祇園暴走事故はてんかん発作が原因

2012-11-14 12:08:33 | 報道

京都市東山区の祇園で軽ワゴン車が通行人をはね19人が死傷した事故で、京都府警は14日までに、運転していた藤崎晋吾容疑者=死亡、当時(30)=が持病のてんかん発作が起きた状態で暴走したと判断、自動車運転過失致死傷容疑で被疑者死亡のまま書類送検する方針を固めた。
 
府警は当初、藤崎容疑者がハンドルを切る動作をしていたとの目撃証言などから、故意に歩行者をはねた可能性も否定できないとして、殺人容疑で家宅捜索していた。
 
しかし、解剖結果や走行状況を精査し、てんかんの症状などを専門家から聴くなどして原因特定を進めた結果、発作を起こして意識がもうろうとした状態でも、ハンドルを操作して車を避けることは可能と判断した。殺意を示す証拠は見つからず、殺人容疑の立件は見送った。