発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

I Took Me Out to the Ball Game

2024年06月11日 | 物見遊山
◆ソロ野球観戦
 経緯は略すが、交流戦を見に福岡みずほpaypayドームへ。私は私を野球に連れて行った。ヤクルト戦なので、球場外周には東京音頭が流れ、応援用のビニール傘を売っていて、つば九郎が来てくれていた。
 適当に食べ物を買って内野ビジター側で観戦。これまで福岡ドームの野球の試合に来たことはあるが、2回ともごちそう目当てのスーパーボックスご招待だった。「マネーボール」や「ミスターベースボール」などの野球映画は面白いし、ルールを知らないわけではない。しかし選手が全然わからん。福岡市において非国民ならぬ非市民認定されそうなくらい知らん。ただ、野球見たいならスタンド観戦が正しいことは痛感した。なにしろ、みんな楽しそうだ。
 鳴り物が一時期禁止されたことがあったらしいが、今は金管類も声援もすべて復活してるし、目視する限りマスクも100人に3人くらいで、その人たちも何かしら飲み食いしているし。福岡に限った話ではないだろうし。野球は完全に正常化している。球場以外はどうだ? 
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バスで冒険

2023年12月30日 | 物見遊山
◆西鉄を制するものが福岡を制する
 といっても、乗客の話。西鉄の乗り換えがうまくいけば、福岡のかなりのところに行けるという意味。
 福岡市内なら、天神(高速バスターミナルはあるが、市内便の発着バス停は町中に散らばっている)、博多(市内便はバスセンターに限らない)のほかに、大橋(南方面)、藤崎(西方面)、百道浜(西方面から天神、博多に早く行ける)の攻略が大事になる。
 西鉄電車のどの駅からどの方面にバスが出ているかも大事で、大橋駅(南区の要と言って差し支えない)や久留米駅(八女など筑後各所、うきは、鳥栖、佐賀)のような大きな駅だけでなく、甘木を経て杷木まで行ける朝倉街道駅や、城島を経て大川に行く路線のある大善寺駅、急行も止まらないが、羽犬塚と大川の大野島を結ぶ八丁牟田駅など、攻略すれば便利極まりない。
 海に面した福岡県の西は、唐津に本社のある昭和バスの管轄になる。九大学研都市や糸島には西鉄バス路線はないが、例外的に博多天神をまわり、都市高速で福重まで来て元岡の九州大まで行く「K」という路線がある。今宿の街なかは西警察署バス停で終わりで、あとは人里離れた大学関連施設に向かうが、それを知っていると、いろいろ便利に使える。
 北九州になると、砂津や小倉駅周辺や黒崎バスセンターのほかに、引野口や、三萩野を理解しておく必要がある。

◆西鉄以外のバスだって走る]
 若松方面や、本城あたりは北九州市営が強い。
 柳川や八女などの筑後地区は堀川バスに乗る。八女福島(八女市の中心地)までは、久留米から西鉄バスがたくさん出ているが、そこから先は堀川バスになる。
 福島にある堀川バス本社のバス路線案内を見ると、一体どこへ連れてってくれるのかワクワクしてくる。福島から黒木を経由して日向神ダム(秘境っぽい地名でしょ)脇を通り矢部村に行く矢部川沿いの路線は「をを、これぞ山と渓谷」という美しい景色が続き、眺めてて飽きない。この路線の終わりから1時間かそこら歩くと、地図上では大分の鯛生金山のバス路線があるようだが、そこはまだ行ってない。
 コミュニティバスは、土日に走らない便,月水金(火木土)だけの便など地域ごと、いろいろだ。100円でかなりの距離乗れる路線もある。瀬高駅から山川(みやま市)に行ったときなど、10キロメートルは行ったが100円だった。
 安いがわかりにくいところが結構ある。グーグルマップや乗換案内に出てこない路線が多いからだ。ほんらい地元の人の足だからよその人にはわからなくてもいいということなのかな。
 でも乗るよ。
 


