今日、アメリカ元副大統領 アル・ゴア氏の地球温暖化に対するプレゼンテーションに感銘を受けた人々が 作った映画「不都合な真実(原題 An Inconvenient Truth)」を観ました。
地球温暖化、環境問題を取り上げた作品なので、すごく お堅いのかな~、眠くならないかな~(?!)と 思ったりもしたんですけど・・。でも、この映画は 話題になった作品らしくて 私が行った映画館も ほとんど満員っていうぐらいにお客さん 入っていました。
ゴア氏は もともと 長年 環境問題に取り組んできた政治家で クリントン大統領の時に 副大統領を務め、2000年の大統領選で ブッシュ氏に敗れて(この時も フロリダの票のことで ちょっとトラブルになったぐらいなので 本来ならば この方が大統領だったかもしれないのですが) その後 党派に属さないで 地球温暖化が及ぼす影響に ついてプレゼンテーションを 開いているのですが。
このプレゼンを見られた 環境保護活動家の方が
「ゴア氏ほど、この問題について よく理解し 明確に説明出来る人は いないのだけど、プレゼンテーションに参加した人しか 聞くことが出来ないので なんとか他の方法でも たくさんの人達に 伝えなければならない。」
と 思われて 色んな人に 声をかけ ゴア氏本人にも コンタクトを取り、プレゼンテーションそのものも 映像に取り入れ メッセージ的にも 映像的にも 素晴らしい映画になっています。
全部について ふれると すごく長くなるので、自分の感想をメインに言うと
1、地球温暖化の原因、影響について 画面やグラフで 分かりやすく説明されている(ゴア氏 本人が)かなり人間的にも 魅力的です。演説のプロなので(政治家ですから)普通にお話しされるだけでも 聞いている側に がんがん届きます。
ただ 内容的に壮大すぎるので「あ~?あれ 何だったかな・・?」とか 考えながら観ることになって 考えているうちに お話が 先に進んでしまったり、また 考えているうちに 記憶が飛んで(つまり、うっかり寝たり ←いえ、ちょっとだけです・・。)・・なので、ちょっと授業を受けているような気にもなりました。
2、なかなか見られない 外からの地球の映像とか 北極とか キリマンジャロとか 出てきて綺麗なのですが ○年前と現在の映像を ビフォーアフターで見せられるので 実際恐ろしいと 思いました。
3、ゴア氏が 「この温暖化の問題を 分かっているんだけど、まだ 先送りで大丈夫だろう・・と 考えるのは もう絶対に遅すぎる。ここ10年で 未だかつてない程のスピードで温暖化が進んでいるのだから・・。」
と、どんな弊害が起きるのかを 同時に説明しながら お話しが進んでいくのですが、アメリカで作られてる映画なので 部分的には アメリカ国民に主に話しかけてる感じもしました。もっと危機感を持たないと アメリカは もとより、全世界が取り返しがつかないのです・・と言うような。
でも、一方で 大きな問題では あるのだけれど 何も手が無い訳ではなく 今なら まだ間に合います、努力すれば 過去の大きな課題(奴隷制度の廃止、人類の月面着陸、オゾン層の穴を食い止めること等)のように 解決の方法に向かうことも可能です・・と 進むべき道も 示してくれてます。
(さすが プレゼン上手なのです・・。)
4、なので 二酸化炭素を減らす方法としては・・と よく聞いているエコな お話も出てきますが 最後のエンディングの テロップ出る所に 色んな素敵な言葉が出てくるんです。
「環境危機について もっと学びましょう、そして 学んだ知識を行動に移しましょう。子どもたちは、地球をこわさないで、と両親に言いましょう。」とか。
もっと 色んな言葉があったんですけど 忘れてしまいました。でも とにかく すぐ行動に移さないと 考えるだけじゃダメです・・みたいな感じの言葉でした。
かたい内容の映画でしたが 勉強になったな~という感想で ものすごい頭のいい人の説明を 聞く経験をした・・ような 感覚の映画でした。
自分も ちゃんと実行しないと いけないですね。