車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

ふらり~引田の町歩き・其の一 in 香川県東かがわ市引田町

2021年02月15日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・香川県

中世より播磨灘における「風待ちの港」として開かれ、引田城城下の港として発展。近世には日用品の集散地および醤油の積出港として栄えた歴史をもつ「引田港」。近代においては、その当時の町並みの保存再生に力を注ぎ、「引田の町並」としての観光資源に活用されています。

昔ながらの景観を今に伝える引田の古い町並みの中に、引田御三家といわれた「旧庄屋:日下家」、「醤油業:岡田家」、「酒・醤油業:佐野家」があります。引田の町並みや東かがわの観光パンフレットに、必ず紹介される赤い醤油蔵の景色。

町中で異彩を放つのは引田御三家のひとつ「岡田家」。赤壁の醤油蔵は宝暦三年(1753)創業の老舗の醤油屋「かめびし屋」の建物。現在でも、日本で唯一のむしろ麹製法による長期熟成のこだわり醤油が製造されています。

築200年を超える醤油蔵は、鮮やかな紅殻色の漆喰壁に守られて、その歴史を培ってきました。天然長期熟成に拘り、三年の歳月をかけて熟成させた諸味で食べる「もろみうどん」は、隠れた名物として、多くのファンを呼んでいるようです。

真紅の壁沿いを歩いているだけで、何もせずとも美しい景色の中の登場人物になれる・・・

何かを足しても、何もなくとも、その空間そのものが壮大なアートのようにもなるこの一画。見つめていると目の奥までもが真紅に染まるような不思議な錯覚を覚え、かすかなたじろぎを感じます。

かめびし事務室及び展示室・赤門・かめびし蔵等々・・・18棟の建造物は2003年9月19日付けで国の登録有形文化財に登録されています。

引田の町並み散策の拠点となるのが「讃州井筒屋敷」。引田随一の豪商として江戸期から昭和まで醤油屋「井筒屋」を営んだ引田御三家のひとつ「佐野家」です。

現在は観光施設としてリニューアルされ、 住居だった当時の母屋や庭などを見学する事ができます。

また、蔵を活用したショップでは、特産品の買い物や食事などが楽しめるようになっています。手袋の生産日本一の町・東かがわ。良質の国産の手袋の付け心地は是非ともお試しあれ!絶対に欲しくなる事請合います😄

引田御三家、最後は江戸初期から明治初期まで、代々大内郡の大庄屋を務め、商店や船の取り締まりを行っていた「日下家」の長屋門。
こちらは現在、住居として人が住まわれており、当然外観のみの見学となります。

焼酎醸造の煙突を保存した「煙突広場」なんていうのもあったり・・本町通りから寺町通りへ、ふらり町歩きはもう少し続きます。

訪問日:2011年6月17日

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