レビューが意外とよくないので心配だったのですが
トランセンデンス見てきました。
主演のジョニーさまが少しお疲れのご様子と言うかやつれてる?
忙しい科学者だからか身のまわりにかまわない設定だからか。
でもせっかく綺麗なのだから設定にあってなくても
もうちょっとヒーロー風味くらいあっても良かったんじゃないかなと思いました。
映画の内容は、難しいような、あっさりしているような、なんと言えばいいのか、うーん。
まったりしてるけど怖い。だけどキレが無い。説明し辛いもどかしさがあります。
途中、ジョニーさん演じる主人公が亡くなったのだけど
肉体は亡んで意識だけ残っている状態でコンピューターを通じて
意思の疎通が出来る妻との愛?というのが
ありがちだけどちょっとロマンチックではありませんか?
と思ったら、そうでも無かったー。
突然全く思いもよらない人から「俺だよ(僕だよ、かな?)」と
亡き夫と同じ声で話しかけられた奥様のひきつり具合が
とってもリアルで怖かったです。
「何故?やっと触れられると思ったのに」だって、怖いっしょ・・。
止めてよ、知らないおじさん(怖)って全力で逃げるしかないってー。
悪気はないのに「良いことやってんだ」と思ってるストーカーほど
タチ悪いって言うか。
人助けのようでいてゾンビ作ってるのと変わらない(そして気づいてない)罪深さとか。
ということで映画としては☆○つ(あえて言わない)でしたが
そんなことはたいした問題ではありません。
ジョニーさんの親友役で出てくるポールベタニーさん。
私はこの俳優さんが大好きです。
ベタニーさんがストーリーテラーとしても役としても出ずっぱりで
大活躍!キャストで名前出てくる順番が後ろ過ぎるだろ!と思うくらい(ホントです)。
普段はどちらかと言うと癖のある役で光ることの多い印象のベタニーさん。
ここでは優しくて良い人で頼りになりそうなイケメンさんだった。
普通にしてると綺麗なんだなー、エリートでインテリな雰囲気もまた良いなー、
と思ってたら途中である事情で監禁されて人格は変わらないんだけど
見た目はヤツレて(いつもの←ストー○ー役とかやってる)ベタニーさん風になって
「これこれ。ベタニーはこうじゃないと!」と思ったのでした。(なんだそれ)
いや普通の役も多いんですけど、そっちも良いは良いんですけど。
もの凄い悪人なのに、フっと不安そうな顔になってオドオドっとする演技とか
最後の最後に自滅するとか、そういうのが上手くて、何度も鷲摑み状態に。
とにかく昨年、ジョニーさんの映画にベタニー出るとネットのニュースで知ってから
1年待ってやっと見られたので、それだけで100点☆
怖い役じゃなかったけどかっこいい役、良い人役でも充分かっこいい
と分かったので満足度100でした。
まあファンってそんなものです。
この映画怖いけど映像は綺麗で優しい気持ちにもなるし
救いようのない「悪」は出てこないので切なくはなるけど辛過ぎない。
近未来的でありながら懐古的でもあって
レコードをかけるシーンとか昔の映画みたいで素敵でした。
最後の歌も歌詞も良かったです。