続・深夜食堂
を観ました。
・焼肉定食
ある夜、常連たちが揃いも揃って喪服姿で現れる。そんな中、もう一人、喪服姿で来た範子(河井青葉)。だが、彼女は喪服を着るのがストレス発散という一風変わった女性だった。そんな彼女が本当の通夜の席で喪服の似合う渋い中年男(佐藤浩市)と出会い心惹かれて…。
・焼きうどん
近所のそば屋の息子・清太(池松壮亮)は父亡きあと、店を切り盛りする母親・聖子(キムラ緑子)が子離れしてくれず、年上の恋人さおり(小島聖)との結婚を言い出せずにいた…。
・豚汁定食
お金に困った息子に頼まれ、九州からやってきた夕起子(渡辺美佐子)。息子の同僚という男性に大金を渡してしまう。騙されたのではと常連客たちも心配するが、あまり気にも留めぬ様子。そんな折、迎えにやって来た義弟(井川比佐志)が夕起子の身の上話を明かし…。
ご存知、人気の深夜ドラマの劇場版の2作目です。
自分は非常に大好きでかなりファンと言っていいでしょう。
監督は前作同様、松岡錠司監督です。
深夜食堂は極度の東京ブルースな雰囲気で、やりきった作品だと思っています。
もう冒頭のシーンからロケーションからお店やマスターの佇まいから、
何もかもが自分にはたまらない雰囲気です。
今作もそのテイストにブレは一切ありません。
本当にこの食堂に行ってみたいです。
今作は3つのエピソードが語られていますが、
普段のドラマからの映画への気負いもさほど無いのがいいんですよね。
普段のドラマもかなり映画みたいなタッチ、質感で描かれているので、
なんでこのエピソードを映画化したのかな?って思ってしまいます。
逆に普段テレビドラマで観ていて印象的だったお話等を劇場公開して欲しい気持ちもありました。
そして料理の描写もマックスにいい感じに描写するので、飯テロ要素は強いです。
自分は深夜食堂ファンとして空腹状態で観てはいけないというのを知っているので、
珍しくガッツリ外食して挑みました。
この映画を観ようとしている人が居たらそのようにした方が良いと思います。
お腹が空いて映画に集中できなくなる危険性があります。
クスッと笑えるコメディ感は健在で周りの年配のおじさんたちが笑っていました。
おじさんたちが笑う映画って好きですね。
そして毎度ながらキャスティングが独特で絶妙でたまらないです。
1話目の河井青葉をこのクラスの主演に据えるセンスがたまらないです。
何処か脆いキャリアウーマンにぴったりでした。
あまり個性が強くない役者が活きる素晴らしい作品です。
佐藤浩市が相手役で出てきて驚きましたが、
結構雑な扱いをされる深夜食堂ならではの役どころで良かったですね。
今までもかなり豪華なキャストがカメオの様に使われていましたからね。
2話目は自分の大好きな池松壮亮とキムラ緑子が主演で。
池松壮亮の良さが存分に出る実にリアルな現代っ子な役でした。
母の理不尽と衝突しますが、照れて本人の前では出さないですが、
実は母想いの優しい心を持っていまして。
ベタに衝突する感情的な物語かな?とも思いましたが、流石の深夜食堂。
もうワンランク上のハイセンスな物語でした。
そしてキムラ緑子は今ベテラン女優のカテゴリーで非常に評価している女優さんです。
世間的には若干注目度低いですが最近非常に活躍してますし、業界評価高そうです。
この人が出てくるとシーンも物語も引き締まります。
ベテランの男優さんが近年評価されて遅咲きな主演する事は多いですが、
女優さんでもそういうパターンがあっても良いと思います。
小島聖を久々に観ましたがなかなか本格派女優になっていますね。
しかし老い方は気になります。
不器用な親子の愛、衝突に涙でした。
そしてこれからハッピーエンドに向かう予兆だけで、オチを見せない上品さ。
本当に大好きですね、この手の演出。
爽やかで優しくて泣けました。
3話目は助けて詐欺に会ってしまったお母さんを渡辺美佐子が演じていました。
優し過ぎる弱々しいおばあさんがなんかたまらなかったですね。
そんなおばあさんを深夜食堂の面々が優しく世話してあげる感じが実に人情的で良かったです。
最終的には前作の主演だった多部未華子が再登場して部屋に居候させます。
故郷のおばあさんを思いつつ優しくしてあげる感じは実に良かったですね。
そしてクライマックスにはなかなかの感動がありました。
ベタな感動ですが、最近見た”湯を沸かすほどの熱い愛”と似てる部分を感じましたが。
最近この手の感動がたまらないです。
そしてマスターが豚汁定食だけをメニューに載せている理由も語られました。
マスターの深夜食堂に居る佇まいだけで泣けそうなほど終盤は感動しました。
この東京ブルースなテイストの最上級ですね。
このての哀愁、人情をマックスにパーフェクトに表現している作品ですね。
自分はずっと観ていられます。
このシリーズはめちゃくちゃ大ファンです。
常連さんたちの面々を見るだけでめちゃくちゃホッとします。
どこかの映画館でこのシリーズを全部上映して欲しいですね。
そんなわけで8点。
