朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

そらがお家に来ました。

2013-01-31 01:01:46 | ペット
スカイ君が逃げてしまってから、食事もせず、部屋に閉じこもり、ずっと泣いている妹。このままでは妹が体を壊すことは明白です。しかし手を尽くしてもスカイ君は見つかりません。長期戦になりそうです。とうとうある夜、仕事中に母からメールが来ました。「帰りにセキセイインコのひなをお姉ちゃんの目から見て一番いい子を探してきてくれる?」これは難問です。スカイ君はなにげなく買った子ではありません。探しに探し、選びに選んだ子です。明日一日で探すなんて無理です。しかしやはりなんとかしなくてはいませんが一番大事なのは妹の気持ちです。妹に確認のメールを入れました。

「スカイ君の代わりの子はいないよ。それでもひな欲しい?スカイ君が帰ってきたら、一緒に愛してくれる?性別も間違えちゃうかもしれないし、おしゃべりもしないかもしれない。それでも愛してくれる?」
・・・答えはyes。これは重責です。

さっそく探しに行きました。たくさんいました!しかもわたわたのうぶうぶでごっちゃりと。一瞬使命を忘れかけ、このわたわたのなかにうずもれたい気分になりました。あったかいだろうし、やわらかいだろうし、最高だろうな~。

でもここまで幼いと、正直性別には自信がないです。ならばせめて似た色の子を探しましたがいません。どうしましょう。と、中で一番体格のいい子を見つけました。コバルト色で、大人になったらきれいになるでしょう。おなかのほうは空色です。お顔をそっと見ました。目が大きくて美形さんです。性別は・・・正直自信がありませんが男の子・・・の予感です。おしゃべりは?自信がありません。でも、今の時点で一番いい子です。売約をかけ、すぐに家族で見に来てもらいました。

もちろん、正直な感想は妹を含め家族みんなに伝えました。母は一目で気に入ったようです。メロメロです。妹は迷っています。なにせたくさんのうぶうぶたちです。どの子にしてもいいんです。みんなかわいいです。

かなりの時間をかけて、妹は答えを出しました。私の選んだ子を連れて帰ることにしたんです。帰り道、この子が女の子でスカイ君が帰ってきたら仲良くなるかな、と嬉しそうに言っていました。この子は愛されます。確信しました。

お家ではさっそく撮影会です。みんなの携帯に、日々大きくなっていくひなが写っています。体重に一喜一憂しながら、大事に大事に育てました。妹はそらちゃんという名前を付けました。そらちゃんはすくすく育ち、一人でごはんを食べられるようになり、ケージにお引越し。ぶんぶん飛べるようになり、家族みんなにとまります。でも妹のことが一番好きみたいです。妹にちょっと冷たくされるとすねてなぜかキッチンのピーナッツクリームの上で背中を向けてだまってしまいます。

そらちゃんは・・・そら君でした!みなさんもれなくらぶげろを頂きました。もごもご言い出してもいます。少なくとも、自分のお名前を言えるくらいにはなると思います。

そら君の特技は、妹がよぶとぴよりっ、とお返事することです。ほかの家族がいくらよんでもお返事してくれません。ところがそら君なかなか頭がよくて、妹がいないときは家族みんなにお返事します。「浮気はね、気が付かないようにするんだよ」と私は笑いながら言いましたがしてやったりのニヤリ顔で妹がそら君、と呼びかけてちゃんとお返事するそら君は心得ているようです。

もちろん家族のだれもがスカイ君を探し続けていますし、諦めてもいません。そら君も愛されています。スカイ君も愛されています。代わりにはなりません。でもどちらも大事な家族です。