(ゆういち)
車は 海を目ざして 走っていた。
突然 あやかちゃんが、
「ラジオのチャンネル 変えてもらって いいですか?」
「え? いいけどー。どれ?」
「あ、待って。私がやる、危ないから 前向いて!」(まりこ)
「はいはい・・。」(ゆういち)
(ラジオ)
「サッと 答える人生相談・・、」
「え~、渋いねー!」(ゆういち)
(ラジオ)
「今日は くどう先生が 風邪で体調を崩された という事で お休みです。
代わりに 大学教授の 安藤デコ丸先生←(でこまる・・って、どの字を 当てればいいか悩む お名前ですね。)に お越し頂きました。」
「もう いいです。」(あやか)
「え?」
「ラジオ もういいです。ありがとうございました。」
「あ・・うん。」
「お母さんが 待ってるって、待ち合わせしてるの?」
「海岸で 何してるの?」
「ごめんなさい、あの・・。」
「ん?」
「お母さんは 死んでしまいました。」
「え?」
「お母さんが 育った街なんです、くがしま。」
「そう・・。」
「お母さんが 死んで どうしたらいいか 分からなくなってしまって、
お父さんとも ずっと話せなくて・・。でも もう一度 お母さんと見た海に行きたいんです。」
「そう。」
「くがしまに 行ったら・・、」(あやか)
「私もね!・・会いに行くわ。大切だった人に会いに行って ちゃんと さよならって 言う。」(まりこ)
「・・そっか。」(ゆういち)
「それはそうと、いきなり車に乗るの 怖くなかった?やっぱり この おじさん 優しそうだと 思ったの?」(まりこ)
「おじさんって(怒)!」(ゆういち)
「いえ、あのー、占いのラッキーナンバーが“8”でした。」(あやか)
「また、占いかよー。」
(くどうあかね)
朝早くに ラジオ人生相談のディレクターから 転送されてきたメール。
このあいだの 嫌がらせメールの人からだった。
そこに 書かれていたのは・・。
「くどうあかねさん。この間は 嘘のメールを送って ごめんなさい。
私は 2ヶ月前に お母さんが死んで、だから あなたが『母親なんて関係ない』と言ったので 腹が立ちました。
でも メールを送った後 嫌な気持ちに なりました。
こんな事で お母さんは 喜ばない。
じゃあ どうすれば いいのか?
私は お母さんと一緒に 過ごした海に いつも聞いているラジカセを持って行こうと 思います。
そこで もう一度 お母さんに 話し掛けてみます。」
・・このメールに 背中を押されて 私は 石垣島に やってきた。
ここで 終わりです。この回は 3人の会話が多かったですね。
自分的には ゆういちくんに対して『おじさん』呼ばわり・・★
思わず 息を飲みました・・(汗)。
うーん 相手は10代ですから しょうがない??(汗)。
(いえ・・、川久保くんが 言われた訳じゃないので・・。
そんなには ショック受けては いません★)
ちさとおばあちゃんの沖縄言葉が 可愛らしい☆☆
「あー、はいはい」って 返事している ゆきさんも いいですね。
もちろん 容赦ない感じで(遠慮ない感じで)自分のペースに巻き込んでいる まりこさんと
年上だから 「もー、なんだよー!。」って言いながらも 結局 受け入れてる感じの ゆういちくんとの すでに 馴染みまくっている 二人の会話も
楽しいです☆☆☆
(今週で 終わるのが残念です。この二人だけで あと少し続けて欲しいです。)