朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

きららのハゲ

2012-11-30 20:09:50 | 日記
ツキノワテリムクのきららがはげてしまいました。皮膚炎ではなさそうです。思い当たることが一つ。餌です。チックフードでいいと買ったときに言われたのでそのままあげ続けていました。これはもしや、餌の強さが足りない、チックフードでは弱すぎるのでは?

・・・早速五分餌に切り替えました。するとどうでしょう、みるみる毛が生えてきました!随分かわいそうな事をしました。はじめから餌の相違に気が付いていればこんな思いはさせないで済みました。

きららはとても好奇心が強く、人を怖がりません。餌の入れ替えも臆することなくできるのでとてもいい子です。大好物はミルワーム。ミルワームの器を手に取っただけでもうくれくれと大騒ぎ。手渡しであげられます。もうするすると飲み込んでしまうのできりがありません。あげすぎはいけないのでセーブしていますが、通りかかっただけで「ミルワームくれるんでしょう?」と見つめてくるのでついつい「一匹だけね」と甘やかしてしまいます。

かなり大柄なので住んでいるのは複数飼い用の大きなフェレットケージ。それに天然木を二本取り付けてあります。名前の通り、瑠璃色に輝いてとてもきれいです。ただし声もでかい。男の子なのでさえずるんですがかなり音痴なんです。音痴で大声なので一戸建てでないと飼育はきついかもしれません。

今ははげはすっかり治り、人間もこれだけあっさりはげが治ればなぁ、なんて思います。意外と食生活で人間もはげたりするのかもしれませんね。

ツキノワテリムクは鳥さんとふれあえる公園などで放し飼いにされていることがありますので、ぜひ本物を見てください。なつっこさにびっくりすると思います。

しかし販売者の言うことを鵜呑みにしてはいけないと思い知らされた事件でした。

サラブレッドも肉になる・・・責任をもてないのか

2012-11-29 04:00:06 | 日記
競馬は華々しいですね。しかしその舞台裏は血にまみれていると言っても過言ではないでしょう。毎年生まれてくるたくさんの馬全てが良い成績を上げられるわけはなく、競走馬になれない馬すらいます。使い物にならなくなったら・・・肉ですよ。

良い成績を上げた馬でさえ、行方不明になる事はしょっちゅうです。種牡馬として良い成績をあげられなければお払い箱ですし、仔馬を産まなくなった牝馬も不要です。

・・・歓声を上げている人の何割がこのことを知っているんでしょうか。隠されているんですよ。乗馬になりましたって言葉で。それはもう肉ってことです。

いや、運良く乗馬クラブで再就職できる馬もいます。奇跡に近い確率ですが。大人しくて賢い子が選ばれます。私もそんな子達にお世話になっています。調教の行き届いたサラブレッドは安全で安心して乗れます。が、クラブによっては虐待に近い扱いをしているところもあり、心に傷を負った子は悪癖が出て危険な存在になることもあります。

そこで安心してはいけません。馬だって年もとるし怪我もします。乗馬クラブをお払い箱になって肉になることもあり、ほぼ全て馬は肉になって一生を終えると見て間違いありません。まさに使えるまで使って使えなくなったら肉。

私は自分の馬を持っていません。一生に責任をもてるほどお金がないからです。競馬で馬を持つ人も、乗馬で馬を持つ人も、一生に責任を持っていただきたい。今は養老牧場もあります。一生面倒見れないなら馬なんて持たないでほしい。

馬は経済動物でしょうか。肉になるべく生まれてくる肉用の品種もいます。この場合は肉になってしかるべきでしょう。しかし、今まで走らせてきて、乗ってきて、使えなくなったらじゃあ肉ですってのはあまりに酷いと思うんですが。

特に、良い成績を上げたのに行方不明でいつのまにか肉になっていたというのはひどいケースです。競馬で重賞をいくつも勝っていても行方不明ってあるんです。もう少し待遇をJRAは改善しないとまずいと思いますよ。ファンが離れていく要因になりかねません。

