高円宮家が出した侍女の求人

2012-11-05 06:28:55 | 報道

お嬢さまはやっぱり就職に強かった!?――。皇族の高円宮家が都内の女子大で「侍女」を募集して話題となっている。
  宮家の求人先に選ばれたのは「昭和女子大」。学内に掲示された求人内容によると、職種は「侍女」で、仕事は〈家事全般(炊事、洗濯、掃除等)、来客接待、行事の設営・運営、事務的業務等〉。勤務地は〈港区元赤坂〉で〈住み込み〉だ。宮家の侍女といえば、求められるスキルも相当高いはず。と思ったら、要件は〈家事(特に料理)が得意な方〉〈他社からの内定を持っていないこと〉だけで、意外にも緩い。厳しいのは〈内定後の辞退は不可〉ぐらいだ。
  31日予定されていた学内説明会には何人の応募者がいたのか。大学に状況を尋ねたが、「取材は受けていない」(企画・広報部)とつれない回答。宮内庁も「採用活動は把握しているが、宮内庁としては関与していない」(報道室)と素っ気なかった。宮家の「侍女」の有力候補となった「昭和女子大」とは一体どんな学校なのか。
 「大正9(1920)年に設立された『日本女子高等学院』が前身で、その後、『日本女子専門学校』を経て、現在の『昭和女子大』となった。『道徳教育に力を入れている』『講義をサボれない』など厳しい規律で知られ、今や都内でも有数の“お嬢さま大”です。07年に『女性の品格』の著者で、元官僚の坂東眞理子氏が学長に就任してから、世界に通用する女性を育てる方針を打ち出し、グローバルビジネス学部を新設。大学の偏差値は50~55と中堅クラスだが、卒業者数1000人以上の女子大では2年連続で就職率1位です。今年3月の就職先も銀行、メーカーなど大手ばかりでした」(都内大手予備校)
 
<「品格」は申し分なし>
 
 なるほど。宮家が目を付けたのも「侍女の品格」アリ――とみたためか。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏はこう言う。
 「昭和女子大はキャリア教育をしっかりやっている学校。宮家の求人があるのも理解できます。おそらく宮家はほかの著名な女子大にも侍女の募集を出しているでしょう。普通は水面下で行われるのですが、今回は大学側が求人票を掲示したため、外部に知れ渡ることになり、騒ぎになったのだと思います」
  ミスコンでハクを付けて局アナに――なんて野望を抱く女子大生は絶対になれない職業だ。



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