発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

2019年にまつわるエトセトラ

2019年12月24日 | 日記

◆コンサートは、九響3回(ニューイヤーと定演とクリスマス)とコンサートオペラ1回と自衛隊音楽隊2回。脳細胞を修復。あとミュージカル1回。音楽鑑賞の神様の愛に感謝。

◆福岡モーターショー。

 12月20日の自動車産業フォーラム。これを聴きに行くのが主目的。

 フォーラムは、基調講演とトークセッションから成り、福岡県のホームページから申し込む。最初に行った2012年1月、ダイハツの白水宏典氏の講演が面白すぎて、以来ハマって毎回行っている。

 2009年に映画「ハゲタカ」これは、中国の投資ファンドが日本の自動車会社をTOB(株式公開買い付け)、ひらたくいえば経営権乗っ取っちゃおうというのをなんとか阻止するお話なんだけど、その映画のなかで「(自動車工業は)日本の基幹産業」という言葉が出て来るんですね。ああ、そうだったんだよね。 

◆スーパージェッター

 今回のフォーラムは無人運転を含めた交通システムの未来のお話。あしたはどっちを目指そうとしているのかちゃんと知っておけば、未来派オババとしての面目も立つというもの。自動運転技術と法律の擦り合わせもあるが、そのうち実現するだろう。うんうん、子どものときに夢見た未来。腕時計型の端末に呼びかけると自律行動する車がやってくるはるか昔の白黒アニメ、スーパージェッター(流星号応答せよ)みたいねまるで。2005年の映画「アイ,ロボット」ウィルスミス主演のSFは、2030年のシカゴが舞台で、完全自動運転の車がたくさん出て来るが、それは大体予測通りになりそうな気配。

 ◆夢は叶うのか、それは持続可能か

 大学や、自動車会社の工場の展示も見た。バーチャルリアリティの工場見学もできた。久留米工業大学の開発した、乗って名前と予約番号を言うと、目的の搭乗ゲートに連れて行ってくれる車椅子。実際乗ってみた。安全でラクチンである。視力に問題があったりする人も安全確実に目的地に行ける。駅も。複雑な構造をもち、目的地が同じなのに乗り場が違う場合が多い駅で、人手も減らしていて、乗客の介助と、駅全体の運行安全確保をどう行うのかに頭を悩ませていたりしそうなところで、この魔法の椅子は役に立ちそうだ。学校や職場内での移動にも役立つので、学習や就業の機会がぐんと広がる。 量産すれば安くなる。(たとえば今セグウェイは15万円。税込み16万5千円で買えるのだ)(あ、欲しくなった?)。

   いい未来だね。で、空っぽのバスや電車を経費をかけて運行するのを少なくて済むようにして、4人乗りの大きな車をひとりの通勤に使うようなことがなくなれば、いろんな無駄がなくなって、資源も大事に使えるようになるのかな。

 すごく便利で洗練された社会があり、それが停電になって数時間で滅亡してしまうという星新一のショート・ショートを、ふと思い出す自分もいる。便利になったものの梯子が外れると簡単に終了するような脆弱な社会になるのかな。

 もっと出かけたくなる、出かけられる社会になるのか。そのシステムは持続可能か。バランスをとりながら発展できるのか。

◆今年の映画は「運び屋」「ゴジラ キングオブモンスターズ」「蜜蜂と遠雷」「空の青さを知る人よ」「ひとよ」。

◆38年ぶりとか20年ぶりとか41年ぶりの人に会う。よい再会であった。

◆自分の残り時間は、あと3年なのか30年なのかその中間かもっと長いのか短いのか。

◆残り時間をうんと楽しく過ごすと決める。まず決める。

◆で、どれだけどんな仕事がしたいのかできるのか。

また何かあれば書きます。皆様、よいクリスマスを。

 


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