Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

宴のあと

2010年09月12日 | Weblog

宴の後

金曜日の夜、高校の同期会があった。

大阪の高校をでて、はや幾歳。
進学、就職、結婚、転勤で
地元を離れて、ときに孤独を味わい
ときに文化の違いに戸惑いながら、
がんばってきた仲間が集った。

楽しかった。
温かかった。

私は、代表幹事のお手伝いを
しながら、準備段階から、だんだん
楽しんでいたのである。

この高校は、旧制中学が男子校だったので
私の学年も男子が多い。
質実剛健をうたいながらも
我々の時代は、女子と男子が仲がよく
同期同士の結婚が多い学校である。

結婚までいかなくても
今だに、友人として
友達以上恋人未満みたいな
仲のよさの間柄の人は結構いて
きょうだいというか、とにかく身内という感じがする
人も多い。

近年、大阪の同窓会に携わっていた関係で
普段から、高校時代の友達と交流があって
むかし、大阪をでたときのような孤独から
抜け出していたような気がしている。

それでいて、
同期会がおわったあと、寂しい。

昨日は、疲れが残っていたからさほどではなかったが
今日、実生活の中の人間関係。
家族と接すると、現実に戻されて
唖然とする。

私がつくってきた家族は、
私の理想に反して
いたわりがなく、気がきかなく
情けないことがたくさん・・・。

「つまんない!」とおもってしまう。

私は、そこでは、「おかあさん」であり
人格なんて認めてもらえない。

ああ、このギャップ。

情けなくて涙がでてきた。

私は、子供を産んで育ててきたので
しっかりしなくてはいけなかった。

最近、そんなかわいげのない自分がいやだった。

先日、妹が「お姉ちゃんをいじめる人なんて
いないでしょう?」といった。
「うん、いない」と即座に答えた。
正確には、「最近」はいない。

よそもので世間しらずで、体がよわい私は
心無い言葉にきずつき、
悔しいおもいをしたことがある。
そんなときも、夫は家庭から逃げ出し盾になるとかしない人間だから
自分や子供やいじめられないようにするには
自分が力をつけなければ・・・。
と思ってきた数十年だった。

社宅時代は、なんで、こんな目にあうのだろう?
ということ、神経を煩わせること、多々あった。
モラルのない人、口がたつ人、要領がいい人、
居住年数で、序列や決まる生活。


そうやって、私は、鍛えられ、自分で、やりやすいように
アレンジする能力を培ってきたのである。
最近、そんな自分が「かわいくないなあ・・。」とおもっていた。

同期会にいくと、少数の「女子」であり
ジェントルマンになった何人かは、丁寧に接してくれた。

ああ、よい気持ちである。

甘えくせがついてはいけない、いけない、
とおもいながら、つい、むかしから気心をしっている友達に
好き勝手いい、好き勝手いわれ、和気藹々としているうちの
気持ちは、乙女心とまでいわないが、結構、女子モードになっていた。

優しい人が多いから
とても快適である。

顰蹙もののサラリーマンがいるんじゃないか?
という心配は、無用だった。

顰蹙もののサラリーマンは家庭にいたのだ。
顰蹙ものの高校生も家庭にいる。

あああ!
と私は、情けなくなった。
「つまんない!」と思うと
堰をきったように
現実を嘆き、やる気をなくした私になってしまった。

私が楽しい気分でいて
うれしいそうにしていることが
ストレスなんだそうだ・・・・。


自分が否定されることは
とてもこたえる。
そんなこと、かまわぬ、
というほど私は器が大きくないので
今日は、とても不幸な気分。

共感することを大事にしてきた私にして
この家族。
失望・・・・。

私は、元気になったら、また自分への
ご褒美を考えようと思う。

もう、寝込む生活はいやだし
いったん寝込んでしまったら
立ち上がれないような気がして
歯をくいしばってきたんだもの。

氷枕の冷たさに顔をうずめてワンワン
泣いた残暑の休日。

でも、また笑顔でいくよ~!
笑顔ができる私でいたい。