本当に馬が好きっていう人はもしかしたら競馬界にも乗馬の世界にもあんまりいないのかもしれませんね。しょせんは金儲けの道具ってことで。

旬を味わう鳥さんたち

2012-11-28 21:39:50 | 日記
小松菜が旬ですね。鳥さんたちはもう楽しみで仕方がありません。特にじゅうしまつたちと赤カナリアのチェリー、ホウオウジャクのココ、コキンチョウのまふまふは順番が待てないほど大好き。入れると飛びついてきます。

旬だと安いのも魅力。おいしくて安い。いうこと無しですね。

じゅうしまつたちはなんだか順位があるようです。まずは実権を握っているガーラント君が食べます。ガーラント君お気に入りの女の子小梅ちゃんと二人で食べまくります。他の子が来るとつついて追い出してしまいます。二人が満足すると残りの子が食べられます。ガーラント君は小梅ちゃんがいたくお気に入りで水浴びも一緒に一番風呂。止まり木も必ず隣同士。寝る時も隣同士。一番大柄なガーラント君と一番小柄な小梅ちゃん。この二人が事実上実権を握っています。

・・・いつも最後になってしまうのが花ちゃん。女の子といわれて買ったのに男の子だったという経歴の持ち主。なんだかかわいそうです。女の子増員したいんですが高価で手が出ません。

みかんも旬ですね。めじろたちがうはうはです。食べやすいように切ってあげるともう夢中。人間は・・・食べることが出来ません。鳥さんが優先です。ところが連日みかんだと飽きてしまいますなんて贅沢なんでしょう。同じく旬のりんごとかわるがわるあげています。ところが高いりんごしか食べません。もう贅沢!同じく旬の柿は好みません。もうもう贅沢すぎます。

めじろには時々ローリーネクターもあげているのですが、クイコ(高価)だとごくごく飲むのにラウディ(安い)だと「え~これ~?」という顔をします。贅沢とどまるところを知りません。

飼っている動物たちには何不自由なくさせたいですが、贅沢は困りますね・・・。

フクロウのひなを拾わないで下さい

2012-11-26 01:59:54 | 日記
フクロウのひなを拾う話をよく聞きます。フクロウのひなは巣立つ時木の根元などにいることが多いので拾ってしまうらしいです。

断じていけません!それはひなの自然で生きていく権利を奪う重大な罪です。

そもそも野鳥の巣立ちひなを拾うことはよくないことです。彼らは危なげながらも親鳥とともに生きていく術を学んでいるのです。親から子を取り上げるなんてひどいと思いませんか?生きていく術を人間が教えられるでしょうか?

仮にフクロウのひなを拾ったとしましょう。そうしたらあなたは一生面倒を見なければなりません。猛禽類の狩猟が出来る人なら狩りを教えられるかもしれませんが普通の人はそんなスキルはありませんよね。狩りを教えずに放り出せばその子は死んでしまうでしょう。

さあ、飼育するとなると餌ですね。人間の食用の肉ではダメですよ。獲物を丸ごと食べて栄養を取るので冷凍のネズミ、ヒヨコなどと冷凍による栄養素の損失を補うサプリメントを用意します。ざっと概算ですが・・・

ネズミを毎日5匹あげるとしたら、一匹百二十円はしますので毎日六百円。ヒヨコなら一匹五十円で済むので二百五十円。サプリメントは三千円ぐらい。たいしたことない様に思いますか?一月ネズミなら二万弱かかりますよ?これをその子が亡くなるまで毎月出せますか?5匹でおなかが満たされなければもっとかかりますよ。

お金ならなんとか・・・しかし保管場所はありますか?冷凍庫にぱんぱんにストックしないともちません。家族が納得しますか?冷凍ネズミを入れるなんて普通はすごい抵抗があるはずです。ならば専用の冷凍庫を買うしかありません。

購入先はありますか?通販で買えますが災害時のことも考え複数確保しておくことが重要です。

飼育するにはケージも必要。普通の鳥のケージでは羽を痛めるので専用のものを特注で作ります。何万もします。ファルコンスタンドにとめて飼うことも可能かもしれませんが足革やジェスなどを装着することが必要です。それをしてくれるところを知っていますか?素人には無理で危険です。スタンドもいいものは数万します。

