車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

円覚寺(えんかくじ)の鏝絵 in 島根県江津市

2018年04月13日 08時00分00秒 | 日本の伝統・芸能・技の美

【鏝絵(こてえ)とは、日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことである。 左官職人が左官ごてで仕上げていくことから名がついた。題材は福を招く物語、花鳥風月が中心であり、着色された漆喰を用いて極彩色で表現される。】Wikipediaより

島根県の石見地方には、寺社などに種々の鏝絵が沢山残されていると小耳にはさんでしまったご亭主殿。今回の旅の楽しみは石見の鏝絵めぐり。まずは天領江津甍(いらか)街道沿いに境内を構える、浄土真宗 本願寺派寺院「円覚寺(えんかくじ)」

山門を潜り、人気のない本堂の前に行くと・・・・正面の壁に、お目当てのものが!!

題材は「牡丹に唐獅子」。作者は不明ですが、おそらくは本堂建築に関わった左官の誰かと思われます。そんな事はどうでも良いとばかり、一生懸命デジカメを向ける御亭主殿 。

満開の牡丹の上を飛び越えながら、対であろう獅子を見返る姿は喜びに満ちて軽やかに。

遅れまいと追う獅子の顔も歓喜に満ちて軽やか

獅子といえば、きつい顔立ちを想像しがちですが、ここに描かれた獅子は本当に優しいのです。 何かに似ていると思っていたら、ああ、我が家の物凄く可愛い愛猫に似ているんです(*^^*) 特に下半身のもっちり具合とか(笑)

横長の鏝絵なので、継ぎ目部分を中心に牡丹の花をアップで。

今回は素晴らしい鏝絵についつい目を奪われがちですが、貫や梁に施された彫刻も実に見事。

定番の貫の獅子は大きな目を見開き、本堂の鏝絵に見とれる御亭主殿を(多分)優しく見守っています。

吽形さんは・・・あきれ顔(-_-;)

虹梁の下の持送りに施された彫刻は大輪の菊花。

たわわに実った小枝の間を走り回るリスたち。 

明日へと続く石見の鏝絵巡り、鏝絵師の技の数々、お楽しみに(*^^*)

参拝日:2011年5月15日&2019年4月16日

 


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