日本共産党千代田地区副委員長 冨田なおき

衆院東京1区で3度出馬。17年総選挙は政策協定結び比例で立候補。22年参院選に比例代表から立候補を決意しました。

平昌オリンピック閉会に思う

2018-02-26 09:57:18 | 思うこと
平昌オリンピックの閉会式を観ました。選手の解放感にあふれた姿を見ながら、
いろいろ雑音はあっても、やはりオリンピックは素晴らしいと感じました。

「自分の競技をやりきれるか、自分との勝負。メダルや色はその結果だ」と語る選手も報道で何人も見かけ、
メディアがその時ばかりの国別メダル数に熱狂するなか、動じない選手が増えているように思えたのはうれしかった。
昔の円谷幸吉さんのような悲劇は繰り返さない社会でありたいと改めて思います。

とりわけ、
スピードスケートの小平奈緒選手の500mでのゴール直後、人差し指を口に当てて後のレースの選手を気遣った場面、
競いあってきた韓国・李相花選手とのリスペクトと友情に胸を打たれました。

カーリング・LS北見やスケート・高木姉妹のドラマ、ジャンプの葛西選手の4年後への決意、平野歩夢選手とショーン・ホワイト選手のたたえあう姿などなど、

印象に残る姿はたくさんありました。

北朝鮮からの参加も重要でした。
私自身、1991年の高校生の時、千葉・幕張での世界卓球選手権を見に行った際の統一「コリア」の選手と、応援する観客席の興奮を思い起こしました。
余談ですが、この時のことを描いた韓国映画「ハナ 奇跡の46日間」もこのときの背景を知る大きな助けになりました。

平和の祭典だけに戦争回避にむけた流れへの後押しになるよう、多くの関係者が努力したことは間違いないと思います。

アメリカの対応も変わってきました。
北朝鮮の独裁体制を批判する一方、
ペンス副大統領と北朝鮮の金与正氏と会談の予定をしていたことも明らかに。
前提条件なしでの対話も示唆されています。

日本は「圧力一辺倒」の姿勢を変えていません。
しかし「『接触』を否定するものではない」(河野外相)など、
これまでの「対話のための対話は意味がない」路線から軌道修正を図ろうとしているようです。

和田春樹・東大名誉教授が指摘するように、
「『韓国は北朝鮮にだまされている』という見方があるが、そうではない。
お互いに必死に戦争を避けようとしている」
「五輪を契機に米朝間で対話するよう促す国際的流れがあったとみるのが自然だ。日本政府もこの方向に努力すべきだ」
ということではないでしょうか。

日本政府は外交の本流に立つべきです。


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