声もすごいです。林じゅうに響く声を毎晩聞かされます。近所の理解を得るのはまず無理だと思います。すごい田舎なら自分が我慢すれば済むかもしれませんが・・・。

日本のフクロウは気が荒い傾向があるので怪我をする可能性もあります。傷跡が残ってもいいですか?専用のグローブも万単位。しかも消耗品。

どう考えても一般の人はもてあますこと間違い無しです。フクロウも人も幸せになるのは難しいです。ひなが自然に親に導かれて巣立てばこんなことにはなりません。断じて拾ってはいけないんです。どうしてもフクロウを飼育したければ飼育に向いた種類を購入することです。それでもよほど覚悟がないと難しいです。小さければ餌も少しでよいと思いきや小さいほど燃費が悪く、体に対して沢山食べます。調子が悪ければあっというまに悪化するし大変です。でも覚悟があれば可愛い家族になります。すぴかはかわいいです。しかし日本のフクロウのひなは拾わないで下さい。お願いします。

鳥さんを保護する時には

2012-11-24 00:26:20 | 日記
鳥さんが怪我をしていた。雛が落ちている。保護しなきゃ!きっと心や優しい人はそうするでしょう。しかし、その前に知っておいて欲しいことがあるのです。

まず、大抵の動物病院からは(鳥さん専門でさえ)診察を断られること間違いなし。考えてみてください。鳥インフルエンザ、ウエストナイルウイルス、野鳥が持っている病気が病院に蔓延したら大変なことです。断るのも無理ないです。

鳥さんを保護したら、県の鳥獣保護を担当する部署に連絡をしましょう。しかし!カラスやドバトなど(伝書鳩は持ち主が脚輪から判明し返すシステムになっているがそのまま捨ててくれというけしからん飼い主も多いので伝書鳩も保護する時には覚悟すること)は保護してくれないでしょう。また、ワカケなど外来種も対応不可です。つまりはですね。

保護したからには自分で責任を取りましょう。

・・・ということなんです。自分で育てる、飼育することが出来なければ里親を必ず探すこと。これが出来ない人には保護する権利はありません。

一時の感情で動きたいのは分かります。かわいそうなんですから。でも責任を取れなければまさに無責任。

まず、野生の子でも診てくれるところを確保しておく(私は確保しています)その診察代は必ず保護した人が払う(当たり前ですが大事なこと。動物病院もボランティアではありません)万が一野生に戻れなくても終生飼育すること(これも当然ですしこの可能性が高い事を知っておくべき)終生飼育となるとそれにかかるえさ代、病院代は当然保護している人が払うこと(ネズミやヒヨコを食べるとんびなどを保護したらえさ代もばかになりません)これだけでもハードルがとても高いことが分かっていただけると思います。

野生の子を保護するなら、普段から心構えをしておくことが必要です。事前に病院も押さえておかねばならないし、保温器具などある程度の備えも必要です。餌などの備えもあればなお良いでしょう。なによりどんな餌を食べるのか勉強しておくこと。種類の見分けが付くこと。家にスペースがあること。ケージがあること。

こんな条件を満たせる人はそういないと思います。だから、私はこういうことが出来る人を県などに登録しておいて、一般の人が保護した場合でも困らないようにできればいいなと思います。そして寄付などで経費をまかなえれば保護できる子はさらに増えるでしょう。

趣味で鳥さんを飼育するのもいいですが、野性の子のために、少しだけスペースを取ってあげることは出来ませんか?もちろん、前述したように病気は怖いのできちんと診てくれる稀な大事な病院を確保して。

私は以前野生に戻れなくなったひよどりを保護しました。終生飼育しました。本当にいとおしい子でした。すずめの一時保護は何度もやりました。どの子も素晴らしい子でした。みんな私に貴重なスキルを身につけさせてくれました。それから野生の子を保護したと相談を受けるようになりました。皆さんの身の回りにも私のような人がいると思います。県におせっかいな人いませんかとだめもとで聞いてみてもいいですね。動物好きの人や動物病院、ペットョップなどで情報収集してもいいですね。なによりあなたがおせっかいな人になって欲しいです。お金はかかりますがかけがえのない経験になります。スキルアップはんぱないです。ただ、いつでも責任は最後まで、を忘れないで下さい。