tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

「半日休」という贅沢

2012-10-30 23:54:46 | 今日の出来事
うちの会社には「半日休」という制度がある。

8時間の所定時間のうち、前半4時間か後半4時間を休めるという制度。

丸1日休みを取って、自分がいないうちに何かトラブルがあったら嫌だな、
でも、仕事に空きがあるのに無意味に会社にいるのも嫌だな、という時に使う。

今日は後半の休みを取った。

2時近くにちょっと遠くまで歩いて遅めのランチをとり、
そのまま会社に戻らずにいつもは使わないような駅から電車に乗って、
日の高いうちに自宅の最寄り駅に着き、
さてこの時間を何に使おうかと思案しながら家路をたどる。

で、結局何をしたかというと、近所の大型スーパー
(食品だけでなく布団やアウトドア用品や園芸用品まで置いているような店)
に行った。

気の利いた人なら都心の繁華街に出るんだろうけど、
自分は郊外のちょっと野暮ったいくらいの普段着のスーパーでいいのだ。
気を使わなくて。

まずは外の園芸コーナーで鉢植えを見る。
シクラメンがいいね。
でも、花の鉢を家に飾るのって勇気がいる。
それは多分、色彩センスについての勇気だ。
鉛筆でモノクロで下絵がうまく描けているのなら、
危険を冒して色を落とさなくてもいいじゃないか、という。
だからうちは、緑一色、観葉植物ばかりだ。

ランニングシューズが欲しいなと思った。
(どうも先日の夢が影響しているのか)。
別に皇居に走りに行くわけじゃないから(そんな「トレンド」を追うつもりもないから)、
近所の公園を走って泥汚れしたって気にならないくらいの安いのでいいのだ。
しかし、ランニングシューズというのはどうしてこうも派手なのばかりなんだろう。
夜道で車のライトに反射して目立つようにってか?
普段、シック(あるいは「地味」?)を好んでいる者は、
ランニングの時だけ急に派手好みになったりはしないのだが。
(まあ、中にはそういう「極端にブレる」人もいるみたいだが)。

財布も見る。
ディンプル加工というのだろうか、
車のステアリングのように、革に小さな丸いくぼみを型押ししたのがあって、
丈夫そうだし見た目も悪くないので何度も手にとってみる。
手触りも悪くない。

結局、鉢植えもランニングシューズも財布も買わなかったけどね。

買ったのは、プライベートブランドの4足780円の通勤用靴下と、
(いつまで穴が開かずに履けるかでこの店の信頼度が決まる)
これまたPBの洗濯槽クリーナー198円だけ。

もちろんレジでは、この店のルール(=レジ袋はすべて有料)に則り、
ポケットからたたんであった使い回しのレジ袋を華麗に取り出して、
商品を詰めましたわ。

最終的に手に入れたのは、レジ袋一つにぶらぶらぶら下がるだけのものなんだけど、
なんか、いろいろなものを見て回っただけで心に余裕が生まれたわ。

いいね、半日休。

<追記>
洗濯槽クリーナーは早速使ってみた。多分6年ぶりくらいだ。
いったいどれだけ水が真っ黒になるか、
湯垢のような不純物がどれだけ出てくるかと期待して覗き込んでみるが、
水は黒ずんでいるように見えなくもないものの、
洗濯槽の色(グレー)を映しているだけのようでもあり、
どれほど効果を発揮したのかは今ひとつわからなかった。
ひととおり使い終えて、最後に洗濯槽の中に首を突っ込んでみたら、
かすかにプールのにおいがした。

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