一度死んでみた
を観ました。
父親のことが大嫌い、いまだ反抗期を引きずっている女子大生の七瀬(広瀬すず)。
売れないデスメタルバンドのボーカルをしている彼女は、ライブで「一度死んでくれ!」と父・計(堤真一)への不満をシャウトするのが日常だった。
そんなある日、計が本当に死んでしまったとの知らせが。
実は計が経営する製薬会社で発明された「2日間だけ死んじゃう薬」を飲んだためで、計は仮死状態にあるのだった。
ところが、計を亡き者にしようとするライバル会社の陰謀で、計は本当に火葬されてしまいそうに…!
大嫌いだったはずの父の、絶体絶命のピンチに直面した七瀬は、存在感が無さすぎてゴーストと呼ばれている計の秘書・松岡(吉沢亮)とともに、父を救うため立ち上がることに!
火葬までのタイムリミットは2日間。
はたして七瀬は無事、父を生き返らせることができるのか!?
浜崎慎治監督デビュー作です。
澤本嘉光脚本です。
auのCM作ってる人が監督でソフトバンクのCM作ってる人が脚本ってことでCM界の天下を取った人々が映画界に進出という色が非常に強いですね。
クリエイター感が強いスタッフにデビュー作にしてはびっくりするような豪華キャストで非常に好奇心はそそられます。
何より広瀬すず大好き人間としてはスクリーンでそのご尊顔を拝見できるだけで行かずにはいられないです。
冒頭からなかなかのぶっ飛んだコメディ感でガッツリコメディなのはすぐに伝わります。
広瀬すずがかなり壊れた役なのでそれに体が慣れるまで少々かかりました。
作品の大きな柱として化学があり、化学を専攻していた自分にはかなり馴染みがあって嬉しかったです。
元素記号が非常にたくさん出てくる序盤、オープニングのキャスト紹介も元素記号を交えた遊び心で良かったです。
ストーリー展開は非常に小気味よくいいテンポで冗長なシーンも無く非常に見心地は良かったです。
その分、最後まで映画らしい強めのシーンは無かったですがそれも狙いな気がしたので問題無いです。
これだけの大きめの企画で豪華キャストなのにコメディに走ってヒットや名画への欲を感じさせないのはまあまあ好感度でした。
実績ある人のデビュー作なのにいいひねくれですね。
コメディとしてはガッツリで笑えるし、シュールもすかしもあって。
会話や展開は必要以上に引っ張ったり大げさにしないクールさを感じて良かったです。
ただ悪くないですが三木聡や福田雄一を大量に食してきた自分には全体的に平凡にも思いました。
主要キャストのコメディ力もあるでしょうし、物語や演出もあるでしょう。
比較的重要などんでん返しが早めにあったり、序盤の細かいフリが想像できましたがちゃんと伏線になっていたり。
伏線を回収した時に説明はいらない気がしましたが、そういうところで理解力低めの人に寄せてる印象が出てしまうので。
コテコテコメディの雰囲気をうまくつかって色々フリを作っていましたね。
面白さそこそこでクールさ上々でした。
オチもそれなりにクールでささやかなメッセージ性も悪くなかったです。
広瀬すずと吉沢亮を使っているのになつぞらの雰囲気を全く感じさせない作風は成功だったと思います。
主演の広瀬すずは言うまでもなく最高峰に可愛いです。
冒頭からちょっとコメディがハマってない気もしましたが意外と慣れていって途中からは自然に見れました。
そろそろ新しい引き出しを作っていく時期だとも思うのでその点では見事なマッチングの役だと思いました。
しかしとにかく可愛いのでそれだけで価値があります。
吉沢亮は結構コメディセンス良いと思います。
福田雄一作品なんかにも参加しているのでその辺のカンはあるのでしょう。
コメディ映画って役者依存が非常に強いと思うのですが、食い気味のいい間のセリフの入れ方で良くハマっていました。
堤真一が広瀬すずの父親役で根っからのいい人で何でも受け入れる変わり者な感じで。
全体的に掴みどころがなく誤解されても反論せずに受け入れてしまう淡々とした感じがとても印象的でした。
このキャラが作品の雰囲気を大きく担っていた気がします。
リリー・フランキーがあの世の案内人みたいな役でした。
かなりデリカシー無く踏み込んでくる感じが面白かったですね。
小澤征悦がコンサルな悪どい人間でした。
演技派なのでコテコテの間抜けキャラやらせると秀逸ですね。
松田翔太がなかなか贅沢な使われ方していました。
まるでお兄さんのような脱力系でかなりいい感じでした。
カメオ的な役も多いですが、
嶋田久作、木村多江、妻夫木聡、池田エライザ、佐藤健、竹中直人、加藤諒、でんでん、西野七瀬、城田優、原日出子、志尊淳、古田新太、大友康平、柄本時生、前野朋哉、清水伸、真壁刀義、本間朋晃
と非常に豪華キャストでした。
本間がキャラまんまになかなかの笑いを取っていました。
1作目としては及第点だとは思うので今後の浜崎監督の作品に注目していきたいですね。
そんなわけで7点。
を観ました。
父親のことが大嫌い、いまだ反抗期を引きずっている女子大生の七瀬(広瀬すず)。
売れないデスメタルバンドのボーカルをしている彼女は、ライブで「一度死んでくれ!」と父・計(堤真一)への不満をシャウトするのが日常だった。
そんなある日、計が本当に死んでしまったとの知らせが。
実は計が経営する製薬会社で発明された「2日間だけ死んじゃう薬」を飲んだためで、計は仮死状態にあるのだった。
ところが、計を亡き者にしようとするライバル会社の陰謀で、計は本当に火葬されてしまいそうに…!
