創発企業経営

起業13年目の会社の経営、事業報告

上海博物館

2013年01月16日 | 経営
上海に行く機会があり、休日に上海博物館を訪ねました。
上海博物館は、故宮博物院、南京博物院と並んで中国三大博物館にあげられています。
 
展示品には、磁器、玉器、書画、家具など多方面にわたりますが、青銅器は世界的にも有名なコレクションといわれています。
 
写真は1階の展示室の入り口付近に展示されている 「鑲嵌十字紋方鉞」
 
   中華の華という文字のもとになった夏代晩期の斧。 中央の穴の周りがトルコ石で象嵌されています。
この斧は、大きく重いので、武器としてより、儀仗用に使われたものといわれています。
 
制作年代は紀元前16-18世紀。 日本の邪馬台国が2-3世紀で、場所さえはっきりしないのに比べると、中国4000年の歴史といいますが、本当に歴史の遺物が出てくるところは驚きを禁じ得ません。
 
展示品は、数千年の時間を経ても残っているものを見ると時のフィルターにかけられ、誰が作ったのかもわからず、生活の実用のためのものも、そうでないものも一緒になっている強さを感じます。
 
青銅器に加え、中国文明の文字(漢字)、陶器(China)の発明もにより、歴史的に日本も大きな恩恵を受けてきたことを思いました。