発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展、あーんど「なにもない、ということもない」鈴木淳展。

2012年03月02日 | 物見遊山
 美術館博物館の人気特別展には、可能な限り平日午前中に行く、というのは、近隣住民の義務である。
 近隣というほどでもないけど、福岡市美術館は、車で15分くらい。少し遠回りになっても、警固交差点を避けて行くのがコツといえばコツである。
 というわけで、9時半の開場を目指し、快速マダム2号で出かける。9時27分に到着すると、美術館の駐車場に楽勝で入れた。
 すでに人は来ているが、ゆっくり鑑賞できた。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展。

 ジョコンダさんがいっぱい。
 ラファエロのヒワの聖母とか。
 たくさん福岡に来てくれている。
 「……美とは?」と、いつも考え続けていた人々であろうから、美しいのである。そんなことはほとんど考えずに、日々の業務に追われる身としては、

 るねっさぁーんす、で、満腹になったあと、常設展示へ。
「なにもない、ということもない」鈴木淳展。
 これは3月25日までやってます。遊技場に並ぶ花輪の花が天井からぶら下げられ、たくさんの鏡をつけたウィッグがくるくる回る展示室の壁際には、建築現場の足場がぐるりと組まれ、二層構造の展示となっている。建築現場の足場というのは、結構華奢なもので、注意深く歩かないといけない。で、各所にたくさん置かれた大小の液晶モニタで映像作品をエンドレスで流し続ける。
 まあ、街の風景を切り取って編集した映像なのだけど、とても面白いので、美術館に行かれた方は、企画展示室を見落としなきよう。
 晴れた日の電波塔を鼻に、飛んで来た2つのパラグライダーが、その両側で、眉と目をつくる瞬間とか。

 で、いつもの常設展にご挨拶して、帰る。