大嫌いだったはずの父の、絶体絶命のピンチに直面した七瀬は、存在感が無さすぎてゴーストと呼ばれている計の秘書・松岡(吉沢亮)とともに、父を救うため立ち上がることに!
火葬までのタイムリミットは2日間。
はたして七瀬は無事、父を生き返らせることができるのか!?
浜崎慎治監督デビュー作です。
澤本嘉光脚本です。
auのCM作ってる人が監督でソフトバンクのCM作ってる人が脚本ってことでCM界の天下を取った人々が映画界に進出という色が非常に強いですね。
クリエイター感が強いスタッフにデビュー作にしてはびっくりするような豪華キャストで非常に好奇心はそそられます。
何より広瀬すず大好き人間としてはスクリーンでそのご尊顔を拝見できるだけで行かずにはいられないです。
冒頭からなかなかのぶっ飛んだコメディ感でガッツリコメディなのはすぐに伝わります。
広瀬すずがかなり壊れた役なのでそれに体が慣れるまで少々かかりました。
作品の大きな柱として化学があり、化学を専攻していた自分にはかなり馴染みがあって嬉しかったです。
元素記号が非常にたくさん出てくる序盤、オープニングのキャスト紹介も元素記号を交えた遊び心で良かったです。
ストーリー展開は非常に小気味よくいいテンポで冗長なシーンも無く非常に見心地は良かったです。
その分、最後まで映画らしい強めのシーンは無かったですがそれも狙いな気がしたので問題無いです。
これだけの大きめの企画で豪華キャストなのにコメディに走ってヒットや名画への欲を感じさせないのはまあまあ好感度でした。
実績ある人のデビュー作なのにいいひねくれですね。
コメディとしてはガッツリで笑えるし、シュールもすかしもあって。
会話や展開は必要以上に引っ張ったり大げさにしないクールさを感じて良かったです。
ただ悪くないですが三木聡や福田雄一を大量に食してきた自分には全体的に平凡にも思いました。
主要キャストのコメディ力もあるでしょうし、物語や演出もあるでしょう。
比較的重要などんでん返しが早めにあったり、序盤の細かいフリが想像できましたがちゃんと伏線になっていたり。
伏線を回収した時に説明はいらない気がしましたが、そういうところで理解力低めの人に寄せてる印象が出てしまうので。
コテコテコメディの雰囲気をうまくつかって色々フリを作っていましたね。
面白さそこそこでクールさ上々でした。
オチもそれなりにクールでささやかなメッセージ性も悪くなかったです。
広瀬すずと吉沢亮を使っているのになつぞらの雰囲気を全く感じさせない作風は成功だったと思います。
主演の広瀬すずは言うまでもなく最高峰に可愛いです。
冒頭からちょっとコメディがハマってない気もしましたが意外と慣れていって途中からは自然に見れました。
そろそろ新しい引き出しを作っていく時期だとも思うのでその点では見事なマッチングの役だと思いました。
しかしとにかく可愛いのでそれだけで価値があります。
吉沢亮は結構コメディセンス良いと思います。
福田雄一作品なんかにも参加しているのでその辺のカンはあるのでしょう。
コメディ映画って役者依存が非常に強いと思うのですが、食い気味のいい間のセリフの入れ方で良くハマっていました。
堤真一が広瀬すずの父親役で根っからのいい人で何でも受け入れる変わり者な感じで。
全体的に掴みどころがなく誤解されても反論せずに受け入れてしまう淡々とした感じがとても印象的でした。
このキャラが作品の雰囲気を大きく担っていた気がします。
リリー・フランキーがあの世の案内人みたいな役でした。
かなりデリカシー無く踏み込んでくる感じが面白かったですね。
小澤征悦がコンサルな悪どい人間でした。
演技派なのでコテコテの間抜けキャラやらせると秀逸ですね。
松田翔太がなかなか贅沢な使われ方していました。
まるでお兄さんのような脱力系でかなりいい感じでした。
カメオ的な役も多いですが、
嶋田久作、木村多江、妻夫木聡、池田エライザ、佐藤健、竹中直人、加藤諒、でんでん、西野七瀬、城田優、原日出子、志尊淳、古田新太、大友康平、柄本時生、前野朋哉、清水伸、真壁刀義、本間朋晃
と非常に豪華キャストでした。
本間がキャラまんまになかなかの笑いを取っていました。
1作目としては及第点だとは思うので今後の浜崎監督の作品に注目していきたいですね。
そんなわけで7点。