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春が来た

大人のいい男とは?

2010年03月23日 | 社会・経済

働く独身女性が、結婚相手に求める条件は? アクサ生命が25歳~44歳の女性を対象にした、2010年の調査でこんな結果が出ている。 結婚相手に求める条件は、三つのK 1位) 価値観が合う(61.8%) 2位)金銭感覚の一致(27.0%) 3位)雇用形態の安定(26.3%)  次にバブル期のベスト3は今・・・高収入・9位(12.3%)、高学歴・19位(1.7%)、高身長・20位(1.5%)。 バブル期の「3高」はすっかり影をひそめ、男性に自分の人生を委ねるのではなく、結婚をもリスクとして捉え、リスクを最小にする傾向が鮮明に。

結婚相手の男性の、理想の年収は、平均で552.2万円。 この金額は、ビジネスマンの平均年収533万円と合致しており、働く独身女性の現実的な考え方の傾向が、ここからも良く分かる。 一方 「愛する人に求める年収は」 と聞くと、年収270.5万円との回答。 その差額281.7万円が いわば「愛の価格」。 また結婚で「莫大な資産」(33.5%)を手に入れるより、理想的な結婚(66.5%)を望んでいる。

結婚観を見ると、結婚だけが「女の幸せ」とは限らず(79.2%)、「自分のプライド」を捨ててまで結婚に逃げたり、すがり付きたくない(67.5%)。 「適齢期」は気にしておらず(63.0%)、自分にとって「最適な男性」と、まだ出逢ってないのかもしれない(53・7%) と考えている。 男性に金銭面では頼らず、そのための結婚は考えない、という働く女性の姿をみることができる。

「日本の働く女性は大人になった」 この調査レポートを見てまずそう感じた。 ここまで女性が成熟してくると、男性との落差が非常に心配。 電車の中で文庫本を読んでるのは女性で、漫画を見てるのは男性。 話題の封切映画を観に行くと、ほとんどが女性かカップル。 さらに評判のビストロでワインを開け、気の利いた会話でフレンチを食してるのは、女性たちが圧倒的に多い。 「同伴に耐え得る男性が見つからない」、「奢られても、つまらない男と食事したくない」、これが女性の弁。 いつの間にか男は、選ぶ側から、選ばれる側に回ってしまったようだ。

今は亡き作家の森瑤子さんが、こんなことを言っている。 「さて、どういう男が、いわゆる大人のいい男なのか? 質の良いユーモア精神の持ち主であること。これに尽きる。 初対面でも20分以上会話を持続させることができる人。 会話とお喋りとは違うし、ユーモアとだじゃれも、天と地ほども違うのだが、この区別のついていない男が、とても多い。」

 

  


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1 コメント

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Unknown (ばりこ)
2010-03-24 17:19:32
質の良いユーモア、初対面でも20分以上会話できるだけの豊富な話題。話のうまさ・・自信ないですね。でも、誰しもいい男、いい大人でありたいとは思うもの。今のうちから意識して磨きをかけないと、見捨てられそうで、先が怖いですね。
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