カキぴー

春が来た

現代版、「日高パーテー」構想

2010年04月02日 | 社会・経済

「ああ 日本のどこかに 私を待ってる人が居る」 谷村新司の作詞・作曲で1978年にリリースされた 「いい日旅立ち 」 は、山口百恵24枚目のシングル、累計売り上げは100万枚を記録した。 結婚式や卒業式で歌われることも多いが、制作者の谷村は、「歌詞をよく見てください、この歌は祝いの席で歌うような、いい意味の歌ではありません。」 と言っている。 解釈はいろいろあるだろうが、「日本のどこかに、私を待ってる人が居る」 というフレーズから連想して私は、「なかなか縁がなくて、人生を共にできる人にめぐり逢うことのできない人」 の心情を歌った歌詞のように解釈している。

さまざまな理由で婚期を逸してしまった人は、われわれの身近に沢山居る。 そして40歳も半ばを過ぎると、親の介護などの問題を男女ともに抱えるようになり、いつの間にか結婚をあきらめるようになってしまう。 しかしこの年代から先の人生はまだ長い、本当に伴侶を必要と感ずるのは、老いの領域に入ってからだ。 朝晩、犬の運動で出会うシングルの老人たちと親しくなって、食事の内容などを聞くと、あまりのお粗末さに悲しくさえなる。 お金の問題ではない、調理にほとんど手をかけてないのだ、こんな食生活をしてたら、体にも良いはずもない。 しかし一人での食事はこうなってしまうのだ。

私の年代の人なら知ってるかと思うが、戦後 「日高パーテー」 なるお見合いの場があって、沢山のカップルが誕生した。 日高夫妻が独身の男女を自宅に招いて引き合わせ、互いの話を聞きながら仲人役を勤めたのだ。 また結婚後の面倒見が良く、離婚率が極めて低いことも話題になったし、お世話になったカップルが、いつの間にか夫妻の活動に加わって、沢山の情報が集まり、大きな成果をあげた。

いま、婚活ビジネスも盛況なようだが、こうした相手探しに馴染めない、違和感を感ずる人も多いはず。 そこで提唱したいのが、人生経験を積んだ老夫妻による奉仕活動、 「平成版、日高パーテー」 の再現だ。 若い人ばかりでなく、むしろ中年や老人まで枠を広げた活動に期待したい。 「いい日旅立ち」 を口ずさみながら、こうしたささやかな活動の輪を広げたいものだ。 そう言う自身も、近々実績を挙げるべく活動中。 

 


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1 コメント

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Unknown (moon・furukawa)
2010-04-03 01:40:29
最近の、記事からバックナンバーまで、ざっと読ませて頂きました!
先崎一郎の今の気持ちや、過去の思い出が凄く伝わります♪ こんな時間にコメントを入れるのも失礼かと思いながらも・・・
やはり、大人のいい男が感じますし魅力的です!
チラリと、お会いはしているものの、是非おススメのワインを味わいながら、お話をしたいと心から思います。。
私も、人生の修行中毎日毎日、葛藤しております。
まだ、大きい病気は経験が無いのですが、やはり
健康も自己管理が大切なんだと考えさせられました。
これからも色々な事に、トライして前進していきたいと考えさせらます!!
社長時代の、エピソードなど失礼でなかったらお聞きしたいと思います。
明日の、ブログ楽しみです。
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