を観ました。
・焼肉定食
ある夜、常連たちが揃いも揃って喪服姿で現れる。そんな中、もう一人、喪服姿で来た範子(河井青葉)。だが、彼女は喪服を着るのがストレス発散という一風変わった女性だった。そんな彼女が本当の通夜の席で喪服の似合う渋い中年男(佐藤浩市)と出会い心惹かれて…。
・焼きうどん
近所のそば屋の息子・清太(池松壮亮)は父亡きあと、店を切り盛りする母親・聖子(キムラ緑子)が子離れしてくれず、年上の恋人さおり(小島聖)との結婚を言い出せずにいた…。
・豚汁定食
お金に困った息子に頼まれ、九州からやってきた夕起子(渡辺美佐子)。息子の同僚という男性に大金を渡してしまう。騙されたのではと常連客たちも心配するが、あまり気にも留めぬ様子。そんな折、迎えにやって来た義弟(井川比佐志)が夕起子の身の上話を明かし…。
ご存知、人気の深夜ドラマの劇場版の2作目です。
自分は非常に大好きでかなりファンと言っていいでしょう。
監督は前作同様、松岡錠司監督です。
深夜食堂は極度の東京ブルースな雰囲気で、やりきった作品だと思っています。
もう冒頭のシーンからロケーションからお店やマスターの佇まいから、
何もかもが自分にはたまらない雰囲気です。
今作もそのテイストにブレは一切ありません。
本当にこの食堂に行ってみたいです。
今作は3つのエピソードが語られていますが、
普段のドラマからの映画への気負いもさほど無いのがいいんですよね。
普段のドラマもかなり映画みたいなタッチ、質感で描かれているので、
なんでこのエピソードを映画化したのかな?って思ってしまいます。
逆に普段テレビドラマで観ていて印象的だったお話等を劇場公開して欲しい気持ちもありました。
そして料理の描写もマックスにいい感じに描写するので、飯テロ要素は強いです。
自分は深夜食堂ファンとして空腹状態で観てはいけないというのを知っているので、
珍しくガッツリ外食して挑みました。
この映画を観ようとしている人が居たらそのようにした方が良いと思います。
お腹が空いて映画に集中できなくなる危険性があります。
クスッと笑えるコメディ感は健在で周りの年配のおじさんたちが笑っていました。
おじさんたちが笑う映画って好きですね。
そして毎度ながらキャスティングが独特で絶妙でたまらないです。
1話目の河井青葉をこのクラスの主演に据えるセンスがたまらないです。
何処か脆いキャリアウーマンにぴったりでした。
あまり個性が強くない役者が活きる素晴らしい作品です。
佐藤浩市が相手役で出てきて驚きましたが、
結構雑な扱いをされる深夜食堂ならではの役どころで良かったですね。
今までもかなり豪華なキャストがカメオの様に使われていましたからね。
2話目は自分の大好きな池松壮亮とキムラ緑子が主演で。
池松壮亮の良さが存分に出る実にリアルな現代っ子な役でした。
母の理不尽と衝突しますが、照れて本人の前では出さないですが、
実は母想いの優しい心を持っていまして。
ベタに衝突する感情的な物語かな?とも思いましたが、流石の深夜食堂。
もうワンランク上のハイセンスな物語でした。
そしてキムラ緑子は今ベテラン女優のカテゴリーで非常に評価している女優さんです。
世間的には若干注目度低いですが最近非常に活躍してますし、業界評価高そうです。
この人が出てくるとシーンも物語も引き締まります。
ベテランの男優さんが近年評価されて遅咲きな主演する事は多いですが、
女優さんでもそういうパターンがあっても良いと思います。
小島聖を久々に観ましたがなかなか本格派女優になっていますね。
しかし老い方は気になります。
不器用な親子の愛、衝突に涙でした。
そしてこれからハッピーエンドに向かう予兆だけで、オチを見せない上品さ。
本当に大好きですね、この手の演出。
爽やかで優しくて泣けました。
3話目は助けて詐欺に会ってしまったお母さんを渡辺美佐子が演じていました。
優し過ぎる弱々しいおばあさんがなんかたまらなかったですね。
そんなおばあさんを深夜食堂の面々が優しく世話してあげる感じが実に人情的で良かったです。
最終的には前作の主演だった多部未華子が再登場して部屋に居候させます。
故郷のおばあさんを思いつつ優しくしてあげる感じは実に良かったですね。
そしてクライマックスにはなかなかの感動がありました。
ベタな感動ですが、最近見た”湯を沸かすほどの熱い愛”と似てる部分を感じましたが。
最近この手の感動がたまらないです。
そしてマスターが豚汁定食だけをメニューに載せている理由も語られました。
マスターの深夜食堂に居る佇まいだけで泣けそうなほど終盤は感動しました。
この東京ブルースなテイストの最上級ですね。
このての哀愁、人情をマックスにパーフェクトに表現している作品ですね。
自分はずっと観ていられます。
このシリーズはめちゃくちゃ大ファンです。
常連さんたちの面々を見るだけでめちゃくちゃホッとします。
どこかの映画館でこのシリーズを全部上映して欲しいですね。
そんなわけで8点。