車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

愛媛県庁本館 in 愛媛県松山市

2020年11月13日 08時00分00秒 | マンホール・マンホールカード・キャラ・愛媛県

松山市の歴史的な建造物は、道後温泉館以外にも沢山ありますが、まずは県庁所在地に敬意を表して「愛媛県庁本館」

昭和4年(1929)に完成した鉄筋コンクリート造り4階建ての建物は、大阪を拠点に多くの公共建築設計を手がけた『木子(きご)七郎氏』。総工費102万円は現在の価格に換算すると、100~120億円に相当するそうです。

正面玄関周りと1階部分は御影石張りで、上部の外壁は人造石洗い出し仕上げ。車寄せの柱は古代ギリシャ建築様式に倣い、アカンサスの葉が彫刻されています。

これほどの建物、内装はどんなに凄いだろうかと、足を踏み入れる前から期待でワクワク。が・・・日曜日だと言うのに、観光客はおろか、見学者の姿さえ見えないのです。雨のせいかなと軽く考えていたのですが、実は見学は土・日・祝を除いた、平日のみ!

折角来たのに・・・・物凄く楽しみにしていたのに・・・何で??何で??きっと守衛さんの目には、物凄く打ちひしがれて見えたのでしょう。どちらからと聞かれて、京都からと答えたその距離を考慮してくれたのかもしれません。
「ロビーだけなら見学しても良いですよ」と、特別に許可をくれたのです。所定の用紙に記入しながら、心は奈落の底から一気に天上に🙏🙏

黒白の大理石の床、デザインの美しさが重厚さを一段と引き立たせる天井照明。細部に渡って細かい装飾が施された壁、柱・・・何が凄いって、ここって現役で知事が執務を行う庁舎なんですよ!

当時のままの公衆電話、ステンドガラスの下で一際存在感を放つ飾り時計に入り口だけは昔のままだというエレベーター。何を見てもどこを見ても溜め息がこぼれるような美しさに、感動さえ覚えてしまいます。

何よりも嬉しかったのは、とかくお役所仕事といわれる職場にありながら、柔軟に対応してくださった職員の方の心配りです。本当に、本当に!!どんなに感謝しているか、愛媛県庁の姿勢が垣間見えたような気がして・・改めて深く御礼申し上げます🙏🙏

訪問日:2011年6月12日

三年後の松山訪問時、電車の窓から見た県庁本館の外観。変わらぬ美しさに当時の感動を思い出し、感無量です。


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