改造公認車検 「コッシーの公認車検日記」

改造車公認登録業 、コッシーの公認車検日記。日常の業務の中でのエピソード、感じた事などを書いて行きたいと思ってます!

職権打刻の見方

2022-10-05 21:31:26 | 公認車検
久しぶりのの更新になってしまいました。
なるべく月一には更新したいのですが、あまりにも忙しくてと言い訳・・・
弊社は9月決算ですので9月末に集計しましたが、おかげさまで今期も1200台を超える公認車検を受注させていただきました。
型式に改が入るものを1社で年間1200台の規模って結構大変なんですよ。
近畿検査部管内の全業者が年間に出す出すマル改申請の台数を1社でやってるといえば想像つきますかね。
今日は先日取引から問い合わせのあった件を題材にしてみます。
業者「並行車なんだけど、車検証の原動機型式と、実際にある打刻が違うんだけど。車検通るのかな」
私「何だろう、載せ替えてかわちゃったのかな?? とりあえず車検証おくって」
車検証きたら何だこれ・・・
私「もしかして 東43東  って打刻してある??」
業者「そう、でも車検証 東[41]東 なんだよね」
詳しい人ならすぐわかりますよね。
並行新規時の車検証の入力ミスですね。
登録課の入力ミスは昔は結構ありますね。
特にポルシェの車台番号なんかはよくあった、いまだに間違った車台番号のままの車もありますよ。
今回問い合わせもらったのは、登録課の記載ミスもそうだが、それより昭和の頃から誰もミスに気付かず、継続車検していたのが問題だよね。
誰もエンジン打刻確認していないのかね???
今は職権打刻は国番号でプレート張りでセキュリティシールで直打刻扱いになってるが。
当時はポンチで打ち込んでいました。
ついでなので当時の職権打刻の解説をしときます。
画像にある打刻は
東は東京の意味で、[41]はというとカッコ内は局コードと支局コード、4は関東・1は東京で、要するに東があるので41は東京の意味なのでかぶるので打ち込みません
実際にある打刻は43からです
車台番号の最初の2けたは、1桁目が西暦の最後の数字、2桁目が事務所コード(県に2か所以上ある場合)(県に1か所の場合は年度の一番からになります)
今回のは4は1984年、3は練馬検査登録事務所になります。
原動機型式の場合は一連番号はないので車検証記載は 東[41]43東で、実際に打ってある打刻は東43東になります。
車台番号は43の後が一連番号になります。
なので昔の職権打刻はどの車検場で並行新規検査したのか一目瞭然です。
つまり車台番号は一連番号がありますが10年毎に同じ車台番号が出てきます。
そしてエンジンはその年に打刻はすべて同じ型式になります。また10年毎にすべて同じになりますので同じエンジン型式がたくさんあります。

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