車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

狭野(さの)神社 in 石川県能美市寺井

2018年02月01日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

能美市佐野町に鎮座される、式内社「狭野(さの)神社」。御祭神は『神日本磐余彦天皇(かんやまといわれひこのすめらみこと)=神武天皇・素盞嗚尊、天照大御神、豊受比咩神(とようけひめのかみ)』

境内案内に【当社は往昔、佐野集落の発祥の地である峠路の山中に、鎮守の神として創建されたもので、郷民の崇敬厚く、嘉祥三年(850)に皇室から正六位上を賜った。狹い谷間の野原の奥にあったから狹野の社と称えられ、これが佐野の地名の起こりと言う。明治35年5月に県社に昇格し、同年12月29日に神饌幣帛供進神社に指定され、明治40年4月に末社神田神社を合祀】

一の鳥居のうちより神域を守護されるのは、メタボ系の加賀獅子タイプ狛犬さん一対。 メタボですが顔立ちは精悍、頑丈そうな太い四肢、そして鋭そうな大きな爪。全体的な印象は・・可愛い(笑)

鳥居の奥に続く境内は鬱蒼とした鎮守の杜。流石に10月の16時半と言う時間・・のんびり参拝とはいきません。 

石工の彫刻が見事な二つの鳥居額。一つは「狭野神社」ですが、古い方の鳥居額の文字は・・

二の鳥居の内より神域を守護されるのは、すっかり御馴染みになった加賀逆立ち狛犬さん一対。「明治三十六年九月  石工・福嶋伊之助」。目に玉を用いた端正な顔立ちですが、残念な事に阿形さんの下顎には剥落が・・・

このまま壮健で神域の守護を続けられますように・・・願いを籠めて

拝殿の右手には、幹の下から幾つも枝分かれした樹齢不詳の「椎の御神木」

御神木近くより神域を守護されるのは、すらりと姿勢の良い狛犬さん一対。鳥取県の神社で何度かお目にかかっていますが・・同じ石工さんでしょうか? 体に比して以上に細い四肢が何ともアンバランスで・・でも結構好みかも。

参道左手に鎮座される「境内社・陶祖神社」。御祭神は『斎田道開(さいだ どうかい)』。釉薬の源土を発見し、赤絵細描技法を発展させた人で、九谷焼の開祖とされています。

「陶祖 斎田道開 生誕の地」モニュメント

雲をけり、軽やかに天駆ける石造りの御神馬

神馬舎の内には陶器製の御神馬。三回なでながら願い事を唱えると願いが叶うと言われています。が・・それを知ったのは自宅に帰ってからの事・・せめて境内の案内に一文加えて欲しかったと思います。

さて・・こちらの拝殿内では、御朱印は自分で印を押すようになっており、墨等もきちんと用意されています。さすがに「これです」と自筆の御朱印を紹介するのは恥ずかしいので、その様子だけ(^^;)

境内の一画に建立されていた句碑

【 その上に 白山すわる 花野かな  新田祐久】

「狭野神社」例祭後の 5月3日から5日まで行われる「九谷茶碗まつり」。九谷焼の陶祖を偲んで、 明治41年に「慰霊祭」をしたのが始まりとされています。国内外問わず全国から毎年約18万人の人が訪れ大変な賑わいをみせるという・・鎮守の杜を背景に建立された「茶碗祭り発祥の地」碑。

参拝日:2015年10月19日

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ご当地マンホール in 石川県... | トップ | ご当地マンホール in 石川県... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神社仏閣・名所・観光・石川県」カテゴリの最新記事