辰野町平出、法性神社近くに「庚申塔」「二十三夜塔」各二基
法性神社の手水舎横に「庚申塔」二基
法性神社参道脇に「握手抱擁双体道祖神」一基。「庚申塔」「文字碑」他五基。更に右に石造物群が並びます。
「享和四甲子年(1804)三月二日 平出下町中」の刻。表情はうかがい知れませんが、 顔を少しかしげて男神の手にそっと手を重ねる女神。その仕草はこの上なく可憐で愛に満ちています。
石碑の隣に「仏塔」十基、「文字碑」二基。ここにある仏像碑は石工:向山重左衛門の作品とされています。
「青面金剛と三猿」・「愛染明王」には上部に「廾六夜」、裏に「石師当村住」の刻が有ります。
「馬頭観音」「勢至菩薩」
左の仏塔には「文政七甲牛(1824)一月日 古畑氏」の刻。右の仏塔には「文政二壬戌天(1819) 四月十二日 春日氏」の刻が有ります。
「如意輪観音」二基
「菩薩像」
辰野町沢底日向の土蔵横に「抱擁双体道祖神」一基。「青面金剛像と三猿」二基。「庚申塔」四基。
「天明三癸卯天(1783)二月吉日 施主」の刻。タンポポの綿毛の中にこっそりと隠れて頬寄せ合うのは、まだあどけなさの残る男女神。
二人の甘いささやきに、ふんわりと飛び去っていた綿毛たち。それでも二人だけの暖かな時間は何時までも続きます。
「青面金剛像と三猿」
辰野町の道祖神・石仏巡り~Ⅲ~に続きます。
撮影日:2016年4月25日
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