POCO  A  POCO  協働舎

住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

普天間に思う

2010-01-11 | 暮らし・社会

     当時高校生だった娘が30代となっているので、もう何年前になるのだろうか、手話を学ぶ仲間たちと沖縄を訪れたことがある。

  那覇ではろうあ協会のお年寄りから戦争体験を伺い、全通研沖縄支部の仲間たちと交流した。

  糸数壕では、案内して下さっていたお年寄りが、つらいから と中へはお入りにならなかった。

  真っ暗な壕の中で、聞こえない人たちはどんな思いをしていたのだろうか…。

  平和の礎では、同行した仲間の御尊父のお名前が刻まれていることを初めて知った。沖縄戦は遠い話ではなかったのだ。

  佐喜眞美術館では、街の中の基地を見、館長さんから詳しくお話をお聞きすることができた。

      

  昨日の中国新聞に、共同論説委員の太田昌克さんが核心評論に「抑止力の徹底検証必要」と題して

     「冷戦終結から久しいのに、沖縄に在日米軍基地の7割強が集中、県民に過大な負担を押し付けている現状」について

     「いたずらに『同盟の危機』をあおるのではなく、『抑止力堅持』を目的とした巨大軍事施設の新設が本当に必要なのか、あらためて問い直さなければならない」

と書いておられる。

  

  沖縄をはじめ、近くの岩国や呉の基地は、古くはベトナム戦争の補給基地となり、近くはイラク攻撃やアフガン攻撃に使われた。決して日本に住む人々を守ろうとしてきたのではなかった。

 

  「『沖縄の海兵隊が抑止力になっていると本当に思っているのか。駐留し続ける大きな理由は、リゾート地としてすごしやすいからだよ』。対日政策担当の米政府当局者がかつて語った」ことも紹介し「旧態依然の戦略から脱却して新たな次元へと向かう一年にしたい。」と。

   いま、普天間基地をどこへ動かすのか、日米同盟の危機などと声高に叫ばれてはいるが、本当に必要なことは基地をなくしていくための方策を考えることではないのだろうか。

 

http://okinawaheiwa.net/index.html

http://www.peace-okinawa.net/index.html

 

 

 

  

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そんなにいけないことですか? | トップ | 読売新聞の記事から  「筆... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。