YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 BS32スペアキャブボディー再生?

2024年05月28日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
2024.04.06.

先日、スペアキャブレターがあったことを思い出し、バタフライを取り外した。

XS250 スペアキャブレター - YAMAHA XS250 (4A8)

スペアキャブレターのバタフライシャフトシールを交換すべく、突発的に禁断のバタフライ分解作業を行う。昨日届いていたルータービットを使い、バタフライを固定しているビ...

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これを使えるようにすべく、まずは各部品のチェックと洗浄を行う。

細かい金属パーツはクレの高浸透性パーツクリーナーに浸してからブラシで擦ると思いの外きれいになった。


ボディ本体外部は、粉状の木屑か土が油気でこびりついて乾いたような汚れが全面に付着している。


定番の「メタルクリーン」を使用して洗浄してみる。

水(80度の湯を使用)1.5ℓに対しメタルクリーンは最大量の45g。


メタルクリーン溶液に浸けながらブラシで擦る。こびりついた汚れはなかなかガンコ。


1時間近く擦り続け、流水ですすぎ、各通路にエアーを吹き付け通気を確認。


予想通り茶色い汚れがかなり残っている。
性能的には特に影響がないとはいえ、気分的には良くない。



フェルトバフ+ミニルーターで細かい汚れを磨き取ることにする。

2024.04.12.

各部を徹底的にチェックしつつ、外部の奥まった細かい部分の汚れを落とす。

バタフライシャフトシールは、ちょっと調べてみたところ、スズキの純正部品が使えるらしいので購入してみた。


試しに嵌めてみる。目論見通り、ピッタリ。


細かいパーツは錆び取り剤使用。


バンジョーのアルミパッキンは、内径8mm×外径10mm。オークションにて購入。


ストックしているキャブレターのパーツをあれやこれやチェックしたり、ネジ部を潰してしまったためスペアのフロートチャンバーにつけたままにしていたメインジェットをエキストラクターで外したりしている間に、ふと気づくと午前1時を過ぎていた。

2024.04.13.

バタフライシャフトに付くeクリップ、汎用品が使えるかと思ってモノタロウで買ってみたが、厚みがあって使えない模様。純正品は厚み約0.5mm。どうやら、6mm軸用でも規格が色々あるみたい。


軸付シリコンゴム砥石+ルーターで奥まった部分の汚れを落とし、洗浄してから、おもむろにマスキングを始める。
ミッチャクロンを下地に、モノタロウの黒染めスプレーで簡易補修塗装をしようと。
ちょっと当たっただけでまたすぐ剥げるだろうことは承知の上。


段ボールを簡易ブースにして1回目の塗装。


2024.04.17.

2回目の塗装。
複雑な形状のため、均一に塗るのがなかなか困難。奥まった細かいところにスプレーしようとすると、手前の部分がどうしても分厚くなりがちで、ちょっと塗料が垂れてしまう。


スズキの純正部品を買ってみた。フロートバルブニードルホルダーのシールに流用できるかも。


2024.04.18.

3回目の塗装。
なるべく塗り残しがない様チェックしながら。


乾燥させている間に、スペアのプランジャーのゴム部分を作製。
今回は2mm厚のCNRゴムシートというのを使ってみた
 CRとNBRが一つになった画期的な新素材。耐候性、耐熱性、絶縁性、耐薬品性、耐油性などの5つの特性を持っており、多様なジャンルで幅広く活用いただけるシートです」との説明書き。

そのCNRゴムシートを6mm径のポンチで打ち抜き。


プランジャーに嵌めてみた。いい感じ。


2024.04.22.

マスキングを外す。いいかげんな作業の割には、けっこう納得できる仕上がり。


2024.05.03.

潰れたメインジェットが付いたままになっていたフロートチャンバー。無傷でメインジェットを取ることができたので、使うことにする。


パイロットジェットの穴の奥の汚れが中々取りきれない。キャブテックをスプレーし、しばらくおいてからペーパーウエスでこよりを作り突っ込む、を何回も繰り返す。

外側は、かなりいいかげんにやすりを当て、パーツクリーナーとシリコンリムーバーで洗浄後マスキングし、まずミッチャクロンをスプレー。


2024.05.11.

モノタロウの黒染めスプレーでフロートチャンバーを塗装。


プランジャーボディを組み立ててみる。アルミワッシャーはAliexpressで調達。10枚入りで送料込み200円ほど。


フロートチャンバーの塗装完了。


キースターの燃調キット2セット購入のうち1セットを開けてみる。


豪華なキットだ(笑)


2024.05.14.

以前スペアキャブから取り外して、しまい込んでいた小物パーツの中から使いそうなものをピックアップ。


ちょっと洗浄したり錆び取りしてみた。


2024.05.21.

フェルトバフビット+ルーター、真鍮ブラシビット+ルーター、液体ピカール等を使用して、各パーツの細かいところをキレイにする。

バタフライシャフトとバタフライをキャブ本体に仮組みしてみた。思っていたよりすんなり入り気分が良い。

2024.05.25.

モノタロウ全品10%offデーに乗じて、Eスナップワッシャー(?)を買った。25個も要らないけど、パックになっているし、他では見つからなかったので。


ピッタリの様でよかった。


あとはバタフライバルブを固定する丸サラ小ねじ(m3×7mm)の到着を待つ。

2024.05.27.

昨日到着した丸サラ小ねじ(m3×7mm)。


併せて注文したナベ頭のビス(m4×12mm)、m4スプリングワッシャーは、フロートチャンバーとプランジャーボディの組付けに使う。


ナベ頭のビス(m4×12mm)とm4スプリングワッシャーは、比較のため、純正も3セットだけ買ってみた。

2024.05.27.

丸サラ小ねじ(m3×7mm)の仮組みだけするつもりだったところが、勢いづいて、おもむろに本組みを初めてしまった。

無事(?)バタフライの組付け完了。バタフライシャフトの受け部とシールにはシリコングリスを薄く塗布。


カシメの代わりに低強度のネジロックを使用。


プランジャー組付け。キースターの燃調キットに含まれているガスケットはしっかりした造りで、組付け易かった。


2024.05.28.

キースターの燃調キットから、メインジェット110番を使用。


ニードルジェットも燃調キットから。Oリングは「こんなに小さくてハマるのか?」と思ったが、すんなり付けられた。


フロートチャンバーガスケットも燃調キット付属のもの。若干サイズが違うみたい。使用上は問題無さそうではある。


パイロットジェットも燃調キットから、まずは標準の17.5番を。


フロート、フロートピン、ニードルバルブセット、ジェットニードル、ダイヤフラム、ヘッドカバー、同調スクリュー&スプリングは、今車体に付いているキャブから移植予定。

ここまで組み上がると、早く付け替えてみたくなってきた。

続く。


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