朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

引き続きローリー問題とフェレット問題・・・流通が減るとリスクが増える?

2013-01-17 02:26:46 | ペット
ローリーの大量死についての続報を知ることが出来ました。

・・・はっきり言って、このままではまずいです。というか、モラルのないメーカーについて知り、腹が立ちました。獣医師から警告されたあのメーカもローリーのフードを作っていて、田舎の私の住まい周辺のペットショップでもにわかに扱い始めて、バカな私は「手軽に手に入るものを食べてくれれば災害時に便利かな」と思い、お試しサイズを買ってホルスに与えましたがホルスは全く食べませんでした。今思うと、本当に幸いでした。あのにわかに出回ったフード、問題ありですぐに打ち切りになったんです。でも、そのメーカー、問題があるから、なんて一言も言わず、安売りで売りさばいていましたよ何にも知らない人は買っちゃったんじゃないでしょうか

かくてローリーのフード、他のメーカーのものも問題ありで今、本当に安心できるものはなんなんだ~と叫びたいんですが、一つ見つかったので急いで取り寄せます。

まだこの問題に気が付いていないローリー飼いさんも多いと思います。ともかく絶対数が少ないので、情報も得にくいです。だから叫びますローリー飼いさん、みんなで結束しましょう突然死が多いそうです昨日までは元気だったのに・・・ということがあるんです誰だって愛鳥を失いたくありませんよね

私も今回の問題に気が付くのが遅れました。もっと早くに知っておくべきでした。
・・・そして、残念ですが、専門誌のスタンスがフェアでないことも知りました。非常に残念です。というか、悔しいですあのチャンスを活かしてくれれば、たくさんのローリーの命を救うことに繋がったはずですじゃあ、メーカーとずぶずぶな関係なのねと勘繰られてもしかたありません、あれじゃ。

かわいい、かわいい、だけじゃダメですそれはそれはローリーはかわいいですよでも、今起こっている問題から目を背けるようなあの取り上げ方はプロ意識のかけらもありませんこのままではローリーを取り巻く環境が悪くなってしまいます。数が減れば、フードの扱いも減り、獣医師が診るチャンスも減り、どんどんレベルダウンしていきます。せっかく取材を受けた方が意識の高い方だったのに、それを全く活かしていない・・・ひどい

実は、フェレットにも同じような問題が。フェレットは、早期に去勢避妊するのでもともとリスクが高いところはローリーと違うことはご承知ください。私としては、ペットとしてはハイリスクなこの生き物が日本に入ってきて、しかも医療面で充分なサービスを提供できないのにむりやりすごいスピードで広まったことに懸念を抱いていました。案の定、ワクチンの知識すらろくにないのに診れますと言ってしまう獣医も出る始末で、いまだに平気で三種以上のを接種してしまう獣医師もいます。この意味が分からないフェレットの飼い主さんはまさかいないと思いますが、分からないならば大問題です

フェレットにはインスリ、副腎腫瘍、リンパ腫と治療にお金と時間がかかる病気が頻発します。このため、非常に悲しく、苦しい思いをされた方の中には、もう二度とフェレットは飼わない、まわりにも勧めない、という意見を持つ人が多くいます。そして実際、ペットショップでも取り扱いが減っています。専門店でも減少傾向です。このままでは、せっかく進歩しかけたフェレット医療も衰退しかねません。フードも用品も、メーカーが手を引くかもしれません。・・・もう少し、もう少しゆっくりと導入すればよかったんだと私は思います。はじめて入ってきた当初の本を読み返すと、鳴かない、スペースもとらない、臭わない臭いについてはいたち臭いからガセですよ!いい事ばかり書いてあり、しかもとても可愛いですからみんな飼いたくなりますよ。でもね。腫瘍の話は書いてあっても、副腎というアプローチの難しい場所の事は書いていないし、インスリのことも、リンパ腫の事も書いていない。病気についてリスクの高いペットだとは書いていない。・・・ちょっとちょっと、ひどくないですか

少し時間が経つと、さすがに問題が頻発しますのでいろいろ病気の事を書いた本が出てきます。しかし、最初の甘言で飼ってしまった人はたまったもんじゃないですよ。そして衰退の方向へ。なんだかなぁ

ともかく、本にブームに踊らされる事なく、じっくり調べましょう