Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

「坂の上の雲」をよみながら・・・・。

2010年02月28日 | Weblog
今日は、家にいて
「坂の上の雲」を読んでいた。
明治の話である。
日露戦争で活躍した秋山兄弟と
正岡子規が主人公で、
海軍と騎馬のことがでてくる。

いよいよ、日露戦争開戦の場面でさしかかった。

この小説で海軍の部分を読んでいると、いろんなことに
思い当たる。

たとえば、父は、自動車で高速道路を走るとき
あまり、スピードをださなかった。
「高速恐怖」だといったことがある。
海の話を読んでいると、スピード感が違う。
船の動きは、ゆったりしている。
感覚として、「ゆったり」である。
ひょっとして、父が、若いころ、船にのっていたことと
関係があるのかなあ?
とふと思った。

実家から宅急便がくると
紐がかっちり結ばれていて
あけるのに、苦労した。
父が船乗り特有の結ぶ方をするものだから
はさみで切るしかなかった。
そんなことも、思い出す。

主人公の真之は、友を
「貴様」と呼ぶ。
昔の軍歌に「貴様と俺とは
同期の桜~♪」
というのがあるが
今、「同期」というのはどれくらい
大切なものだろう?

私の高校は、入学時の「期」がとても大切な学校だった。
夫の高校は、「期」と呼ばない。
娘の高校は「期」をつかうが、そんなに大切ではない。
息子の高校は、「期」がとても大切。

私と息子の高校は、戦前、男子校だった。
そんなこと、関係があるのかなあ?
息子の高校は、海軍のお膝元なので「期」は
ことさら、大事なんだろうか?
というような気がする。
(同期が、ふた学年にまたがりそうで、とても怖い)

会社にはいったときの「期」は大事みたいだけれども
海軍だの、旧制の学校ほど、自分の期の数字を気に
しないのに違いない。
とにかく学校によっては「○○期」というのは、とても大事なのだ。

そんなことに気をとられていると、
小説の内容についていけなくなる。

とにかく、膨大な資料をもとに書かれたにちがいないこの小説。
寝る前に、読んでいたらわけがわからなくなるくらい
緻密なのである。

司馬 遼太郎先生って、すごい!