日本維新は「全国の1区」優先的に候補者擁立

2012-11-05 13:57:15 | 橋下徹

 日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は5日、次期衆院選での候補者擁立について、「(小選挙区の)1区を中心に候補者を割り振りたい」と述べ、各都道府県の1区から優先的に候補者を擁立する方針を明らかにした。

 松井氏は「人口の集中する都市圏の人たちに支持してもらうのは当然のことだ」と説明。連携を探るみんなの党や、石原慎太郎・前東京都知事が党首となる石原新党とも「別々の政党だ」として、1区には対抗馬を擁立する考えを示した。

 維新は次期衆院選で、350人規模の候補者を擁立する方針を示してきたが、松井氏は「全ての選挙区に立てる目標ではあるが、そこまで至っていない」と述べ、候補者の確保が難航しているとの認識を示した。

 一方、3日に会談した新党大地・真民主の鈴木宗男代表から、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表との連携を打診されたものの、「それは無理だ」と拒否した経緯も明らかにした。【熊谷豪】


除染手当が作業員に渡らずピンハネされ福島原発

2012-11-05 09:29:53 | 原発

除染手当、作業員に渡らず 業者が「中抜き」か 福島

 【青木美希】政府が主導する東京電力福島第一原発周辺の除染で、現場作業員に税金から支払われる「特殊勤務手当」が本人に支給されていない事例が相次いでいることが分かった。元請けのゼネコンに続いて下請けがいくつも連なる多重請負構造の中で手当が「中抜き」されているとみられ、環境省は実態調査に乗り出す。
 
 環境省は今年1月から作業拠点となる役場などの先行除染に着手。すでに18件(計35億円)を発注し、数千人が働いている。環境省は、通常の給料とは別に現場の線量や原発からの距離に応じて1日3300円~1万円の特殊勤務手当を作業員に支払う契約を元請けの11社・1組合と結び、手当分を含めて除染事業の予算を計上している。
 
 ところが、ゼネコン6社が受注した1億円以上の先行除染の6件すべてで、作業員に手当が適正に支給されていない事例が朝日新聞の取材で見つかった。
 
 複数の下請け会社幹部や作業員が「作業員に渡していない」「受け取っていない」と証言。「他の会社も払っていない。作業員に手当のことを知らせず、日当5千円で働かせている会社もある」と話す社長もいた。


カリフォルニア州 財政破綻相次ぐ

2012-11-05 06:38:07 | アメリカ

町の財政破たん ストックトン

アメリカ大統領選で争点の一つになっているのが『経済の立て直し』です。カリフォルニア州では、不景気の影響で『都市財政の破綻』が相次いで起き、問題になっています。
 
 カリフォルニア州北部の街、ストックトン。19世紀、ゴールドラッシュの時代に物資の輸送拠点として栄え、ここ10年ほどは大都市・サンフランシスコのベッドタウンとして人口が急増し、爆発的な成長を遂げました。しかし・・・。
 
 「郊外にありますこちらの住宅地では、街灯や道路の整備が終わっているものの、肝心の住宅の建設が手つかずのままになっています」(記者)
 
 サブプライムローン問題が引き起こした住宅バブルの崩壊によって、街の様子は一変しました。
 
 「住宅市場が崩壊し、経済も不景気になり、歳入全てがダメになりました」(ストックトン市 アン・ジョンストン市長)
 
 失業率は全米平均のおよそ2倍に悪化。税収の減少も止まらず、今年6月、ついに7億ドルにのぼる債務を抱えて連邦破産法の適用を申請しました。破綻した街。そこでは、さらに市民生活を脅かす深刻な問題が起こっています。
 
 「この通りは犯罪発生率が高い場所です。多くのギャングが活動していて、路上強盗や発砲事件が頻繁に起きています」(警察官)
 
 もともと『治安の悪い街』として有名だったストックトンですが、財政悪化がさらに追い打ちをかけました。殺人事件はここ3年で2倍以上に増加。公園には昼間からギャングの一団がたむろし、薬物の取引が頻繁に行われているといいます。取材中、ギャングを撮影していると、突然、一人の男が近づいてきました。『オールドギャング』と呼ばれる男は最近の犯罪についてこう話します。
 
 「若いやつが若いやつを殺している。黒人も黒人を殺し、他の国のやつらもお互いに殺し合ってる。理解できないね」
 
 悪化の一途をたどる治安。しかし、警察官の数は市の支出削減によって4分の1も減らされました。市民の安全を取り戻すため、経済のたて直しは待ったなしの緊急課題です。6日に迫った大統領選挙。激しい選挙戦を続ける2人の候補に、市長は痛切に訴えました。
 
 「オバマにしろロムニーにしろ、次の政権に望むことは、この国の中のそれぞれの市の窮状にもっと気付いてほしい」(ストックトン市 アン・ジョンストン市長)


高円宮家が出した侍女の求人

2012-11-05 06:28:55 | 報道

お嬢さまはやっぱり就職に強かった!?――。皇族の高円宮家が都内の女子大で「侍女」を募集して話題となっている。
  宮家の求人先に選ばれたのは「昭和女子大」。学内に掲示された求人内容によると、職種は「侍女」で、仕事は〈家事全般(炊事、洗濯、掃除等)、来客接待、行事の設営・運営、事務的業務等〉。勤務地は〈港区元赤坂〉で〈住み込み〉だ。宮家の侍女といえば、求められるスキルも相当高いはず。と思ったら、要件は〈家事(特に料理)が得意な方〉〈他社からの内定を持っていないこと〉だけで、意外にも緩い。厳しいのは〈内定後の辞退は不可〉ぐらいだ。
  31日予定されていた学内説明会には何人の応募者がいたのか。大学に状況を尋ねたが、「取材は受けていない」(企画・広報部)とつれない回答。宮内庁も「採用活動は把握しているが、宮内庁としては関与していない」(報道室)と素っ気なかった。宮家の「侍女」の有力候補となった「昭和女子大」とは一体どんな学校なのか。
 「大正9(1920)年に設立された『日本女子高等学院』が前身で、その後、『日本女子専門学校』を経て、現在の『昭和女子大』となった。『道徳教育に力を入れている』『講義をサボれない』など厳しい規律で知られ、今や都内でも有数の“お嬢さま大”です。07年に『女性の品格』の著者で、元官僚の坂東眞理子氏が学長に就任してから、世界に通用する女性を育てる方針を打ち出し、グローバルビジネス学部を新設。大学の偏差値は50~55と中堅クラスだが、卒業者数1000人以上の女子大では2年連続で就職率1位です。今年3月の就職先も銀行、メーカーなど大手ばかりでした」(都内大手予備校)
 
<「品格」は申し分なし>
 
 なるほど。宮家が目を付けたのも「侍女の品格」アリ――とみたためか。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏はこう言う。
 「昭和女子大はキャリア教育をしっかりやっている学校。宮家の求人があるのも理解できます。おそらく宮家はほかの著名な女子大にも侍女の募集を出しているでしょう。普通は水面下で行われるのですが、今回は大学側が求人票を掲示したため、外部に知れ渡ることになり、騒ぎになったのだと思います」
  ミスコンでハクを付けて局アナに――なんて野望を抱く女子大生は絶対になれない職業だ。