さんは以前から

『2項を削除し、日本国の独立を守る。そして国際法に則って活動する。そのことを明確にする』

とおっしゃっていましたが、今回の討論でも同じことをおっしゃっています

この点については小平次は完全に石破さんの論に賛同するものであります


この改憲についても思うところを総裁選後に改めてお話ししたいと思います

さて3点目 天皇と皇室

このことは冒頭で述べた通り、今回の討論の中には見当たりません

ですが石破さん、自身のサイトで

『天皇陛下のご生前ご譲位について』

と題し論を述べられております

内容については、小平次の天皇と皇室に対する想いとほぼ同じであります


こうして見てきますと、小平次としては現時点では石破さんの方が支持できる感じですが、巷で言われている通り、今回は勝ち目はなさそうです

時期尚早な気もします

ですが、このまま安倍さん体制で、移民、改憲、取り返しのつかないことになりかねないようにも思います


大事なことはいつも言うことですが

私たち国民一人一人が、君民一体のこの国が、将来に向けてどのような国でありたいのか

漠然とでも感じていくことが大切だと思っております

そうすれば自ずと政治もそういう方向へすすむ

そう信じております



御免!





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