 
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2023秋の冒険

2023年10月05日 | 物見遊山
 相変わらず暑いが、風は涼しい。どこまでが夏なのかどこから秋なのか皆目わからないが、昼の屋外で、まめに水分補給しないと生命の危険がある段階は終わったので秋なんだろう、たぶん。
太宰府駅近く。脱力系屋号。
久留米市田主丸の耳納連山に近い道沿いの無人直売所。
柿にミカンにナス。バケツあり。
スッポン一匹300円。
「かまれないように十分気を付けて持って帰って下さい。」
何ですと? 
 覗いてみると、なんと、生きたスッポンを売っている。普通に魚屋に並んでいるものではないので市場末端価格は知らないが、たぶん300円というのは破格なのではありますまいか。甲羅の長径は25センチ近くあるように見えた。スッポンの生き血を飲ませたりスッポン鍋を食べさせたいほど弱っている家族はいないので捌く熱意もないし、飼える水槽や池もないので、柿とミカンのみ買って帰った。調理しようという強者は登場するのか。

バスの窓から見える久大本線の列車。
 
「全員二刀流」
 大谷さんの活躍が盛んに報道されるシーズンだったが、二刀流の人はどっさりいるとういうポスター。これは新宮中央駅で。 
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フェス会場に、お帰りなさいませ

2021年10月13日 | 物見遊山
◆「皆さま、ライブ会場に、お帰りなさいませ」
 かりゆし58ボーカルの前川慎吾は、ステージに立ち開口一番こう聴衆に呼び掛けた。
 久留米百年公園の野外フェス。日なたは暑いけど、いい風が吹いてる。ロックシーンに詳しいわけではないが、FM局の案内メールに誘われて久留米まで車を走らせた。来てたアーチストのなかで、かりゆし58は、私でも名前と曲が一致する。2012年の映画「愛と誠(実写版)」(笑えるバイオレンス映画。昭和歌謡満載)のエンディングテーマを歌っていて知った。
 優先観覧席にはパイプ椅子が並んでいて、一つ置きに座る。しかも、ワンステージごと客の総入れ替えを行う。客が退場した後に座席を消毒する。入場の際はLINEの友達登録が必要で、マスクも必須。歓声禁止。何と不自由な集会の自由であることか。しかし、現時点では、これが精いっぱいで、この品行方正なロックフェスが成功したなら、次のイベントも開けるということなのであろう。
 歌はもちろんだが、毎日稽古しなければあのギターとドラムはとても無理だと素人にもわかる。去年から、何度もライブが中止になった。中止延期中止延期の繰り返しの中、ずっと練習してきたのだ。本当に今回開催されるのか? また突然の中止になるのではないか? 不安の中で今日を迎えたに違いないのだ。そして、すごく喜んでいるのだ。今のこの一瞬を。聴衆も同じだ。歓声は禁じられても、手拍子は自粛しない。無事開催。よかったね。
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ポーの一族展 久留米市美術館 「萩尾望都にハズレなし」

2021年06月09日 | 物見遊山
◆美術館の通りにエドガー(「ポーの一族」の主人公)がドドーン
 建物の前には登場人物の皆様がドドーン。                                                                                                                                           萩尾望都「ポーの一族」を中心とした原画の展示だった。
◆死なない、年を取らない子供の話
 といえば、「ポーの一族」か森博嗣「スカイクロラ」(←アニメ映画の予告貼ってます。ひんやりした青空と音楽が素敵)か。
 ………その中年紳士は、30年前に引っ越していった初恋相手にそっくりの少女を見つけて話しかける。
「あなたのお母さまは、メリーベルとおっしゃるのでしょう?」
 少女は、メリーベルは自分で、生みの母親のことは知らないと答える。娘に同じ名前をつけたのだろうと思っていたところに「100も年上のような」冷たい目をした兄エドガーと彼らの養父母が30年前の姿のままで現れ、馬車に乗って去っていく。
    この「ポーの一族」シリーズ第1作「すきとおった銀の髪」は、雑誌に初出したのをリアルタイムで読んだ。
 カラー原稿の美麗さと言ったら!ことに「ゴールデンライラック」の扉絵のきれいなことに瞠目。
 特にコミック本を追っかけて読んでるわけではないけど、紹介されてた半分くらいは読んでる。絵も魅力的だけど、どれも、お話がすごい。古くならない。
「11人いる!」は、コミックはもちろん、アニメのVHSも繰り返し見た。
 原作が別の人の、ブラッドベリのシリーズや、光瀬龍原作などは今回、紹介や展示がなかった。
 でも、「マリーン」(今里孝子=萩尾望都のマネージャー=原作)くらいはあってもよかったかなと。孤独な少年の成長を見守る謎の少女は何者? 最後の4ページくらいで全ての謎が解け、行き場のない悲しい純愛の話だとはじめてわかるの。
 言えることは「萩尾望都にハズレなし」。
◆バラのソフトクリーム
 美術館のある石橋文化センターは、バラ園が有名だけど、真っ盛りは少し過ぎていて、今回は、パッキリと咲いたアジサイがとても素敵だった。
 売店で期間限定のバラのソフトクリームを買った。確かにバラの香り。写真を撮るためにバラのところまで行く。途中で落としたり転んだら大笑いだと思いながら撮影成功。
 ポーの一族は、人のエナジーあるいは生き血とバラのスープやお茶で生きる。バラの庭の中の美術館での展覧会にぴったりなのだ。

