石川県白山市坂尻町に鎮座される「乙劔(おとつるぎ)神社」。御祭神は『彦火火出見尊、菅原道真』。
「創立の年代は詳らかではないが、往古に神剱が天より降って、この地の妖異をはらって族人の苦悩を救ったといわれる。本殿と弊殿の間に石清水が湧出していて小池があり、鯉などが遊泳し神徳に浴している。明治19年11月8日に乙剱社を乙剱神社に改称した。」石川県神社庁HPより
拝殿前より神域を守護されるのは大正九年九月建立の加賀逆立ち狛犬狛犬さん一対。石工は、この加賀に多くの逆立ち狛犬を残した『福島伊三次』。ご亭主殿ご贔屓の石工さんです。
角を持つ吽形さん。口中に玉を含む阿形さんの黒い目、玉が嵌めこまれていたのか、単に光の加減なのか・・・
拝殿の縁より神域を守護されるのは、何故か真っ黒な狛犬さん一対。文久元年(1861)五月生まれなのでしっかり良いお年です(笑)。
角を持ち、ニヒルに口角を上げる吽形さん、楽しそうに笑う阿形さん。黒い体に真っ白な歯がとても印象的。
拝殿から奥へと延びる渡り廊下、その先に御本殿。どうやらそちらにも心惹かれる狛犬さんがいたそうですが・・・・後の祭り(^^;)
参拝を終えて石段を下る時、木立の間から溢れてきた光。時間的に何も不思議では無いのに、心が洗われるような清々しさに手を合わせ、境内を後にしました。
参拝日:2011年10月12日
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