メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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追憶

2017年05月07日 | 映画
追憶
を観ました。


富山県の漁港で殺人事件が起きた。事件によって、かつて親友だった3人は、刑事、容疑者、被害者として再会することになった。
刑事・四方篤(岡田准一)―――
妻(長澤まさみ)へ自分の心をうまく伝えられず、すれ違いの日々を送る。なぜ、愛する人にも心を開くことが出来ないのか。
容疑者・田所啓太(小栗旬)―――
会社の好転、妻(木村文乃)の妊娠、新居の建築と幸せの絶頂の中、なぜ、事件の真相を語ろうとしないのか。
被害者・川端悟(柄本佑)―――
倒産寸前の会社と家族のため、金策に奔走していた。なぜ、殺されなければならなかったのか。
25年前、親に捨てられた3人は、涼子(安藤サクラ)が営む、喫茶「ゆきわりそう」に身を寄せていた。常連客の光男(吉岡秀隆)とともに5人はまるで家族のような間柄になった。
だが、ある事件を機に、その幸せは終わった。無実を信じる四方の問いかけにも、田所は口をつぐむ。一体、何を守ろうとしているのか。
3人の過去に何があったのか。複雑に絡みあった壮大な人生のドラマは、25年の時を経て、再び運命の歯車を回し始める。


降旗康男監督、木村大作撮影です。
日本の大御所系の作品です。

基本的に大御所や実績ある制作陣の映画は好きです。
安定のクオリティが保証されている気がするので。
今作もそんな期待値で行きましたがまさにその通りな感じでした。

そろそろ若手から中堅と言って良いようなポジションの役者陣で非常に豪華キャストです。
岡田准一と小栗旬という組み合わせも良いですね。

物語はなかなかサスペンスフルな、彼は本当に犯人なのか?的なドキドキで引き込まれます。
一体どういうことなのだろう?とう言う好奇心は刺激されます。

過去の出来事を描写する冒頭からそこそこ衝撃的な展開で。
悲しい、人に言えない過去を持ってバラバラになった男たちが不思議な運命のもとに再会して、
そこから事件が起きてしまう物語でした。
系統としては白夜行的なものでしょうか。

主人公の岡田准一は一番スタンダードな岡田准一って感じの役でした。
なので演技と評価に関しては妥当と言った感じです。
しっかりモノの刑事っぽいのに家庭も上手く行っておらず、
しかもすんなりと刑事のルールを破っています。

容疑者となる小栗旬は相変わらずカッコよかったです。
演技も上手くて見た目もカッコよくて素晴らしいですね。
そして過去の悲しい出来事を一人でひっそりと抱え込んでいる感じがまた白夜行的で良いです。
なかなか良くできた壮絶な運命でした。

柄本佑は相変わらずいい演技しますね。
非常に彼にマッチしたいい役と演技でした。

安藤サクラが過去の事件のキーパーソンですが。
柄本佑と夫婦で出演していますが親子的な関係性だったので、なんか観ていて複雑でした。
夫婦ともども非常に演技はで素晴らしかったです。

大好きな長澤まさみは出番が少なかったですが影のある悲しげな女性でした。
明るい役の方が好きですが、こういう役でもやはり素敵です。
相変わらず可愛くて最高です。

同じく大好きな木村文乃はなんからしくない役でした。
ちょっと大げさな演技をさせられてて彼女の良さはあまり出ていなかった様に思います。

この作品の最大の印象ですが、
短い!
ってことですね、100分もありませんでした。
漠然と2時間越え、下手したら2時間半くらいの映画かな?と思って観ていたので。
びっくりするほどあっさり事件が解決するなー、こっから先どんな展開になるんだろう・・・。
え?終わり??と思ってしまいました。
感動してましたが、そんな心理状況だったのでイマイチ集中して感動できませんでした。
品質は上質だし、内容的に作品に漂う雰囲気的に2時間半くらいにすべきだった様に思いました。


そんなわけで7点。
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