12篇の短篇から成る半村良の「小説 浅草案内」です。この小説に書かれているのは、昭和末期の浅草。色々な人間 色々なお店が登場します。登場人物が、生まれた時からの付き合いだけに、互いに遠慮なく干渉する。それでいて、きちんと節度をわきまえているところが良いんですよぬ。
こういうご近所付き合い 私も商店街で育ちましたから、実感として分かります。アラカンになった今、当時の事を懐かしく思う事もありますから、余計、この小説、心に響きました。ただ、残念ながら、作者と違って、私、酒が弱いんで、こういうお付き合い出来ないだろうなぁ。
12話の小説の中で、私が好きなのは「冗談ぬき」という作品。あるお店の若旦那 と言っても40過ぎているんですが、好きな女ができたのに、親に言い出せない。女の方も、若旦那に任せっきり。若旦那の気持ち 親旦那の気持ち 彼女の気持ち•••今流行りの言葉で言えば、互いに相手の気持ちを忖度しあって、一つも前に進まない。そこで半村先生の出番ということになるんですが、一見まどろっこしいんですが、でもそこがいいんですよ。堪らないな。
こういうご近所付き合い 私も商店街で育ちましたから、実感として分かります。アラカンになった今、当時の事を懐かしく思う事もありますから、余計、この小説、心に響きました。ただ、残念ながら、作者と違って、私、酒が弱いんで、こういうお付き合い出来ないだろうなぁ。
12話の小説の中で、私が好きなのは「冗談ぬき」という作品。あるお店の若旦那 と言っても40過ぎているんですが、好きな女ができたのに、親に言い出せない。女の方も、若旦那に任せっきり。若旦那の気持ち 親旦那の気持ち 彼女の気持ち•••今流行りの言葉で言えば、互いに相手の気持ちを忖度しあって、一つも前に進まない。そこで半村先生の出番ということになるんですが、一見まどろっこしいんですが、でもそこがいいんですよ。堪らないな。
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