ready go! 

一日も早い回復をお祈りいたします

続きの あと

2007-06-30 15:00:46 | ラジオ


(さめじま)「れいこさん。」 
(れいこ)「え?」
「いい曲だね。」
「そうね。私 この曲好き。」
「何て 曲だっけ?」
「星に願いを。」
「あー、そうか。」
「私 一人で 生きていかなきゃって 思い込んでた。」
「これからは・・。」
「うん?」
「あ、流れ星。」
「うん。」



(たろう)「じいちゃん、泣いてるの?」
「ううん、泣いてないよ。」
「この曲 じいちゃんが 好きなヤツだよね。」
「そうだな。じいちゃんが ジャズクラブで演奏している時に 
 いつも最後に ひいていた曲だ。」


(くどうあかね)
「ゆきさん?」

急に ゆきさんが 泣きだした。

「ゆきさん、大丈夫ですか?」
「あかねさんー、この曲 思い出の曲なんです。」
「そう・・。」
「横須賀のバーで 生演奏をしていたバンドがあって 最後の曲は いつも これだった。
私が 好きだって言ったから バンドのピアノをひく人が この曲を・・(泣)。
私たち 若かったから 失う時 それが どれだけ大切か 気づかなかった。」
「ゆきさん・・。」

(さと)「そっとしとった方が いいよ。」
「でも。」
「いいから。」「はい。」
「心配しなくていいよ。自分のことだけ考えなさい。」
「え・・?」
「今更 帳じりあわされても かなわん。ほっとけ。」
「あの・・。」
「わかってる!何にも言うな!」
「・・ごめんね。」
「しっかり、いい仕事しなさい!」
「はい。」

おかあさんが 私の手を握った。
今度は しっかりと 力強い 手ごたえが あった。

「ごめんねー、かずこ。」


ここで 終わり。
(長かった・・です。)

ラジオを通して 人と人との結びつきを 描く お話なので
同時間に 違う場所での 人々の様子が 出てきて。

全然関係無い 人達が 実は・・って なっていたんですよね。

脚本家の方が どなたかとの 対談で 何かの映画(なんの映画か 忘れました。)も 少しヒントというか 頭のどこかにあったと おっしゃってました。

私は そんなに詳しくないので 
映画で言えば “バベル”が 繋がってる・・とこだけ考えたら 似ている?・・かな と思いました。(最近の映画しか 知らないので そういう風に思うんですけど。)

このお話みたいに ほんとにみんな 繋がっていたら ファンタジーというか 幸せですよね。
最後の おじいさんと ゆきさん は ちょっと時間が足りなかった みたいで残念。
でも みなさん それぞれ いい人。

ラジオも もう何年も?!聞いていなかったけど
(これを機会に)時々 聞いてもいいなと 思いました。

川久保くんも ホント どんなお仕事来ても 大丈夫な感じになってこられたし、
ファン・・として 言えば 色々あるんですけど(泣)
ご本人的には 落ち着いていらっしゃるのかも しれませんね。
今は ご自分のお仕事だけ 考えたいのかも しれません。

でも みんな心配してるんですよ★←ついでだから 言いますけど。
このままだと これからの事が(・・川久保くんが じゃなくて、ファンの立場として) 心配で 正直に作品の感想も 言い難いし、
伝わっているかどうかも 分からなくて、素直に言えなかったり すると思う。
私としては 大げさに言えば「川久保くんから 切り捨てられたファン・・なの?」くらいな 感じで(被害妄想?!) 結構 こちらは こちらで 大変です★
今 気を遣ってしまって あんまり言えないのですが やっぱり感想くらいは すぐ言える環境を 整えて欲しいです。
手紙だけだと タイムラグが あるから、もどかしい時があるんです。
HPのメールも 伝わっているかどうか いまいち分かりませんし。
十分 人気もある方だし、これからもっと伸びる方だし、
ここはひとつ 事務所さま☆

ぜひぜひ お願い致します。



 ちょっと思ってます。
 


29日の続き

2007-06-30 13:26:29 | ラジオ

29日の 続きです。

よーし、いくぞー!ハハ!ィエイ?!

