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Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

対照的

2009年10月24日 | Weblog
護衛艦の中をみせてもらって
感じたこと。

なんて、機能的なんだろう!

国際線の飛行機もそうだが
大海原をゆく、大きな船に
無駄なものはいっさいなく
ひたすら、機能的。

たくさんの計器は、きれいな円形か
四角。
ひたすら、幾何学模様。

そこに芸術やら、心を動かすとかいう気配が
まったくない。

それはそうだ。
冷静でないといけないのだから。

懐かしい空気。

私は、子供のころ、徳島の母の実家にいくのに
船で四国にわたっていたが、
あのころの船の中の空気はこんな感じだったところもある。


それから、とにかく「がっしり」している。

階段は、足腰をしっかり使う。
はしごみたいだ。

操縦についても説明していただいた。
こんなに重厚な船であるから、動きに小回りがきかない。
そんな話をきいているうちに
波に揺られ、船で仕事をすると
すごく気がきく人間になるんじゃないか?
と思った。
大きなブレの中で、先々のことを考えながら
動作をすすめないといけない。
波のご機嫌、船のご機嫌をうかがいながら
それに、きゅうきゅうとすることもなく
うごいている時間もあるかもしれない。

クリックひとつで、一瞬のうちになんでもできる
デジタルと対極のアナログの世界。

****

私は、今週、表参道と横須賀という
対照的な街を歩いた。
「軽薄」vs「質実剛健」
「チャラチャラ~~」vs「キリッ!」
「殺気だっている」vs「のんびり」

われながら、不思議なご縁。
面白いなあ・・・。


満艦飾

2009年10月24日 | Weblog
満艦飾(まんかんしょく)とは、軍艦や自衛艦が祝祭日、記念日、式典等に際し、祝意を表すために艦首からマスト、艦尾にかけての旗線に、信号旗などの旗をいっぱいに飾った有様を云う語。

(ウィキペディアより引用)



今は昔。

大学の謝恩会にでるため美容院から帰宅すると、

父が、私の頭をみて「満艦飾やなあ・・。」といった言葉。

リボンを編みこんで、羽の飾りもつけていたような気がする。

****

さて、本物の満艦飾をみたさに

横須賀新港の護衛艦をみにいった。

外からみられるだけでいいとおもっていたが

一般公開していたので、「さざなみ」「さわかぜ」の

中をみせてもらった。



なかなか、貴重な見学ができたと思う。

海上自衛隊の護衛艦の観艦式が明日、行われる。

「観艦式」というと、

映画「火垂るの墓」では

お父さんが、海軍さんで、お父さんがのった軍艦の観艦式を

神戸の浜で、兄と妹がみるシーンがあった。

とても華やかなシーンだった。

その「かんかんしき」が、今もみられるのだ。

今、日本は、空母をもっていない。

最新の護衛艦「ひゅうが」は、ミサイルの発着をすることができないから、

空母ではないそうだ。

しかし、テレビでは、お隣の国民が、難色を示していた。

難しい問題だ。



さてさて、今日は、海上自衛隊の方たちに親切に案内していただいたり

敬礼されて、身がひきしまった。

ことの是非は、私にはいえないが、

国防の最前線、インド洋など、海外での最前線で

勤めをはたしてくれていることは確かなのだ。



曇り空の下、灰色の護衛艦は、いっそうの貫禄でせまってきた。

万国旗が青空の下だったら、もっと明るかっただろうか?

護衛艦の休憩室では、若い自衛官たちが、談笑し

私も、アイスクリームを食べた。

家族がつれてきた赤ちゃんを中心に笑いがおこって

和やかなムードだった。

これからも、有事になりませんように・・・。



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私の父は、船に乗っていたことがあったので

派手に飾った私の頭のことを「満艦飾」といって

からかったとおもっていた。

しかし、今、調べてみたら、

洗濯物が、たくさん干してある様子を

満艦飾にたとえて、アナウンスすることもあったようだ。

そして、それは、「死語」になっているらしい。



私の頭は、雨後の洗濯物のように

にぎやかだったのだな・・。



今日は、雨が降ったので、我が家の居間の

室内物干しは、まさに「満艦飾」なのだ・・・。

我が家では、この言葉、生き残るか?