そのときは彼によろしく 観ました。
原作者は 市川拓司さん
。お名前が 素敵なので
（いま、会いにゆきます の時も・・ですが）
市川拓司・・というお名前で観に行きました。
川久保くんに 名前が似てるから？！
（それだけ・・？）
長澤まさみ、山田孝之、塚本高史・・って
人気のあるキャスティングで ラブストーリーで、
ファンタジーで・・って
ちょっと お腹いっぱいな感じかな～と思ったんですけど（失礼）。
映画は お話だけじゃなくて、映像だったり 音楽だったり 全体で観るので
この映画は アクアプランツ（水草）のショップ（内装も含めて）や夕日の映像に
心安らぐ感じで 私は それだけでも 観て良かったと思いました。
山田くん演じる智史のお店の アクアプランツのお店の様子や
子ども時代の 秘密基地周りの自然が残っている様子、出てくる可愛いお店や
智史の水色の古いワーゲン・・とか
すごくキレイなんです。
柴崎コウさんの主題歌 プリズム も 良かった☆
（誰の歌か 分からないけど 好きだな～と思ったら 柴崎さんの歌でした。）
原作と異なるラストシーン・・って 映画の説明にあったし、
市川さんの作品のファンの方の 残念だ・・という感想も聞いたので
映画を観た後で 本も読んでみました。
（私は 映画も いいと思ったんですけどね。）
原作の方は 文章も長いから そのぶん 人物設定と心理描写も細かい気がしました。
それとファンタジーというか ちょっとおとぎ話に近い夢の お話も 出てきます。
それに対して 映画の方は おとぎ話・・みたいなところが ある病気が原因で・・
という解釈が強い気がします。
そう思ったのは 私の感想で 本当は違うつもりで 作られたのかもしれないけど。
でも 本筋は 映画も原作に忠実だし（登場人物が 少し少ないけれど）
ちゃんとラストシーンも つじつま あってるし、
（ここの つじつまがあってる所が 一番大事な部分だと思うんです。）
かえって、サブキャスト（黄川田くんの夏目くんや 国仲涼子さんの美咲さん）の
扱いは 映画の方が あっさりしていて 凛々しくて 私は好きでした。
あと映画では 原作をリスペクトしている部分で
(原作には 無い部分なんだけど）
花梨（まさみちゃん）の子ども時代の女の子が
フランダースの犬の絵本を 大事に持っているところとか
（彼女が飼っている犬の 名前が トラッシュ←ゴミ屑という意味 なので
「トラッシュ？ パトラッシュじゃなくて？」と 花梨に智史が聞く場面が
原作には ある。 原作にフランダースの犬 の本は 出てこないんですけど。）
あと、佑司（塚本くん）が ゴミの絵ばかり書いていて ゴミに感情移入して
いろんな事を 哲学的に考えたりする人なんだけど
花梨も智史も 佑司を ちょっと離れているけど 大事な人には変わり無い・・
という暗示みたいに
智史が 仕事で使っているワーゲンのミニバンの車のナンバーが
５３５３（ゴミゴミ）になってるんです。
(原作では そういう所は 出てこない。）
そういう ちょっといたずら心・・というか おしゃれな所も
なんか いいな と思いました。
長澤まさみちゃん 映画では 元スーパーモデル（海外でも活躍していた）の役なんだけど 本の中では モデル兼女優？みたいな感じで
まさみちゃんは やっぱり女優の役のほうが あってたかな・・とは思ったんですけど。
海外で活躍のモデルって言ったら 冨永 愛さんとか ミスユニバースで１位になった森さんとか 知花さんとか クールなイメージで
まさみちゃんは もうちょっと愛されキャラ というか 日本人が大好きな顔ですよね、
可愛い感じもして。時々 松嶋（ななこ）さんにも似てる・・と思ったんですけど。
あと 塚本くんは 私はもうちょっとハジケた役が 好きなんですけどね～、
あんまり出番が多くなくて 見せ場が少なかったから残念でした。
山田くんは 周りをよく見てる俳優さんだな・・と思いました。
勘もいいんでしょうね、やっぱり上手でしたね☆☆
水族館とか ペットショップの熱帯魚とか見るのが 好きな方だったら
映像だけでも 楽しめるから いいかも・・と思いました☆