(ゆういち)
くがしま海岸の浜辺で 花火をした。
花火を 手に持って振ると 光の残像が 闇に浮かんでは 消えた。

まりこさんは なんだか 無理して はしゃいでいるように見えた。
「わ~、綺麗! あやかちゃん きれいだよ~☆」 
「きゃ~、ハハハ!」

あやかちゃんは いっぱい笑っていた。朝の雰囲気とは 全然違った。
「お父さん! それ 火つけて。」

刑事の はやみさんは うん、やっぱり楽しそうに見えた。
「さあー、行くぞー!」

で・・、肝心のオレは どうかと言うと・・。

「さえきゆういち! ロケット1号・・ いっきまーーす!!」


(ラジオ)
さーて、みなさんも どしどし リクエスト下さいね。

一通り 花火をやってしまうと みんなで 浜辺に座った。
あやかちゃんのラジカセで ラジオを聞きながら。

(まりこ)「ゆういちくん。」
(ゆういち)「ん?」
「ここまで 来れたの・・ゆういちくんの おかげ。」
「え?(笑) オレ 何もやってない気がするけど。」
「ううん。私ね、彼とは 完全に終わったと 思ってたんだけど。やっぱり 駄目だったみたいで。」
「そんなに簡単に 無理だよ。」
「そういうものかな?」
「・・いいんじゃないかな? 忘れなくても。」
「そうね。でも・・。」
「ん?」
「お陰で ちゃんと お別れできた・・かも。」
「そっか。」


(あやか)
お母さん。今 お父さんと お母さんの海に 来ています。
あやかは 元気です。来週から ちゃんと学校に行きます。
安心してください。

(はやみ刑事)
あやかの事は 心配するなよ。
なんとか二人で やってくからな。
お前の事を 毎日話すよ。お前が やめてって 言うまでな。



~石垣島
(さと)「あーい、あかねさんも ここにいたのね。」

ゆきさんと 夜の浜辺に いたら お母さんが やってきた。
「まったく 仲間外れは ないよ、ゆきさん。」
「ごめんね、さとさん。」
「何 持ってるんですか?さとさん。」
「ラジオ。海で 聞きたくなってね。」

メールの受信音
「あ。」
メールが、放送局のディレクターから 転送されてきた。
あの 例の中学生の女の子からのメール。

その内容は、
「くどうあかねさん。
お母さんの使っていた私の大事なラジカセを 直してくれた おじいさんには もう一度会いたいと 思う人が いるそうです。
その人は ゆきさん・・という名前で おじいさんは その人の事が ずっとずっと大好き だったそうです。
ゆきさんから もらったラジオ。ずーっと大事にしているんです。
だから、私も お母さんのラジカセを 大事にしたいと思います。」

「ゆき・・?」

「あのー、お名前 ゆきさん・・でしたよね?」「えぇ。」
「このメール 見て下さい!」

(さと)「ほれ、ラジオ聞くよ!」
(ラジオ)
えーと、時刻は 10じ54分になります。
あー、本日 最後のリクエストは・・。
今日 実は ハッピーなニュースありましたよねー。
ハワイで 遭難したけど、奇跡的に助かった やまなかこうたろうさん。
実は 彼、漂流しながら ある曲を口ずさんで いたらしいんですねー。
それじゃ その曲 かけちゃいましょう、星に願いを。



(ゆういち)「まりこさん・・。」
(まりこ)「こんな事って あるんだね。」
「この曲・・。」
「この曲は 今日から ゆういちくんとの 思い出の曲にする。」
「ああ。」
「助かって良かった。」
「そうだね。」

星が たくさん あった。
オレは 何を願えばいいんだろう?
すぐには 思いつかないけど、また こんな夜があったらいいな・・と。
まりこさんが そっと手を伸ばしたので 
オレは その柔らかい手を 優しく握り返した。

(あやか)「お父さん!この曲、この曲だよね?!」
「うん、この曲だな。」
「お父さんと お母さんが一緒に聞いた曲だよね。」
「雨宿りした小屋の中でな。」
「お母さんが 大好きな曲。」「ああ。」
「もしかしたら お母さんが リクエストしたのかも。」
「お父さんも そう思う。」
「お母さん 見てるね。」「ああ。きっと見てる。」