 



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梅雨の晴れ間の博物館

2021年06月01日 | 物見遊山
◆博多駅。どうです、このSF感!アニメ感!
◆九州国立博物館「よみがえる正倉院宝物」展太宰府の池には花菖蒲。毎度おなじみ九州国立博物館。
 福岡県の各美術館博物館は、緊急事態宣言下とはいえ、ほとんどの特別展は予定通りに開催されるようだ。良い事である。
 明治以降、現在に至るまでの正倉院宝物のレプリカと、それを作るプロセス、現代の匠たちの紹介などの展示。琵琶などの楽器や箱に施された螺鈿や象嵌は、いかにも伝統工芸な個人が登場する。文書のレプリカは、コロタイプ印刷を採用している。プロセスはビデオで紹介。つくるのは鳥獣戯画のレプリカを売っているところだ。
 正倉院の建物の構造についても、CGを使った実にわかりやすいビデオ解説があった。新しい再現作品は、すごく精緻で美しくて、エネルギーがあった。
    今回も、実質的には入場制限なし。入口のカメラで熱を計り、連絡先を紙に書いたら、年間パスを持ってそのまま特別展の入り口に行けばよかった。
 常設展示に行き、油滴天目さんにご挨拶。掌に宇宙、って、さわれないけど。ここに来ると、薄暗い天井の高いだだっ広い展示室で、自分が 大海の中のプランクトンになったような気がいつもするんだ。ことに今回のように、人が少ないと。
 博物館を出たら4時を回っていて、ササっと天神様に参拝し、ササっと梅が枝餅買って博多へ向かうバスに乗る。

 行きのバスは12%、帰りのバスは20%くらいの埋まり方である。
 太宰府参道も、日曜としては人が少ない。インバウンドと修学旅行がない。どこも人が多くない。全く密でない。
 「こんな時代だから」「おうち時間」「新しい日常」この3つを売り文句に使う商品は、私は断じて買わない。「自分と大切な人の命を守るため、責任ある行動を」? そんなのは、富士樹海とかビルの屋上の手すりの内側で宣伝されたし。ほとんどの人は死ぬ気などないし家族や友人に殺意などもたない。媒体費用を無駄遣いすべきではない。そう、私はゴキゲンな生活を送りながら怒っている。


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2021年2月の覚え書き1 九州国立博物館

2021年03月03日 | 物見遊山
◆ここはどこの細道じゃ?
 九州国立博物館 中宮寺の国宝展。
 2月11日。梅のかおる太宰府。
 観覧にはオンラインによる日時指定チケット(事前予約)が必要だとポスターやチラシに書いてある。 
 コンサートや演劇ならまだしも、開館から閉館まで動かないミュージアムに何時何分に行くかあらかじめ決めなければならないというのは窮屈なものである。
 ともかく行ってみる。入れなきゃ常設展だけ見て帰ればいいや。
 博物館に入ると、体調に問題がないことと、名前と電話番号を紙に書かないといけない。これくらいでイラチが出るようでは緊急事態宣言下を生きることはできない。マスクも必要。
 係の人に年間パスポートを示すと券売窓口に行って時間指定をしてくださいということだった、窓口でQR コードの紙をもらって特別展会場へ。
 日時指定なしで、意外なほどあっさりと、すぐに入れた。ようするに空いていたのだ。
 時間を予約すれば必ず入場は確保され、しなければ、そのとき「密」でなければ入れる、ほとんどレストランの予約のようなもののようである。1時間後ならお席あります、おいでになりますかという感じで。予約でいっぱいならその日はあきらめないといけない。
 もう少しややこしいものだと思っていた。その程度であれば、天神様参道で賑わう人々も、もっとやって来るでしょうに。「1時間待ちなら梅が枝餅、2時間待ちならお参りを先に済ませて、お店も見て」とか。

