車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

柳井街歩き~其の二「甘露醤油」 in 山口県柳井市

2024年06月26日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・山口県

柳井白壁重伝建地区の街歩き、二日目の今日は、2017年の二度目の訪問で、j🐣さんが一緒。観光案内所の方が写して下さった一緒の写真から。

広場の片隅に建立された文学碑には、松本清張「花実のない森」の一節が刻まれています。「柳井市は降りただけで旧い町だと知れた。珍しい町の風景だ。近年、こういう古めかしい場所がだんだん少なくなっている。世に有名なのは、伊豆の下田と備中の倉敷だが、ここにもそれに負けないような土蔵造りの家が並んでいる・・・」

トップは18世紀後半に建てられた土蔵造、二階建、妻入りの「国森家住宅」


油の製造、販売を営んでいた商家で、建物内は、細部まで往時のままに保存されており、内部見学も可能。当時の商人の暮らしぶりを、垣間見ることができます。

金魚提灯と犬矢来が不思議なコントラストを見せる「国森家住宅」。江戸時代中期の豪商の家造りの典型として、1974年2月5日、国重要文化財に指定されました。

白壁の町並みに揺れる赤と白の金魚提灯。まるで祭りの雪洞のようにも見えて、形容しがたい不思議な雰囲気を作り上げています。

昨日のブログで紹介した「重枝醸造の甘露醤油」。柳井には二軒の醸造所があると紹介しましたが、もう一軒がこちらの「佐川醤油店」

入口前には「醤油醸造にかかせない仕込水」。地下70mより汲み上げる地下水は、当地の琴石山系の伏流水。醤油の仕込みに使用されています。という事でお水はご自由にご利用くださいと、とても有難い案内ですが・・流石に街歩きにペットボトル持参は重すぎて😭

美味しいお水は諦めて、こちらの醤油蔵は「甘露醤油資料館」として一般に公開されており見学も可能。

公式HPには「創業以来、杉の三十石桶で醸造する伝統の製法を今尚頑なに守り続け、通常の手造り醤油の二倍の歳月と手間をかけて造られる、芳醇な香りと風味の絶品の再仕込み醤油。その深くまろやかな味わいを、どうぞご家庭でごゆっくりお楽しみください。」

四年の歳月を経ても、ちっとも変わらないひんやりとした空気。蔵の歴史を刻む大きな杉桶、ほのかに甘い醤油のかおり・・ああ、なんて懐かしい。

カウンターにズラリと並んだ銘品の数々。最初の訪問では既に甘露醤油を買った後だったので、醤油を使った「うめ風味ごまふりかけ」。絶品の美味しさだったので田舎の実家用と義姉と近所の仲良しさんと、友人j🐣さんの分に、自分用の予備も合わせてのお買い上げ。荷物持ちさん、ちょっと大きな袋になりましたが、よろしく😆

二度目の2017年は、あの美味しい甘露醤油の味が忘れ難く、こちらにて自分用と義姉へのお土産用に甘露醤油300mlを。j🐣さん、どれもこれも捨てがたく悩みまくってます😅

「天明年間、時の岩国藩主吉川公は、柳井津に美味なる醤油有りとの報に、これを所望。そこで、特に醸造の秘技を凝らした再仕込醤油を献上したところ、その芳醇な味と香りに思わず「甘露、甘露」と歓声を洩らされたと伝えられています。」と、これは公式HPよりの受け売り😊

優しいしつらえの庭。柔らかな景色に心癒されて、佐川醤油店を後にします。

真っ直ぐに続く石畳の道。軒をそろえて並ぶ白壁土蔵の建物。塵一つない往来は、この町を愛して守る人たちの心意気。

ほんわかと温かい心を更に癒してくれる気持ちよさそうな眠り猫。こんな風に旅先で出会う猫さんを見ると決まって思う事は・・「きちんとお家で飼われている飼い猫さんでありますように🙏」

訪問日:2013年4月19日&2017年11月28日

 

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