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スケアリーストーリーズ 怖い本

2020年03月08日 | 映画
スケアリーストーリーズ 怖い本
を観ました。


ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラたちは地下室で一冊の本を見つける。
ページを開くとそこには噂に聞いた怖い話の数々が綴られていた。
作家志望のステラはこっそり本を持ち帰るが、翌日から仲間がひとり、またひとりと消えていく。
のどかな町で起きた不可解な失踪事件。
彼らの身を案じていたステラたちは、本の余白ページにひとりでに文字が浮き出て、新たな物語が書かれていくのを見てしまう。
しかも主人公は消えた仲間たちで、それぞれが“いちばん怖い”ものに襲われる物語がそこにあった。
毎夜新たに綴られる怖い話―。
彼らはどこへ消えたのか?次の主人公は誰なのか?
“怖い本”からはだれひとり逃げられない─


アンドレ・ウーヴレダル監督です。
宣伝的にはそれ以上に名のある原案・プロヂュースがギレルモ・デル・トロです。
それによる期待値はありますね。
ホラー映画好きとして劇場で見たくなる企画でした。

ちょっと大づかみですが、いじめっ子に反撃すべく立ち上がるいじめられっ子たちがその騒動の中でお化け屋敷にたどり着くという。
アメリカのいじめっ子のガチで殺そうとしているかのようなハードさはIT同様不思議ですね。

入念な導入等は無くダイジェストみたいに見えるくらい唐突感ある恐怖への導入です。
登場人物に合わせそれぞれが子供の頃から怖がってきた恐怖話が具現化して襲ってくるという。
この辺も結構ITっぽいと思いました。

お化け屋敷的な廃屋で見つけた都市伝説的な日記を主人公が持ち帰ってしまうところがすべての始まりな感じですが。
そのノートが勝手に書かれてそれが現実になるという。
それが登場人物たちがそれぞれ怖がってきた物語で。
書かれたことが絶対に起こる感じはデスノートみたいでした。

基本登場人物はアホで「絶対やるな!」の静止を無視して怖い目にあっては死にます。
こんなに危機感たっぷりに止められて無視するアホたちばかりなのでいまいち同上できない部分は多かったです。
恐怖に遭遇しても仕方ないなって同情心を煽らないタイプのホラーでした。

ホラー映画に対するいつもの品評ですが、脅かしと恐怖履き違えですが。
静かな暗い場面でのシーンでいきなり爆音でバーンと登場すれば猫でも恋人でも驚きますからね。
でもそれはホラーでは無いですからね。
今作はその点ではちゃんと恐怖だったと思います。

すべての通路からいびつな化け物がゆっくりと迫ってくる恐怖シーンはなかなか強烈なインパクトでした。
ギレルモ・デル・トロが噛んでいるだけあってその他も絵的にインパクト大なシーンは多かったです。
いびつな恐怖の対象の造形のセンスもなかなかでした。

主演のゾーイ・コレッティは最初は地味でよくこの子を主演にしたなって思いましたが。
不思議と終盤には可愛く見えてきました。
やっぱりそれなりの人がしっかり選ばれてやってるものですね。

パートナー役のマイケル・ガーザって子もなかなかいい雰囲気でした。
ホラーは日本でもハリウッドでも若手のステップアップの序盤に経験すべき仕事だと思うので今後の活躍に期待ですね。

しっかり怖くてインパクト強くて上々なホラー映画でした。


そんなわけで7点。
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