◆奈良中宮寺の国宝
 聖徳太子のお母さん間人媛(はしひとのひめ)(山岸凉子も池田理代子もコミックでおっとりした感じの美しい人として描いていた)ゆかりのお寺、ということは、飛鳥時代からはじまる由緒あるお寺である。仏像がたくさん。目玉展示は中宮寺ご本尊の菩薩半跏思惟像。やはり飛鳥時代のもの。台座から頭のてっぺんのお団子まで、どの方向から見ても、同じ二等辺三角形が見える。ぐるっと回ると正確な円錐にはいる。お寺に鎮座しているときは、そういう鑑賞はできないんだって。美しさに圧倒される。1400年前のものだが古くない。ゆっくり見ることができた。

◆常設展は「天神縁起の世界」
 無実の罪で左遷された先が大宰府というわけで。
 太宰府市に隣接する筑紫野市には「テンパイザン」という山と、その名前がついたJR駅があり、その間にはイオンモールがある。麻雀放浪記的無頼感あふれる響きとはうらはらに、菅原道真が無実を七日七晩天を拝んで訴えたという伝説の残っているという天拝山なのだ。その山頂で祈る菅公の絵もあった。

 祝日としては空いていたのは入場の煩雑さによるものだろう。
 博物館内のカフェと、隣接の休業レストランが、いろいろ取り払われてて、前回より再開が遠くなった風情である。レストランは休日の昼間はしょっちゅう入場待ちの人が並んでいる人気店だった。明るくておいしくて居心地がよかった。
 博物館内でも遊べなくなってる。触る展示はNGなのだ。
 展示は良かったが、前ほどはたのしくない感は否めない。2014年夏なんてこんな感じ。レストランとか、あじっぱとか。



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Go to anywhare but here ここでないどこか、続きは福岡の東の方と、宮崎の山の方

2020年12月06日 | 物見遊山
◆福岡市東区志賀島の金印公園。教科書の金印はこの辺で見つかった。

 見えるのは、能古島、博多湾を挟んで福岡博多の町、東には清潔な未来都市の人工島=アイランドシティである。人工島は、まだあちこちで工事が続く。
 子供のころ描かれた未来都市には、空中透明チューブの中を走る乗り物が登場するが、実際の人工島の乗り物は、普通の西鉄バスと、連接バス。そして、モバイル端末で呼ぶオンデマンドバスである。鉄道はない。見た目は昔ながらのジャンボタクシーだが、システムと法体系が整備されれば、オッシャレーな無人運転の乗り物となるのだろう、と、去年暮れの福岡モーターショーを思いだす。ところで来年はモーターショーはあるのだろうか。
 福岡の香椎浜から橋を渡って人工島、それから橋を渡って海の中道を進み、西戸崎からさらに橋を渡れば志賀島だ。
 空中浮揚の実物大金印屋外展示は和む。透明ケース越しに博多湾が見える。
「なんでこんなところに?」
 いかにも金印が埋まっていそうな遺跡遺構からは離れた場所である。今も淋しいところだ。冬の海となればことさら。
「委奴國」とは何か。貰ったのはどこの誰なのか。新説は常に求められている。

◆ここは高千穂町。
撮影時の気温は̠-1℃。今冬初の氷点下は宮崎県である。遠方オファーが消えうせた今年は、遠くには行っていない。と言いながら遠くにいる。宮崎の山あいは寒くて、五ヶ瀬というところには天然雪のスキー場だってある。となりの日之影町で、冬はジビエ(?)よね、とウズラの焼き鳥を買う。実際はケージ飼いかもしれないが、チキンよりは鉄分多め、濃いめのワイルドなお味。あと、宮崎シャインマスカットキャラメル。高知ゆずキャラメル、萩夏ミカンキャラメル。ご当地キャラメルは、コンパクトなお土産である。


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Go to anywhare but here ここではないどこかへ

