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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

インサイド

2018年07月16日 | 映画
インサイド
を観ました。


間も無く子どもが生まれる幸せな夫婦。しかし、妻・サラ(レイチェル・ニコルズ)が運転中、不運な事故に巻き込まれる。
車同士の正面衝突でサラは重傷を負い、夫は帰らぬ人となった。お腹の子どもは奇跡的に無事だったが、サラには補聴器がなくては音が聞こえない障害が残ってしまった。
失意の中、子どもの誕生だけを人生の支えに日々を過ごしているサラ。クリスマス・イヴの日、検診に行くと主治医から「予定日から少し遅れているが心配ない」と伝えられ安堵する。
その夜。眠りにつこうとすると扉をノックする音が聞こえる。ドアスコープをのぞくと顔は見えないが、人影がある。その人物は、車が壊れたため電話をしたいと訴えてくるのだ。声からして女(ローラ・ハリング)だがどこか不審な空気を感じ取る。「主人は寝ているからドアは開けられない」と伝えると「なぜ嘘をつくの?死んだのよ。」と言い、ドアを開けようとしてくる。サラが強い言葉ではねのけると、女は姿を消した。心配になったため警察を呼び、事情聴取を受ける。
外は激しい雷雨が降り注ぐ。不安を残しつつもサラは再び眠りについていた。雷とともに浮かび上がる人影。部屋には正体不明の女が侵入していたのだ。女はサラに薬を嗅がせ、より深い眠りにつかせる。そして注射を打つと手を洗い、何かを始めようとしている。
女が洗面所から戻ってきたところで間一髪目覚めるサラ。女を必死に振り払い、命からがらバスルームに逃げ込む。しかし、この状況で急な陣痛が始まる。女が彼女に投与したのは陣痛促進剤オキシトシンだったのだ。今にも産まれそうな痛みを堪えるサラ。
身重のため脱出は不可能。正体不明、目的不明の狂気に満ちた女。外は雷雨。助けはこない。サラの長い一夜はまだ始まったばかりだ。


ミゲル・アンヘル・ビバス監督です。
よくあるインディペンデントな雰囲気プンプンのホラー映画です。

軽くネタバレっぽい感想ですが、一昨年くらいに観たドント・ブリーズに結構似たタイプの映画ですかね。
あれは怖い人の家に侵入してホラーしちゃうパターンですが、こっちは一人暮らし妊婦の家に狂った女が入ってきちゃうパターンです。
こういうシンプルに狂った人間が襲ってくる映画は怖いですね。
常識が通じないしためらいが無い殺人鬼って嫌ですね。

感想もドント・ブリーズに似た感じになってしまいますが。
基本登場人物がバカばかりなのでストレスです。
バカがバカをすることにより物語が転がりピンチが作られ恐怖が作られます。
そろそろそれなしのこういうシチュエーションスリラーを観たいのですが残念でした。

主人公が耳が聞こえないというのは恐怖演出には素晴らしい設定だと思うのですが。
頑なにスマホを携帯しない主人公の振る舞いは今どき不自然過ぎるし、補聴器の電池がそのタイミングで切れるってのも不自然過ぎました。
ガサツ人間じゃない限り充電切らすってそうそう無いと思いますが。
僕は携帯って常に充電100%じゃないと気がすまないのでずっと充電してますけどね。

いきなり家に知らない人が普通に居る恐怖はジョジョの奇妙な冒険的で良かったです。
最初はインターホン鳴らしてノックして正面から入ってこようとしますからね、怖いです。

とっさに逃げ込んだバスルームにこもって若干のシャイニング状態。
そして狭いバスルームに籠城して犯人とのせめぎ合い、犯人が階下に降りた瞬間にスマホやら電池をトリに行こうとする。
コレを今後は”パニック・ルーム式”と呼びますね。
つまりほぼそれです。

そしてもうその日に生まれるってくらいの妊婦という設定も悪くないです。
恐ろしい女と戦いながら陣痛とも戦うという二重苦。

助けに来る人々もことごとくバカでとても残念でした。

この設定にはふさわしい感じのクライマックスとオチだったと思います。

主演のレイチェル・ニコルズはなかなか見事な仕上がりでした。
このシンプルで狭い世界のホラーとしてふさわしい主人公でした。

ローラ・ハリングはマッドな女を見事に演じていました。
大好きなマルホランド・ドライブの女優さんですね、顔ヂカラが素晴らしいです。
いやぁこういう狂ったキャラのホラー嫌いじゃないです。

コンパクトだし結構印象的な映画だったと思います。


そんなわけで6点。

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