YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

フォークオイル交換 その3

2022年06月15日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
63,018.9km

三方締めクランプの到着待ち状態。


右フォークをトリプルツリーから取り外し、ワークベンチにセット。

タコメーターケーブルをケーブルカバーから抜き取り、軽く清掃。真っ黒なオイルが付いていた。


ケーブルカバー内にはWD-40を吹き込んで洗浄。真っ黒なオイルと共に流れ出てきた。流れ出るオイルがある程度きれいになるまで何度か吹き込んでから、ケーブルを戻した。

フォークオイル交換 その2

2022年06月14日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
63,018.9km

夜遅い時間から作業再開。

まずブレーキキャリパーとフロントフェンダーを取り外し。

昔、このフロントフォークを分解整備した際、スプリングシートの取り外しが一番苦労した作業だった記憶がある。


サービスマニュアルには、「スプリングシートを押して、ストッパリング、スプリングシートを取外します。」と簡単に書いているものの、そんな簡単なものではない。

極太ドライバーでスプリングシートを力一杯押し込んだ状態で、もう片方の手で細いマイナスドライバーでストッパリング(Cリング?)を外そうとするも、とてもじゃないが外せそうな気配がない。何度やってみても、案の定うまくいかない。
以前フロントフォーク分解時はどうやったか思い出せない。何らか別の方法を考えてやったと思うのだが。

すっかり遅い時間になり、本日はここまでとして、とりあえずフォークオイルを発注しようと色々調べていると、三方締めクランプを使ってスプリングシートを外す方法を見つけた。


これならいけそうだ。フォークオイルと共に、早速モノタロウで注文。

三方締めクランプを使って楽に作業できたら、気兼ねなく定期的にフォークオイルも交換ができるはず。フォークオイルも年一回位の頻度で交換した方がいいようだが、今のフォークオイルはおそらく10年以上前に交換したきりだと思う。

フォークオイル交換 その1

2022年06月13日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
63018.9km


フロントホイールベアリングの状態を確認するために、とりあえずフロントホイールだけ外すつもりだったのだが、ここまで外したのなら、フォークオイルの交換もやってしまおうと、またいつもの通り、なし崩し的に作業に突入。


フロントホイールアクスル、アクスルホルダー、ナット類をパーツクリーナーで洗浄し状態をチェック。問題はなさそう。


スピードメーターギア。昨年だったか、一昨年だったか、確かタイヤ交換のためフロントホイールを外した際にメーターギアをメンテナンスしたのだが、内側の摺動部にだけグリスを適量塗布すればいいものを、ツメツメにしていた。けっこうな抵抗になってたんじゃないだろうか?


マイナスドライバーでグリスを大まかにこそげ取り、分解してからパーツクリーナーで丁寧に洗浄。


今回は摺動部のみにエーゼットの極圧グリーススプレーで塗布し、作動を確認した。スムーズそのもの。

ベアリングは、指で回してみたところ、全く問題なさそう。ゴロゴロ感も皆無。グリスは入れ替えてみたいところではあるが、特に問題は無さそうなので、次回タイヤ交換時位まではこのままにする。

すっかり遅い時間になった。今日の作業はここまで。


スイングアームピボットブッシュ交換2

2022年06月04日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
む63,012.5km

昨日の続き。

ブッシュの取り付け部をクリーンアップ。

真鍮のブッシュがそう簡単に叩き込めると思ってなかったが、それにしても、かなり力一杯ハンマーで叩くも、ほんの少しずつしか入っていかない上、入っていくにつれて抵抗が増えるためか、さらに少しずつしか入っていかない。

このままハンマーでぶっ叩き続けてもパーツそのものを傷めてしまいそうだし、握力もなくなってきたので、別の方法を考える。

ホイールベアリング交換時、圧入のために使った自作工具(と言えるほどのものではないが)を使ってみた。

締め付けに相当力が必要だったが、何とかうまくいった。
当分取り外すことはないものの、もし取り外す必要が出てきたら、とんでもなく苦労することになりそう。

ついでに、スイングアームを外さないと手が届きにくい部分を軽く補修。


マフラーの左右ジョイントパイプの右根本あたりをシリコンオフスプレーで脱脂後、耐熱塗料をスプレー。やらないよりはやっておいた方がマシという程度の雑な作業。

フレームの一番下。以前バッテリー液がかかって塗装が剥がれていた部分。こちらは、錆び取り剤を塗布ご拭き取り、シリコンオフスプレーしてからアンダーコートで雑にスプレー。サビの発生が多少遅らせられる程度か。

あと、メインスタンドのピボット部にAZの極圧グリーススプレーにて給脂。


リアブレーキドラムを軽く清掃後、リアブレーキシューの厚みをチェック。3.5ミリほど。


そして今回、先日分解メンテした純正のリアショックに戻した。

ここまで組んで、チェーンガードを組み付け忘れていたことに気づく。
ホイールピボットシャフトまでまた外すのはあまりに面倒で、左ショックの下部ピボットのみ外し、半ば強引にチェーンガードを取り付けたが、塗装があちこちガチャガチャになった。

テストラン。純正ショックは体重をかけた時点である程度沈み込むからか、車高が下がった。
中華製激安ショック装着時と比べて、コーナリングの安定感というか安心感かすごく増している。6万キロ以上使った純正ショックながら、きっちり機能している。これは素晴らしい。

スイングアームピボットブッシュ交換1

2022年06月03日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
63,012.5km

左手でグラブバーを持ち、右手でリアタイヤをつかんで左右にゆすると結構なガタつき。

以前と比べ、コーナリング時にやや不安定さを感じていたのもやはりこのせいだと思われる。


昨年ebayで買った、ドイツ製の真鍮のピボットブッシュと交換することにする。


まず、シート、リアホイール、グラブバー、チェーンカバー、リアショックを取り外し。


そしてピボットシャフトを抜き、スイングアームを取り外す。

前々回ブッシュを交換した際、当て板をして叩き込むのを忘れて、直接ハンマーで叩き込もうとして、崩れさせてしまった。

現在取り付けているブッシュは、右側はまた崩れさせるのがこわく、当て板すればだいじょうぶなのか疑心暗鬼だったため、ブッシュをヤスリで削ってから取り付けたもの。なので指を突っ込んで引っ張るとすぐに外れた。スイングアームのガタつきの原因はここに間違いない。


左側は、マニュアル通り当て板をして叩き込んだため、圧入されていて、そう簡単には外せない。
金のこで2箇所縦筋状に切り込みを入れて取り外し。

夜中になったため、ブッシュの打ち込みは翌日にまわす。