2020年11月20日 | 物見遊山
◆ご公儀の主導するキャンペーンには乗っからない
 地味に近辺を歩きまわるだけ。

◆北九州

 陣の原駅の北にあるこのツインタンクは北九州市の浄水場の敷地内の汚泥処理施設で、卵形消化槽という。駅からよく見える。年季が入っていそうだが1988年の運転開始で見た目より若い。年季の入った工場設備というのは北九州市では普通にみられる。八幡の官営八幡製鉄所の最初の高炉は保存されていて「1901」の年号が大書されている。門司の製糖工場の建物はレンガの百年選手で、中の設備は見えないが、現役である。出入りするトラックを見る限り、いろいろ異なるブランドの砂糖を生産している。

◆対岸は下関

 昔は、貨物列車を船に積みタグボートで引っ張って門司(小森江)下関間を輸送していた。その後自走船となり、関門鉄道トンネルができて廃止された。このレリーフは、下関駅前の建物の壁に設置されている。
 
◆下関駅から北側の海岸に沿った道を歩く。
 漁港・水産加工場エリアである。焼き魚の匂いが漂っているのは、マルハニチロの工場で、ちくわを焼いているのかもしれない。
    脳内に、なぜか「勇敢なるスコットランド兵」が再生される。一次大戦時、英国陸軍スコットランド連隊の軍服は、無地カーキのキルトにハイソックスであった。
 漁港エリアを歩けば30分かからない場所に橋一本渡って行く島がある。下関ではヒコットランドとも呼ばれる彦島である。下関戦争の戦後処理のとき、かの高杉晋作が交渉しなければ香港のようにイギリスに統治されてただろうな。

◆下関駅に戻る
関釜フェリー。旅客取り扱い停止中。

下関駅前、謎の光る馬車。乗れる(乗ったんかい!)。

 下関駅から九州にわたる列車の行先は様々だが、日豊線に向かう便が最も多かったと思うが今はほとんど小倉止まりのようだ。これは新田原行き。
 SHINDE「N」BARU  かSHINDE「M」BARUか論争があったことが伺える。
 宮崎県には同じ文字で、「にゅうたばる」という地名があり、航空自衛隊の基地があるが、福岡の新田原の近く(正確には隣の築城駅が最寄り駅)にも、航空自衛隊の築城基地がある。

 よいことと思いついたら、できることからすぐ始めようと思った。時間を無駄にしないことの第一は、よく眠ることだ。寝る前に爆睡ハーブティースペシャルを飲み、あとは眠くなるまでなにか書く。


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日向の国ですよ

2020年10月29日 | 物見遊山
◆日向ですよ
 人生四度目の宮崎県は日向市。
 大分県佐伯以南は、佐土原まで未踏のわたくしである。東九州道を降りて入った国道10号線の未踏区間はウキウキする。
 北九州門司から三萩野まで同じ道が3号は福岡市と熊本市を通り八代海沿岸を、10号は門司から別府大分佐伯を通って日向灘沿いを走る。鹿児島の照国神社前で再び出会う。
 市の体育センターのようなところがあり、ナイター照明つきベースボールグラウンドが三面連続している。
 日向からだいぶ南の日南市飫肥(おび)の公立中学校にベースボール専用グラウンドがありしかも網で囲まれたブルペンがあったのに驚いた記憶がある。サッカー場や陸上トラックも別個にあり、同時使用可能。グラウンド利用日時の調整をしなくていい。
 ようするにスポーツの盛んな土地柄なんだな、たぶん。
 宮崎に来たからにはチキン南蛮である。と思ったが、近くに店がない。では他の物を、とキョロキョロすると、日向は蛤が名産で、貝殻で白碁石を作るのだそうだが、蛤ご飯、蛤リゾット(これ絶対おいしいと思う)の看板に、やったー!と思ったのもつかの間、近くに行くと、市営だか県営だかのその施設は、コロナで春から閉鎖していた。
 観光時間なし。だが海を見る。日向灘、つまり太平洋である。太平洋は三年前の高知桂浜以来。
 遠浅の美しい海岸の向こうには水平線のみ。島影なし。蛤は身のあるものはもちろん貝殻も持って帰ってはだめとの看板。アカウミガメの産卵地とのこと。カメさんが、よっこらしょとやってきて、産卵するのをテレビで見たことがある。それがここ! 砂はきれいだが鉄分多そうなグレイで、肉厚の貝殻がとれるということはカルシウムも多めなんだろうか。漂着物も見当たらない。地元の人が丁寧に整備しているのかもしれない。
 遠くに行く話があれば、都合がつけば行くようにしている。たいして遊べなくても、この機会がなければ一生行かなかったかもしれないところには行っておきたいのだ。
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