私は 心の中で お母さんに言った、ありがとうって。

「お父さん。」「うん?」
「ありがとう。」


また続きます。




スケジュール見ました。

2007-06-30 11:54:41 | 川久保拓司くん

今日は bs-iで22:00~22:54
「怪談新耳袋スペシャル~左 黒い男たち」に
小野田優 役で 川久保拓司くんが ご出演です☆☆

怪談・・怖いですね★ 
いえいえ、1時間番組ですから 沢山写って下さってるでしょう。
怖いより、観たいが 勝ります☆☆

番組のHPの お写真だと 眼鏡かけてる?ように 見えます。
そのせいか、繊細な感じにも 見えますね☆☆

楽しみです。

それから スターダストの芸能3部に
川久保くんの 雑誌掲載が 載ってました。

私は よく知らない名前なのですが、

bourgeon(ボージョン)。

しらべてみたら(違うものかも しれませんが)
「女子大生向け コミック版 フリーマガジン」って書いてありました。

フリーペーパー系は 読むのが 難しいことが多いので、
今回も どうかな~★って 思ったのですが
これは WEB版も あるみたいです。

インタビュー記事も 3つくらい 今月号には あったので
そこに ご出演かも しれませんね。
川久保くんの スケジュール予定は 8/17 だそうです。

(・・って まだ そんなに調べてないから 違うかもしれないんですけど・・。
 どなたか 詳しい方 いらしたら 教えてください。)
 

6/29 の放送

2007-06-30 01:56:37 | ラジオ

青春アドベンチャー ラジオの前で 最終話

(ゆういち)
夕日が 沈んでいった。
まるで 荘厳な儀式のような時間。
オレと まりこさんは 車の中にいた。

空に 一番星が 見え始めた頃、
あやかちゃんと お父さんが 車に来た。

「どうも、自己紹介を まだ してませんでしたね。はやみと言います。」
「あの・・、刑事さん?・・ですよね。」
「娘が 言いましたか?」
「いえ、あの・・。事故で。」
「後ろから、追突・・。」
「あ!あ~ あの時の。」
「その節は 失礼しました。」
「そうですか、あの時の・・。」

「あの・・、花火 しませんか?」(あやか)
「いいね~、そうしよ!」(まりこ)
「電池も買わなきゃ。」
「電池?」
「ラジカセで ラジオを聞くんです。」
「ああー。素敵。」

あやかちゃんと お父さん。
まりこさんと オレ。
思えば 不思議なメンバーだ。
空は まだ 暮れなずんでいた。


(くどうあかね)
石垣島の 夜の浜辺に いた。
「あかねさーん。」
「ゆきさん。」
「気持ちのいい夜ですね~。」 「ええ。」
「さとさん、寝ちゃいましたよ。」
「そうですか、すっかり私を くどうあかね だと。」

「ねえ、どうして ここに来る気になったんですか?」
「この数日 いろいろあって。でも一番 背中を押してくれたのは、このメールかも。」
「はい?」
「中学生の女の子からの。最初は いたずらメールを 送ってきた子なんです。」
「そう。」
「最近 お母さんを亡くして ずっと悲しくて。でも やっとお母さんと過ごした海に 行くことに したって。」
「そう その子、お母さんと話しに行くんですねー。あなたみたいに。」

「私は ずっと母に 愛されてる自信が無かった。でも 思った。自分から 歩みよれば いいって。・・まだ 間にあうかしら。」
「大丈夫ですよ。」


(たろうくんとおじいちゃん)
「じいちゃん、あやかお姉ちゃん また 遊びにこないかな?」
「くるよ、きっと。たろうが 来て欲しいと 本気で思えばな。」
「本気って?」
「へへ、嘘がないって 事だよ。」
「僕 嘘つかないよ!」
「そうかい、そうかい(笑)。」
「いいねー。ラジオは。」
「じいちゃん、もうピアノ弾かないの?」
「そうだなー。たまには 弾くか。」
「うん!」


(れいこ)
私は けいごさんの病院にいた。
今日が 恐らく 一緒にいられる最後の夜。
明日から 身柄は 警察に移され 取り調べが行われるらしい。

「れいこさん。」
「何? どこか痛い?」
「いや、窓。カーテン開けて。」
「あ!星。」

ビルの間から またたく星が 見えた。

「ラジオ伝言板、書いてくれたんだろう?」
「ええ。」
「刑事さんが 教えてくれた。」
「そう。」
「待ってて欲しい。」
「私も 借金の件 ちゃんとしておく。」
「くどうさんに 相談して。」
「うん。」
「星 見える?」
「ちょっと 体の向き変えるね。これで どう?」
「ああ、見える。」
「きれいでしょう。」

「あの伝言板 いろんな人が 聞いてたんだな。」
「そっかー、なんか恥ずかしい。私は ただ けいごさんに・・。」
「誰かが 誰かに贈った言葉が 他の人に伝わって その人の心を動かす。そんな事・・あるかな?」
「少なくとも あの刑事さんは れいこさんの伝言板に 何かを感じたから こうして オレ達を 会わせてくれたんじゃないかな。」
「この 今かかってる曲も 誰かの思い出の曲かもしれない。」
「そうね。」

また 続きます。